【2024年7月25日追記:目標達成!最後まで応援よろしくお願いします!】
昨日、目標としていた100万円を達成することができました!ご支援いただいた皆さま、本当にありがとうございます。ミャンマーの現地スタッフもこのページをチェックしており、皆さまの応援に元気づけられています。
クラウドファンディングの終了は、7月31日(水)となっています。目標の100万円を超えた分も、すべてブルーシートの購入に充てます。
ぜひ引き続き、ご支援、またこのクラウドファンディングの拡散にご協力をよろしくお願いいたします。
クーデターから3年、国民の20人に1人が避難
ミャンマーでの軍事クーデターから3年以上が経過しましたが、今もなお、新たに戦闘が発生し、避難を余儀なくされる人びとがいます。
2021年2月1日のクーデター以降、殺害された人は少なくとも5,240人、うち子どもは662人となっています(2024年6月9日時点 )。
クーデター後に戦闘を逃れ、森の中などに避難した国内避難民は280万人、クーデター前から避難を続ける29万人と合わせると、国内避難民の数は300万人以上にのぼります。さらに6万人が隣国インドに逃れるなど、多くの人たちが国外へと移動しています。もはや国民の20人に1人は避難を余儀なくされている状況です。そして、国内避難民の半数は子どもであると推定されています。
パルシックのミャンマーでの活動
パルシックは、2022年、軍に対する抗議活動である市民不服従運動(Civil Disobedience Movement:CDM)に参加したことにより、職を失った公務員の人たち(CDMer)を支えるため、日本の皆さまからご寄付を募りミャンマーでの緊急支援を開始しました。
2022年8月からは、ジャパン・プラットフォームの助成を受け、国軍の弾圧から逃れてきた多くの国内避難民が暮らしている少数民族地域で、食料や生活物資を配付し、学校に通えない子どもたちへの教育支援を実施しています。
2023年6月~8月には「GIVING100 by Yogibo 戦闘が続くミャンマーで、国内避難民に無償で医療を提供している元医療従事者たちを支えたい!」でクラウドファンディングに挑戦し、少数民族地域で無償で医療を提供しているCDMerの元医療従事者たちに、医薬品・医療器具を届けました。
激化する戦闘、巻き込まれる市民たち
これまで、パルシックの活動地域では、都市部は国軍が支配し、住民による自衛組織である国民防衛隊(市民防衛隊)が都市部以外を統治していました。国民防衛隊は、人口の密集する都市部での戦闘を避け、なるべく市民に犠牲が出ないように注意を払ってきました。
しかし、別の地域からやってきた少数民族武装勢力が、都市部の国軍基地を攻撃したことを発端に、都市部で大きな戦闘が始まってしまいました。他の国軍基地からも国軍兵士が合流し、空爆だけでなく、陸上においても激しい戦闘が行われています。戦闘の原因を作った少数民族武装勢力は撤退し、現在は国軍と国民防衛隊とが戦う構図となっています。
徴兵制*から逃れて国民防衛隊に加わった若者も一緒になって国軍と闘っています。しかし、民主派の国民統一政府(NUG)からの支援が豊富な少数民族武装勢力とは異なり、国民防衛隊には十分な武器がありません。増強された国軍と対峙した今、国民防衛隊は住民を守り切れず、多くの市民の犠牲者が出ています。
* 2024年2月に国軍は徴兵制の実施を発表。18歳以上で、男性は35歳、女性は27歳までが対象。ただし専門職の場合、それぞれ45歳、35歳まで引き上げられる。兵役期間は最大5年間。拒めば懲役が科せられる。
このような状況下で、クーデター後から今までずっと都市部で生活を続けていた人びとが、ついに避難を余儀なくされています。クーデター後すぐに逃げられなかった高齢者も、生き延びるためには今は避難するしかありません。橋や道路が壊されて、逃げ場が制限され、食糧を運ぶことも難しく、住むには適さない厳しい環境に置かれている人たちもいます。また避難中に地雷で亡くなる人もいます。
避難民に雨風をしのぐブルーシートを届けます
現在、地域の自治団体や宗教組織などが、一部の避難民を一時的に施設内に受け入れたり、一人当たり現金350円を渡したりしてきましたが、避難民は2万人以上にのぼり、支援が追い付いていない状況です。
特に住居が圧倒的に不足しており、住む家のない避難民は、森の中でござを敷いて過ごしています。現地では今、仮住まいの小屋の屋根や壁となるブルーシートが必要とされています。
ミャンマーは、7月には雨期になります。昨年は大雨で道路が冠水し、雨期には物資配付ができませんでした。
