サバイバルマスター講習とは
72時間サバイバル教育協会が提供する、サバイバルマスター認定講習は、ライフラインが止まっても何とか工夫して生き抜くための8つのサバイバルスキルを身につけるための学習プログラムです。
プログラムの特徴として、指導者はやり方を安易に教えたりせず、子どもたちが自ら考えながら、いろんな方法を試し、自分なりの正解を見つけるためのサポートをすることに徹していることです。
何のためにこれをやるのか、なぜ出来たほうがいいのかを理解しないままに、一方的に教えられて覚えさせられたことは、そのうちすぐに子どもたちの中で重要度が下がっていき忘れ去られていくでしょう。
そうならないためにも、子どもたちが自主的にトライし、たとえ失敗したとしても学びにつなげていき、継続した学びの意欲を引き出すプログラム構成になっております。
この活動が目指すところ
災害時に子どもと保護者が一緒にいるとは限りません。
むしろ平日の昼間は地域に住んでいる住民の力で、共助をしていく必要が出てきます。
行政の方が何とかしてくれるだろうという考えは持たない方がいいでしょう。
日本の全公務員の数は、国民1000人に対して30人というデータがあり、しかも災害時に実際に現場で対応することになる人の比率は1000人に対して1人と言われています。
また昼間に地域にいる大人の多くは高齢者の方である可能性が高いです。
そこで私たちは、小学生から地域防災に目を向けるために育成を始め、中学生や高校生が実際に避難所を運営したり、地域の要支援者を手助けしたり出来る人材になってほしいと願っております。
そのためには年に一回の避難訓練だけでは足らず、継続した減災学習を子どもたちが自主的に行う仕組みが必要だと考えております。
さらにその先に
私たちがゴールとしているのは、災害時に自助共助出来る人を育成するだけにとどまりません。
避難所運営をしていくことが出来るように、と考えていくプロセスで、高齢者や障害を持っている方、日本語がわからない外国人の方など多様な人がいることを知り、災害時だけではなく日常生活においても、地域の方とつながりを持って、真の共助が出来る、そういった人づくり地域づくりを目指しています。
また、自ら考えて行動する力を身につけることで、世の中に不確実な情報が溢れている中、正しい判断をして社会を良い方向に導いていける人材になってくれることも願っています。
これからの未来を創っていく子どもたちのために、温かいサポートをよろしくお願い致します。
一般社団法人72時間サバイバル教育協会
代表理事 片山誠
ご支援の使い道
72時間サバイバル教育協会は、非営利型の社団法人として東日本大震災の翌年から少しずつ活動を始めました。
活動当初は試行錯誤の中、年に数回の講習会を実施しながらプログラム開発をしてきました。
2018年に公式テキストを出版し、ようやく活動の方向性が定まってきて、指導者の養成も全国各地に少しずつ拡げていっております。
しかしながら、これまでスタッフが他の仕事の傍らで運営してきた事務局も、業務量が増えるにつれ無報酬での運営が厳しくなってきました。
また、この不景気の中で、こういった教育を子どもたちに受けさせてあげたいと願っていても、参加費を工面することが困難だという方の声をよく聞くようになりました。
そこで、皆さまからのご寄付をこのような課題の解決のために使用させて頂きたいと思います。
3,000円の運営サポートのご寄付を50名の方から頂ければ、1か月の事務局運営が安定して行えます。
また子ども講習検定費のサポートを10名分頂ければ、子どもたちを10名集めての講習と検定を1回無償で行うことが出来ます。
一人でも多くの子どもたちが、皆様のご支援を受けて、社会に貢献できる人材に育っていくことを願っております。