2018年8月、私たちは、共働きやひとり親家庭など家に帰っても一人で過ごさざるを得ない障がいをお持ちの子どもたちのために、豊見城市で放課後等デイサービス&児童発達支援事業所として『キッズコートとみぐすく』を開所しました。そして、その1年半後の2020年2月に、同じ豊見城市内で『キッズコートぼぬーる』を開所しました。
『キッズコートとみぐすく&ぼぬーる』では、
・主体性を育む自由時間
・周囲との関わり方を学ぶ思いやりシール活動
・「心とからだの健康つくり」をモットーとしたプロのヨガインストラクターによるキッズヨガ教室
などを毎週開催して、子供たちの健やかな成長を目指すべく寄り添っています。
活動開始から4年目に入り『キッズコートとみぐすく&ぼぬーる』は、毎月のべ500人以上の子どもたちが集まる居場所になりました。これからも地元の方々にとって、さらに喜ばれる存在となるべく日々奮闘しています。
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なぜ子どもたちに、療育の場所が必要なのか
現在の日本では何らかの障害を有している人の割合が全体の7%であり、これを小学校のクラスにあてはめてみてみると、約30人学級の中で支援級に通う子供が平均2人いるということになります。エリアや学校によってはもう少し多いところもあるかもしれません。厚生労働省による福祉行政報告例によれば(下図)、沖縄県の18歳未満の子供への療育手帳(障害を持つ方を対象に都道府県から交付される手帳)の交付件数は、平成22年度には3075件だったものが平成28年度には3873件に増加していることが分かります。
学校という場所は、勉学に励む場所であることはもちろんですが、友達付き合いを通じて人間関係を育む場所でもあります。その中で、大多数の健常児とは少し違った感覚を有したために、友達とうまく意思疎通できなかったり、自身の感情の動きを上手に扱えなかったりする子たちは、学校では苦しい思いをすることもあるかもしれません。そんな子供たちのために、一人一人の障害に真正面から向き合い、心の拠り所となる場所を確保することは、その後の子供たちの人生に、より大きな良い影響を及ぼすと思っています。
昨今では、医学の発達により出生前から一定の障害の有無は判明できる時代となりました。そのような時代の中で、発達障害等の子供たちの絶対数が年々増えているのが現状です。よって、今後の日本にとっても、発達障害等の子供たちのための居場所づくりは必要なことだと考えます。
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ご支援の使い道
『キッズコートとみぐすく&ぼぬーる』は、皆さまからのご支援で成り立っています。そしてそのご支援をもとに、これまで地元の子どもたちに、こころとからだの健康つくり、プロのインストラクターによるキッズヨガ、また専属の言語聴覚士指導による発語発音訓練などの療育を提供してきました。
これからも継続的に活動を続けていき、沖縄への移住や長期滞在されるご家族の方たちの事業所づくりのために、スタッフやボランティアの方々へ、人件費や謝礼、交通費を支払いたいと考えています。
皆さまからのご寄付は、主にスタッフの人件費の補足や、ボランティアの交通費として使用させて頂きます。5,000円のご寄付を8名の方からいただければ、1日の事業所運営ためのスタッフ4名が確保でき、10人の子どもたちが朝から夕方までの時間を楽しく過ごすことができます。
おわりに
このページをご覧頂き誠にありがとうございます。一般社団法人希望舎の代表金子昌年です。
2015年、私は社会的弱者のための居場所づくりをしたいと考え、大人の障害福祉サービス事業所を他県で立ち上げました。そしてその5年後の2018年の夏から、ここ沖縄県豊見城市で子供たちのための療育の場所を運営し始めました。豊見城市の2つの事業所は、今ではあわせて毎月のべ500人以上の子供たちが通ってくる場所となっています。
さらに現在、3つ目の事業所となる「キッズコートおなが」を新たに開設するため、日々準備を進めています。この新事業所開設に併せて、前述の言語聴覚士のような専門職のスタッフをさらに増やし、1つのチームとして各事業所を巡回できるような状況を目指しています。
今後は更なる地域貢献に邁進する一方、日本全国から沖縄に移住してこられた家族の方たちや、長期的に沖縄に滞在される家族の方たちに向けた事業所も、増やしていきたいと計画しております。
私、金子は沖縄が大好きです。これを読まれている方たちの中にも沖縄が大好きな方が多くいらっしゃると思います。気軽に沖縄を満喫していただけるよう、沖縄に根をはって療育事業を行っている私たちが、お手伝いさせていただきます。
皆さまの温かいご支援の手をお待ちしております。
一般社団法人希望舎 代表理事 金子昌年
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よくいただく質問
◯領収書はもらえますか?
はい、都度のご寄付の場合は、ご希望いただいた方に寄付金受領証明書(領収書)を発行しております。なお、領収日付は、お申込み日ではなく、各決済代行会社から弊団体に入金された日付となります。
また、継続寄付(毎月のご寄付)の皆さまには、毎年1回、1月下旬に寄付金受領証明書(領収書)を発行しております(前年1年間に、当法人にて領収を確認させていただいた寄付金の合計額にて発行させていただいております)。
◯1回だけの寄付(都度寄付)もできますか?
はい、できます。こちらのフォームよりお手続きをお願いします。
【都度寄付】すべての子どもたちに、安心できる空間を|一般社団法人希望舎 (congrant.com)
◯毎月の寄付額変更や寄付の中止をすることはできますか?
はい、できます。ページ下の電話番号又はメールアドレスへご相談ください。
◯活動報告はどのようにしていますか?
日々の活動は、公式ホームページでご報告させていただいております。
その他ご質問・ご相談等ございましたら、お電話又はメールにて、担当者までお問い合わせください。
公益社団法人希望舎:TEL:098-851-4471 Email: kaneko.kibousha@gmail.com