代表・森山から皆さまへのご協力のお願い
内閣府の調べによると、「居場所がない」と答えた10代の子どもたちは35%以上。10歳以下の子ども向けの子育て支援が増える中、思春期の子ども向けの支援や、ニーズに寄り添った居場所はほとんどありません。
「家」や「学校」に居づらい状況であれば、それ以外に子どもたちが安心して過ごせる場所を社会は提供できていない。
このいびつな構造が、思春期世代の生きづらさや不安につながっていると考えます。
行政の支援は「子育て支援」とくくられ、10歳以下が対象であることが多いのが現状です。大人が想像しやすい10代以下の「子ども」への支援はありますが、思春期の子向けの支援はなかなか増えていない。実は社会から一番ネグレクトされている存在かもしれないと考えています。
3keysは2021年に皆様からの資金をもとに、全国的にも珍しい形態のユースセンターを開設しました。その特徴は以下の2つです。
①週6日、毎日夜21時半まで利用でき、夜寝る以外の家庭の機能が全て揃っている。
放課後や土日の家のようにただくつろぐことができ、シャワーや洗濯ができたり、食事をとったりすることができます。
②非交流型・非プログラム型で「何もしなくても良い」
虐待や貧困、不登校といった問題を抱えており家や学校、地域に居場所がない子どもはもちろん、そうした大きな問題を抱えていなくても、今の思春期世代の子どもたちは、親の期待やSNSなどを通じた友人との過剰なつながりの中で、ひとりでゆっくり過ごせる時間がない子たちがいます。
人との交流や学習支援、就労支援などによって社会的な力を育む場所も必要ですが、一方では誰からも評価されることなく、「自分らしさを取り戻す場所」「心を休める場所」が必要とされています。
他の子どもの居場所は、勉強や交流が目的とされていたり、長時間の利用が難しかったり、お金がかかったりと、思春期頃の10代の子どもたちがゆっくり過ごる場所はなかなかありません。
そのような中で、3keysのユースセンターはこれまでにのべ5,200名以上が利用し、「10代の子どもたちが安心して一人になれる場所」としてなくてはならないものになっています。
民間団体である3keysだけでは、こうした居場所を広げていくには限界があります。
他の地域の孤独や悩みを抱える子どもたちにもこうした居場所を提供するため、子どもの居場所づくりのノウハウの蓄積と啓発活動をもとに、行政主導の非交流型・非プログラム型の居場所一箇所目の実現を目指します。
その後は、他の自治体でも取り入れやすくなるよう、「行政型の子どもの居場所づくりのガイドライン」を策定し、実現できる場所を増やしていきます。
ユースセンター立ち上げ当初から構想していた、行政を巻き込み子どもの居場所を社会に広げるというプロジェクトに、この度挑戦します。あたたかいご支援のほどよろしくお願いいたします。
・目標金額:2,000万円
・寄付の使途:
いただいたご寄付は以下の費用に大切に使わせていただきます。
①ユースセンターの継続的な運営と子どもの居場所づくりのノウハウの蓄積
②ユースセンターの意義、独自性を知ってもらう啓発活動・行政への働きかけ
③行政主導の非交流型・非プログラム型の居場所を実現するのに必要な準備費用
・思春期世代の支援の必要性
・「何もしないからこそ、私らしくいられる」ユースセンター
・子どもたちの居場所づくりは3keysだけでは解決できない
・応援メッセージ
・運営主体である3keysについて
つながりが増えた社会だからこそ感じる孤独感。現代の子どもたちは「居場所」を求めている
2022年12月に内閣府が子ども・若者を対象に実施した調査では、35%以上の10代の子どもたちが「(家や学校以外に)居場所がない」と回答しました。
また、居場所が「ない」と回答した子どもたちには、人との交流があったり何らかのプログラムが用意されていたりするよりも、「一人で過ごせたり、何もせずのんびりできる場所」のニーズが高いとの結果も出ています。
3keysが立ち上げた10代向け支援サービス検索・相談サイト「Mex(ミークス)」は年間100~200万人に利用されていますが、Mexで2023年に子どもたちに最も多く検索されたキーワードは「行ける居場所」というものでした。
またMexを通じて、子どもたちの悲痛な声が毎月100件以上寄せられます。(※以下抜粋)
家に居場所がなく頼れる友人もいない。コロナで空いているお店も少なく行くあてがない。昨日も行くあてがなく夜に結局3時間も徘徊してしまった。どうすればいいのかよく分からない。
家族の仲が悪くて息が詰まりそうです。子供である私には何もできないし、我慢するしかないのでしょうけど、しょうがないの一言で乗り切れないほど辛いです。もう学校にも行きたくないし家にもいたくなくて居場所がありません。
何をやっても親を喜ばせてあげられない。勉強も部活も自分の全力でやってるのに結果 を残せないのが辛くてだからいつも本気でやってないと言ってる。勉強もしてないけどで きるってキャラを演じてる。もう疲れた。 助けて。 これ以上誰にも迷惑をかけたくない。 どうしていいかわからない。
