ミャンマーの現地スタッフから日本の皆さまへ、メッセージが届きました。
人生において、こうなってほしいと望むことと現実が、まったく正反対であることがよくあります。特に、パルシックの活動地域の人びとにとっては今がまさにそうです。クーデター後3年以上続く混乱、対立、戦闘、そして大惨事により、人びとは十分すぎるほどに傷つきました。そのため、きっと国軍はもう撤退するか、少なくとも市民に対する残酷さが和らいでいくだろうと、2024年の初めに私たちは思っていました。しかし実際には、国軍はより攻撃的になり、非人道的で残虐になりました。
今年5月、パルシックの活動地域に暮らす人びとは、人生でまたもや悪夢を経験しました。最初の大規模な戦闘が起きたとき、数千人が避難しました。しかし、彼らは悲劇から逃れることは出来ませんでした。避難先で、新たに大規模な戦闘が発生したのです。国軍は市民の家々を、夜中の間ずっと、空爆しました。この爆撃により多くの死傷者が出ました。写真は遺体とともに焼かれた家です。国軍が去った後、友人たちが灰の中から残っている身体をかき集めていました。
その翌週、国軍は民家を襲撃し、金品や貴重品を奪い、住民を拷問しました。国軍は家屋に火を放ち、「PDF(国民防衛隊)が家屋を破壊・消失させた」という虚偽の情報を広めるよう、家の所有者や周りの人びとに指示しました。その日は夜に大雨が降ったため、さらなる放火と破壊は免れましたが、再び晴れると、国軍はまたもや残虐行為を行い、家々を襲撃し、燃やしました。その結果、1万人以上の市民が避難しました。家屋とともに焼かれた遺体もあります。
命を落とした人たちのために私たちにできることは何もありません。しかし、今もなお逃げ続け、安全な場所を求め、ジャングルに隠れている人びとがいます。彼/彼女らにはシェルターを作るための防水シート(ブルーシート)と食糧が必要です。特に今は雨期が始まり、避難民たちは雨や冷たい風から身を守るためのブルーシートを必要としています。
どうか一円でも多く、私たちの人道的な活動にご支援ください。
今日までで目標額の61%を達成しました。ご支援いただいた皆さま、本当にありがとうございます。引き続き、情報の拡散などご協力いただけますと幸いです。(パルシック東京事務所)
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