参考:昨年の雨期の様子(パルシックHPより) https://www.parcic.org/activity/staff/report/myanmar_support2208_23503.html
国内避難民が暮らす小屋は、主に木の枝とブルーシートで作られており、特に屋根となるブルーシートは雨をしのぐために必須です。しかし物価上昇もあり、ブルーシートを購入できる人は限られており、このままでは人びとが雨期の激しい雨をしのぐことができません。
このプロジェクトでは、戦闘で新たに家を追われた国内避難民に、ブルーシートを届けます。
寄付金の使い道について
パルシックが現在、支援活動を行っているミャンマーの少数民族地域で、新たに避難してきた人たち150世帯に対して、雨風をしのぐためのブルーシートを届けます。
ブルーシート 6,000円×150世帯 | 900,000円 |
ミャンマー国内の輸送費 (トラックとバイクのレンタル:大通りはトラックで、 山道はバイクを用いて運びます) | 100,000円 |
決済手数料(コングラント)* | 0円 |
合計 | 1,000,000円 |
*「GIVING100」は目標金額を達成すると、決済手数料が0%になります。目標金額に届かなかった場合は、決済手数料が3.4%かかります。
これまでミャンマーに届けた支援
これまで、791人の皆さま(団体を含む)から9,340,096円のご寄付と、ジャパン・プラットフォームの助成を受け、以下の支援をミャンマーに届けました。
2023年度
- 食糧不足の状態にある500世帯に食糧(米・豆・油)を、100世帯に米を5回配付
- 新規避難民380世帯に米を1回配付
- 新規避難民20世帯にブルーシートを配付
- ボランティアで活動する教師60人に7,000円の謝金を4回、教師25人には3,500円の謝金を3回お渡し。
- 教育の質を高めるため80人の教師に教師研修を実施
- 800人の子どもたちに文房具を配付
- ボランティアで活動する医療従事者60人に7,000円の謝金をお渡し
- 医薬品・医療器具を購入し簡易医療施設や訪問診療チームに配付
2022年度
- 国内避難民600世帯に食料と物資(ブランケットとろうそく)を配付
- 家を失った200世帯に、仮設住宅の屋根となるブルーシートを配付
- 子ども1,891人に、文房具(鉛筆、ペン、消しゴム、ノート)を配付
- 13校の仮設学校に教科書などの備品を配付
- 市民不服従運動(CDM)に参加して職を失いボランティアで働く50人の教師たちに報酬として現金約6,500円を配付
- 家を失った40世帯に浄水フィルターを配付
- 279人の市民不服従運動(CDM)に参加して失職した人に現金約6,500円を配付
- 200人に新型コロナウイルス対策用の家庭用医薬品(マスク、経口補水液、消毒液、ビタミン剤等)を配付
- 747人に食料(米・乾麺・食用油)を、特に妊娠中の女性や障害のある人に優先的に配付
- 隣国タイに逃れたミャンマー人の就労支援を実施
寄付金控除について
パルシックは認定NPO法人です。パルシックへのご寄付は、確定申告によって所得税、法人税、相続税などの寄付金控除を受けることができます。 地方自治体によっては住民税も控除の対象となります。詳しくはお近くの税務署までお問合せください。
寄付金領収書について
領収書の発行までに約2か月かかります。寄付金領収書の宛名は、お手続きいただいた名前となります。確定申告にはパルシック発行の領収書が必要です。領収書は無くさないよう保管してください。
パルシックとは
パルシックは、これまでアジアで「国民国家の壁を越えて、人と人が直接的に助け合い、支えあう、人間的で対等な関係を築く」ことをミッションとして、困っている人がいたら同じ時代にともに生きる人間として、相互に支え合う、民際協力事業を行ってきました。
東京のほかにも東ティモール、パレスチナ、レバノンに事務所があります。現地の方たちが農業や加工食品などで生計をたて、経済的自立はもちろん、誇りをもって、生活を送れるためのサポートをしています。
最近では特に、外国の占領や侵略あるいは紛争、自然災害などにより、自立的な発展を阻まれた人びとが暮らしを取り戻すことに協力する活動に力を入れています。
どうか皆さまのご支援をよろしくお願いいたします。
金額1,000円 |
金額3,000円 |
金額5,000円 |
金額10,000円 |
金額30,000円 |
金額50,000円 |
金額100,000円 |
金額1,000円 |
金額3,000円 |
金額5,000円 |
金額10,000円 |
金額30,000円 |
金額50,000円 |
金額100,000円 |