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戦闘が続くミャンマーで、国内避難民に無償で医療を提供している元医療従事者たちを支えたい!
特定非営利活動法人パルシック
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支援総額
1,583,900
158%
目標金額 1,000,000
ネクストゴール 1,500,000
サポーター
173
終了しました
2023年08月31日 18時00分 まで
ミャンマーでは2021年2月に国軍によるクーデターが発生し、抵抗する市民を武力によって弾圧しています。これまでに殺害された人は少なくとも3,500人、戦闘を逃れ森の中などに避難している国内避難民は150万人にのぼり、今も増え続けています。 市民に暴力をふるう国軍に反対した医療従事者たちは、抗議活動に参加したことで職を失いました。国軍に命を狙われている彼らは、新しい仕事に就くことが難しく、生活は困窮しています。 そのようななかでも、「自分にできることをしたい」と、こうした元医療従事者たちのなかには、国内避難民に無償で病気やケガの治療にあたっている人たちがいます。このプロジェクトでは、彼らが医療の提供を続けられるように生活費をサポートし、必要な医薬品を届けます。 過酷な状況のなかで、懸命にできることを果たそうとする彼らに、どうか皆さまのご支援をよろしくお願いいたします。
2024-01-04 17:17
クラウドファンディング活動報告
こんにちは。パルシック東京事務所です。 改めまして、昨年はミャンマーの医療従事者を支援するためのクラウドファンディングにご協力いただき、ありがとうございました。 おかげさまで、無事に医薬品を購入し、医療従事者への報酬とともに、医療従事者に届けることができました。クラウドファンディングで実施した活動についてご報告いたします。 *この活動報告は、パルシックのホームページに昨年10月、11月に掲載したものです。このコングラントのページにも掲載可能とのことでこちらでもご報告させていただきます。内容はパルシックホームページの記事と同じになります。

こんにちは。パルシック東京事務所です。

改めまして、昨年はミャンマーの医療従事者を支援するためのクラウドファンディングにご協力いただき、ありがとうございました。

おかげさまで、無事に医薬品を購入し、医療従事者への報酬とともに、医療従事者に届けることができました。クラウドファンディングで実施した活動についてご報告いたします。

*この活動報告は、パルシックのホームページに昨年10月、11月に掲載したものです。このコングラントのページにも掲載可能とのことでこちらでもご報告させていただきます。内容はパルシックホームページの記事と同じになります。

活動報告

ネクストゴール150万円を達成することができたため、医薬品購入費を予定の2倍の約116万円にすることができました。

購入した医薬品
医薬品の整理をしています

当初は医療従事者30人を支援予定でしたが、その後、30人だけではなく、報酬を受け取れずに活動している医療従事者60人に支援を届けたいという声が、現地の医療従事者たちからあがりました。

そこで、医療従事者たち自身にどうするか検討してもらったところ、一人当たりが受け取る報酬の金額を半分にする代わりに、60人へ報酬を届けたいとのことだったため、その決定を尊重し、60人に報酬をお送りしました。

医療従事者60人への報酬(各3,517.5円/月×2か月) 422,100円

医薬品購入費 1,161,800円

合計1,583,900円

【医薬品】
解熱鎮痛剤、抗生物質、消毒薬、ビタミン剤、気道感染症薬、尿路感染症薬、細菌感染症薬、亜鉛欠乏症薬、血圧降下薬、胃腸炎薬、抗ヒスタミン薬、咳止め、肝機能薬、皮膚炎治療剤、副腎皮質ホルモン製剤、目薬、皮膚炎薬

【医療器具・検査キット】
血圧計、血糖値測定器、聴診器、医療用手袋、パルスオキシメーター、B型肝炎検査キット、尿検査キット、デング熱検査キット

購入した医薬品のレシートの一部

食糧不足による栄養不良の子どもが多いため、ビタミン剤も重要です。幅広い種類の医薬品を用意することができ、患者一人一人に合った治療をできるようになりました。

診察の様子

訪問診療チームは、1日かけて村まで訪問します。2021年2月のクーデター前であれば、舗装された道路を使って短時間で移動できていたのが、今は国軍に見つからないよう、険しい森のなかを移動しなければなりません。途中で何度もタイヤを修理しながら、1日がかりで対象の村まで向かいます。

タイヤを修理する様子

ある訪問診療の日。村に到着したときには既に日は落ちていました。村人たちは熱心に医療従事者による話に耳を傾けます。

学校での診療の様子

この日は学校の校舎を借りて、臨時の診療所です。子どもたち含め、患者さんが列を作って順番を待っています。

学校での診療の様子

自宅を基盤として医療を提供する医療従事者のもとにも、多くの患者さんが訪れます。

クラウドファンディングにより購入した聴診器を用いた診察

出産はいつも突然です。医療従事者(助産師さん)はお産の時には妊婦さんの家まで駆け付け、出産を手伝います。

生まれたばかりの赤ちゃんを抱く長女

自宅で妊婦健診を行っている助産師さんは、ピナードホーンと呼ばれる器具で、胎児の心拍を確認しています。

胎児の心拍を聞く助産師

医療従事者の声

医療従事者の声 Aさん(訪問診療)

私たちは、3人から5人から成る訪問診療チームで、あらゆる年代の、あらゆる病気を治療しています。医療従事者として大切にしているのは、患者さんの声に耳を傾け、悩みを理解し、患者さんと一緒に治療方針を決定することです。

一番の課題はセキュリティ(安全)です。攻撃を避けて山道を行くため村への訪問に丸一日かかってしまうことや、医薬品・医療機器の不足によって、適切な医療提供ができないことに困っています。ご支援ありがとうございます。

診察の様子

医療従事者の声 Bさん(在宅診療)

私(医療従事者)の自宅で患者さんの治療に当たっています。治療用の部屋や医薬品用の倉庫はありません。急性呼吸器感染症、慢性疾患、周産期医療、出産、小児疾患などの診療をしています。出産は月に10件ほどあります。医薬品の費用がとても高いので、私たちの活動はとても必要とされています。治療に当たるだけでなく、病気予防や、公衆衛生の啓発にも力を入れています。

電気が無いので、ソーラーパネルが必須です。保健衛生・医療への行政からの支援は全くありません。そのため人びとは、数少ない私たちのような医療従事者に頼らざるを得ない状況です。医療支援は今まさに必要とされています。皆さんからの支援はとても貴重なものです。

急性呼吸器感染症の生後7か月の男児の治療

医療従事者の声にもあったように、医療について、行政機関は何もしてくれません。空爆や戦闘により衛生状況が悪くなり、経済状況の悪化から食糧不足、そして栄養状態も悪いという、医療が最も必要とされる時にも関わらず、自分たちで何とかするしかない状況です。

そんな中でのクラウドファンディングで、皆さまからのご支援により、医薬品、医療機器、そして医療従事者への報酬を届けることができました。本当にありがとうございました。

ミャンマーの人びとが置かれた状況は、忘れられた人道危機と言われるようになりました。

ミャンマーと近い関係性にある日本だからこそ、できることがあるはずです。

パルシックではこれからも、ミャンマーの国内避難民および脆弱層の人びとを支える活動を続けていきます。どうか引き続きご支援のほど、よろしくお願い致します!

診察の様子

パルシックのミャンマーでの活動は、パルシックのホームページで引き続きご報告させていただきます。これからも関心をお寄せいただけますと幸いです。

パルシックのミャンマーでの活動

団体情報
特定非営利活動法人パルシック
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このページは寄付・ 会費決済サービス
コングラント」で作成されています。
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