クリスマスプレゼントは、もともとは収穫に感謝し、厳しい冬に備えて気力と体力を養うために、家族や友人が集まり、食べたり踊ったりと楽しく過ごして贈り物をし合ったことがはじまりと言われています。
最初のサンタクロースと言われているのが、紀元3~4世紀に、困っている人々に寄り添ったことで知られる聖ニコラウスです。困窮していた親子の家に金貨を投げ入れ、その金貨が偶然にも暖炉に吊るしてあった靴下に入ったことから、クリスマスプレゼントは靴下に入れられるようになりました。
ウクライナの戦争が激化して約2年。ウクライナの子どもたちは、靴下を吊るしてプレゼントを待つ穏やかな夜を過ごすことは難しくなっていますが、日本にいる私たちがサンタクロースとして、子どもたちにプレゼントを贈ることはできます。
ADRAの支援活動に参加して、子どもたちのサンタクロースになりませんか?
2024-02-02 10:07
ウクライナの子どもたちに、日本からのクリスマスプレゼントをお届けしました!(動画あり)
子どもたちの願いを叶えるため、昨年のクリスマスは日本のたくさんの方々がウクライナの子どもたちのためにサンタクロースになってくださいました。クラウドファンディングなどに寄せてくださったご寄付で、戦火から逃れ避難所に身を寄せている子どもにも、異国の地に避難している子どもにも、クリスマスプレゼントを届けることができました。前回ご紹介した写真に続き、動画も届きましたのでご紹介します。
クラウドファンディングなどに寄せてくださったご寄付は250万円以上にのぼり、そのほかのご寄付も併せてウクライナに住む、また隣国スロバキアに避難する子どもたち1,200人にオモチャやお菓子が入ったプレゼントを届けることができました。
現地からはたくさんの笑顔の写真と共に、喜びと感謝の言葉が届いています。
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子どもたちの笑顔はこちらの動画でもご覧いただけます:https://youtu.be/On-ic3l4De8
下の写真は、戦闘の激しかったマリウポリから隣国スロバキアに避難した4才の男の子です。避難してからこの半年間、一度も笑顔を見せることがなかったそうです。それが、みなさんからのクリスマスプレゼントを開けた瞬間、自然と笑みがこぼれたそうです。
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笑顔になったのは、子どもたちだけではありませんでした。プレゼントを受け取った子どもの保護者たち、プレゼントを届けたスタッフやボランティアなど、周りにいた大人たちもみんな笑顔になりました。
みなさまがご支援くださったクリスマスプレゼントは、寒いヨーロッパの冬にたくさんの人たちの心を温める魔法のような贈りものとなりました。
こんな素敵な笑顔を守るため、私たちは引き続きウクライナ、そして隣国スロバキアで支援活動を行ってまいります。皆さまの温かいご支援に心より感謝いたします。
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(スロバキアでは駐在員高橋自らの手で子どもたちにプレゼントを届けました。)