今の子どもたちは、SNS等の過剰な繋がりの中、大人以上に日常的に疲れやストレスを感じていると言われています。
私たち大人はつい、子どものうちは「つながり」「交流」があることが良いことと思いがちですが、時代が変わり、24時間SNS等で繋がり続けている今の子どもたちにとって、それらのもつ意味は変わってきています。
「何も求められることなくただ居ていい場所」「周りの目を気にせず自分らしくいられる場所」というのは想像以上に子どもたちに求められているのです。
2021年にクラウドファンディング等にて皆様から資金を集めて開設した3keysの「ユースセンター」は、2024年5月で開設から3周年を迎えました。これまでにのべ5,200名以上が利用し、「10代の子どもたちが安心して一人になれる場所」としてなくてはならないものになっています。
ユースセンターは、非交流型・非プログラム型で「何もしなくても良い」を大切にしています。今の思春期世代の子どもたちは、たとえ虐待や貧困といった深刻な課題を抱えていなくても、勉強や部活で忙しく、親の期待やSNSなどを通じた友人との過剰なつながりの中で、ひとりでゆっくり過ごせる時間や心休まる場所がない子が多くいます。
人との交流や学習支援などによって社会的な力を育む場所も必要ですが、一方では誰からも評価されることなく、「自分らしさを取り戻す場所」「休める場所」というのが、実は10代に最も必要とされているのではと考え、ユースセンターを運営しています。
ユースセンターでは、食事、洗濯、 シャワーなど、” 夜寝る”以外の家の機能が揃っており、子どもたちが必要なときにいつでも利用できる場所でありたいと考えて運営しています。
こうした新しい形の子どもの居場所に対して、「虐待やいじめなどで悩んでいる場合は、 人との交流がある場所に子どもたちが行きたがらず、つなぐ先がなかった」と、喜びの声をいただくことも多いです。
特に子ども家庭支援をおこなう行政職員の方々には、この新しい居場所の在り方に多くの共感をいただいています。
しかし民間団体である3keysだけでは、こうした居場所を広げていくには限界があります。そこで、こうした居場所を広げていくための一歩として、港区の子どもの居場所づくり検討委員会に代表の森山が参加するなど、連携を深めてきました。
<最近の主な啓発・広報活動 >
・行政向け研修会の実施 参加人数計:37名 (2024年2月と5月に計5回実施)
・区議会議員や他団体からの見学受け入れ: 受入人数80名 (2023年度)
・自治体の子どもの居場所づくり検討会に代表 森山が委員として参加: 2024年5月より
・こども家庭庁や自治体担当者、他NPO団体を招き、子どもの居場所に関するトークイベントをオンラインにて開催:申込人数144名(2024年6月)
その中で行政主導の非交流型・非プログラム型の居場所を広げていくために必要なことが見えてきました。今回のクラウドファンディングでは、皆様からいただいた資金をもとに以下の2つに取り組みます。
子どもたちの利用状況や運営実績をもとに、センターの体制(開館日時やエリア、必要な機能やレイアウトなど)や職員に必要な専門性・スキルの分析を行い、より子どもたちのニーズに寄り添った居場所をつくるためのノウハウの蓄積を行います。
子どもたちの生の声やデータを集め、大人の価値観を過信せず、子どもたちが本当に必要としているサポートを明らかにしていきます。
子ども食堂や児童館など10歳以下の子ども向けの支援は実施されている一方、10代以降の思春期世代の子ども向けの支援は、予算や十分な議論、事例が少ない状況にあります。
セミナーや内覧会等の実施により、行政職員及び議員への周知を行い、その必要性を知ってもらう啓発活動を実施します。
①②により行政主導で展開していくための機運を醸成し、各主要都市の自治体や、こども家庭庁、都道府県等とコミュニケーションをとりながら1箇所目の居場所づくりを行います。(3年以内が目標)
その後は、他の自治体でも取り入れやすくなるよう、「行政型の子どもの居場所づくりのガイドライン」を策定し、さらに社会に広げていきます。
私たち3keysは、生まれ育った環境によって「子どもの権利」が保障されない子どもたちをゼロにすることを目指しています。
児童虐待や子どもの貧困、孤立など、子どもたちを取り巻く現状は深刻さを増しています。どんな家庭や環境で育っているかで、子どもが受けられる教育や愛情には大きな格差が生じています。
私たちは困窮している子どもたちの親や教員を変えていくことは目指していません。家庭や学校の負担を増やすのではなく、社会全体でその負担を減らしていったり、役割を支えること、最終的には社会構造自体を変えていくことを目指しています。
子どもたちに安心・安全な育ちを提供するのはすべての大人の役割です。
すべての子どもたちが、自分らしくいられる社会になるように。
今回のプロジェクトにご支援をお願いいたします。
まず、3keysの皆さんが子どもたちの未来に向けて懸命に取り組まれていることに、心から敬意を表します。私自身、これまでmixiやメルカリの成長を支える中で、多くの困難や挑戦を経験してきましたが、その中で「人を大切にすること」がどれほど重要かを学びました。
