ADRA Japan (アドラ・ジャパン)

【CIC Japan 合同会社】能登半島地震被災者支援プロジェクト

能登半島やその周辺では、昨日(2024年1月1日)の16時10分頃の地震の4分前にも震度5強の地震が発生しており、その後も震度5弱以上の地震が7回以上も発生しています(1月1日21時時点)。停電、断水、火災も広範囲で発生しており、被害の拡大が心配されます。1月の厳しい寒さの中、家を離れて避難せざるを得ない方々に寄り添った支援を届けられるよう、情報収集や調整を進めていきます。
2024-01-12 10:00
避難所に支援物資を無事に届けることができました!
1月8日に被災地に向けて出発したADRAスタッフは、無事にその日のうちに一時拠点の富山県のセブンスデー・アドベンチスト富山キリスト教会に到着し、9日には、被災地NGO協働センターを通して、石川県七尾市にある中島地区コミュニティセンターにて物資の受け渡しをすることができました。

令和6年能登半島地震により被災された皆さまに、心よりお見舞い申し上げます。

そして、温かいメッセージとともに、募金をお寄せくださる皆さまに深く感謝申し上げます。

1月8日に被災地に向けて出発したADRAスタッフは、無事にその日のうちに一時拠点の富山県のセブンスデー・アドベンチスト富山キリスト教会に到着し、次の日に備えることができました。

翌日の9日には、被災地NGO協働センターを通して、石川県七尾市にある中島地区コミュニティセンターにて物資の受け渡しをすることができました。

中島地区コミュニティセンター  石川県七尾市2024年1月9日撮影

中島地区コミュニティセンターも避難所として使われており、日中はお仕事や片づけもあり、30人ほど、夜は35人ほどの方が避難されているようです。

ここでは、停電からは復旧し、テレビなどで情報をとることはできていましたが、断水は1月9日時点ではまだ続いており、生活に支障をきたしていました。

食料関係は、担当者によると各方面より支援物資が運び込まれ、徐々に足りてくるようになったとのことで、ホッとした顔をしておられました。

避難所では、避難してきた住民の方々が雪かきや物資を運ぶなど、お互い協力しあって生活しており、ADRAが物資の搬入をするときにも、お手伝いいただきました。

積荷を下ろすADRAスタッフ 石川県七尾市2024年1月9日撮影

物資の荷下ろしを手伝ってくださった避難所の方々  石川県七尾市 2024年1月9日撮影

物資を搬入した時に、お聞きした声です。

「(大豆ミートを使ったレトルト食品と聞いて)大豆だって?野菜大事だもんね、助かる~」 60代女性

「こんなにたくさん物が届くなんて。中には全然物が届かないところもあるらしいし、全国からいろんな人が来るとは思ってもみなかった」 50代男性

「じっとしてたら悪いから、俺らもできることは手伝わなきゃ」60代男性

ADRAスタッフが帰路についた次の日、避難所では早速大豆ハンバーグを食べられたそうで、「とても美味しいと好評だった」と担当者よりご連絡をいただきました。

製造元である三育フーズ株式会社様のご協力のもと、セブンスデー・アドベンチスト教団様ならびに皆さまからの温かいご支援により、支援物資を届けることができましたことを、心より感謝申し上げます。

また、1月10日には中長期的な支援も考慮し、全国で物資の輸送や足湯、住民同士の交わりの場としても活躍してきた災害対応バス「ゆあしす号」をメンテナンスにだすことができました。

スタッドレスタイヤを載せ、メンテナンスに出す前に最終チェックをするADRAスタッフの小出 千葉県市原市 2024年1月10日

ゆあしす号のメンテナンスのために千葉トヨタ自動車株式会社 姉崎店様の工場に入庫 千葉県市原市 2024年1月10日撮影

ゆあしす号のメンテナンスのために千葉トヨタ自動車株式会社 姉崎店様の工場に入庫 千葉県市原市 2024年1月10日撮影

なかなか即座に対応していただける工場を見つけることが難しい中、対応していただけた千葉トヨタ自動車株式会社 姉崎店様のご厚意に感謝申し上げます。

昨年も茨城県取手市や千葉県茂原市での水害復興支援活動の際に大活躍だったゆあしす号は、雪国に行くための錆止め、スタッドレスタイヤへの交換、エアコンのメンテナンス、バッテリー交換、その他の基本的な点検をしていただき、被災地NGO協働センターや現地の支援団体、関係各所と調整の元、来週末ごろには被災地にむけて出発する予定です。

引き続き、皆さまからの温かいご支援を、どうぞよろしくお願いいたします。

被災された皆様へ

この度の事態に、心より御見舞い申し上げます。今はまだ本当に大変だと思いますが、住まいが被災したらまずは写真を撮ってください。過去にADRAが支援に入った災害被災地では、写真を撮らずに片付けや修理をしたために、給付金などの公的支援などを受けられなかった事例が多数ありました。被災状況のわかる写真は「り災証明書」の発行や損害保険の請求に必要です。心身ともにつらい状況の中だとは思いますが、まずは写真を撮ってください。https://www.pref.ishikawa.lg.j...

また、今晩から明後日頃にかけてお天気が崩れる予報となっています。以下の動画やチラシに、屋根に上らずに家財を守る方法が紹介されていますので、ぜひ参考になさってください。

動画:ブルーシートを部屋に張る 自分でできる雨漏り対策
(制作:NHK・協力:震災がつなぐ全国ネットワーク)
https://www3.nhk.or.jp/news/sp...

チラシ:屋根に被害を受けた方へ(制作:NHK)
https://www3.nhk.or.jp/news/sp...

チラシ:屋根に被害を受けた方へ(制作:NHK)
https://www3.nhk.or.jp/news/sp...

団体情報
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