また、メルカリではプロダクトを通じて多くの人の生活をよりよくして行きたいと思い取り組んできています。
3keysのみなさんの活動は、社会の未来を担う子どもたちという人を大切にし、そして格差なき社会の実現に伴って、多くの人の生活をよくしていくという点で、大変共感しますし、今の社会にとても大切な活動だと感じて、応援を続けてきました。
1人の応援者として現場も行かせていただきましたが、思春期世代の多感な子どもたちがまさに必要とする空間となっており、良い意味でイメージを覆されました。3人の子どもを育てる父親として、情けではなく、本当に必要なものを作って提供しようとする3keysさんの本気度や姿勢が伝わりました。
今回のクラウドファンディングや、挑戦を通じて、さらにたくさんの子どもたちがいつでも立ち寄れる場が増えることを願っていますし、ぜひこのメッセージを見たたくさんの方々も応援者の仲間になってくれたらうれしいです。
3Keysの森山さんからユースセンターの構想についてお話を聞いたのは2019年の暑い夏の日だったと記憶しています。その後、2021年に「非交流型、非プログラム型」の居場所を構築し、安心・安全な居場所を具体化されました。居心地がよく、ゆっくりと、落ち着いて、くつろぎ、心を休める場所が出来ました。実家や住んでいる場所にそのような場所がない人にとって、とても大事な場所になります。
しかし、3Keysが東京で一か所のユースセンターを運営していても全国でそのような場を必要とする若者には到底届きません。継続的に運営できるモデルを作り、各地の行政に受け入れられるようになってこそ、初めて全国各地で使ってもらえるようになると思います。既存のユースセンターの運営を継続するため、そして、これまでの学びを集約し、展開可能なモデルを作るためにクラウドファンディングのプロジェクトを立ち上げることにしたと聞き、是非応援したいと思いました。皆様も応援、どうぞよろしくお願いいたします。
私は長年、児童養護施設で虐待を受けた子ども達に接し、その心の傷の深さを知り、それによる不登校や自傷行為、オーバードーズという行動の解決の難しさを感じてきました。このような子ども達は自分を受け入れてくれる人や場所を求めています。近年、社会問題となっている「トー横キッズ」は居場所をなくした子どもたちの典型的な姿と思います。彼等は常に危険と隣り合わせの生活をしています。森山代表は3年前に民間としてこのような問題の解決に立ち上がり、子ども達が自分の考えや気持ちを優先して放課後に家で過ごせるような環境の中で自分らしさを取り戻せる場所としてユースセンターを開設されました。相談も、食事も出来る「居場所」です。この3年間の利用者は5000人。この数字はある意味、親や社会の被害者ともいえる子ども達が如何にこのような場を求めているかを証明しています。森山代表はこの3年間の知見を社会に還元して行政と連携してユースセンターのような「居場所」を各地に拡げることを計画されています。もし、これが実現すれば、どれだけ多くの子ども達が心の安らぎを得られるか。必ず実現して欲しいプロジェクトです。「一燈照隅 万燈照国」。皆さんお一人お一人のご支援が子ども達の未来を明るくします。よろしくお力添え下さい。
設立・運営を行うのは、私たち認定NPO法人3keys(スリーキーズ)です。
認定NPO法人とは、NPO法人のうち、“「一定の基準を満たしている」と所轄庁(都道府県・政令市)が認めた法人”のことです。認定NPO法人はより高い税制優遇を適用するために「より客観的な基準において、高い公益性をもっている」ことを判定された法人で、NPO法人の中でも約2%程度となっています。
認定NPO法人3keysへの ご寄付は、寄付金控除の対象となります。所得税の税額控除の場合、確定申告によって寄付金額から2,000 円を差し引いた金額の40%が所得税から控除され還付されます。また、寄付金額から2,000 円を引いた金額を所得から控除する所得控除を選ぶこともできます。
※住民税の寄付金控除については、各自治体によって異なります。詳しくはお住まいの市区町村の税務担当課にお問い合わせください。
このプロジェクトは「GIVING for SDGs sponsored by ソニー銀行」の認定プロジェクトです。「GIVING for SDGs sponsored by ソニー銀行」では、寄付決済時に発生する決済手数料をソニー銀行が協賛することで、寄付者の想いがこもった大切な寄付金を全額 NPOに届けます。寄付金の社会への還元性を高めることで、寄付文化の浸透および NPOの社会課題解決に向けた活動を支援することが可能です。
▼GIVING for SDGs特設サイト
https://congrant.com/jp/corp/s...
▼ソニー銀行のウェブサイト
https://moneykit.net/?cid=cf_g...
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