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こんにちは!レバノンチームです。クラウドファンディングに挑戦するにあたり、これから毎週、皆さんにレバノンの教育事業やレバノン国内の状況など、現場の情報をお届けしていきたいと思います。
第一回となる今回は、パルシックがレバノンで行っている教育支援事業について、紹介させていただきます。
2020年からレバノンのバールベック・ヘルメル県アルサール市で始まった教育支援事業も、今年で3年目を迎えました。
パルシックは、過酷な環境で生活しながらも勉強することに希望を託すシリア難民の子どもたちに基礎学力向上の機会を作ることを目的に、アルイマン学校と協力して、学校周辺の難民キャンプで暮らす子どもたちに対して公教育および心のサポートを提供しています。
また、経済危機により物価が高騰し、子どもの通学が困難となっているレバノン人の困窮世帯の負担を軽減するため、同学校に通う困窮層のレバノン人の子どもたちにスクールバス支援を行うことにより、教育を継続するための支援を行っています。
シリア人の子どもたちは、レバノン教育省の定める初等教育カリキュラムに準じた基礎科目(アラビア語、英語、算数、理科)と副科目(音楽、美術等)からなる公教育を受けています。
この子どもたちとレバノン人の子どもたちは、普段は別々の教室で学んでいますが、月に一回程度運動会などのイベントを通じて交流をしています。
今年も10月に新学期が始まり、子どもたちは毎日楽しく学校に通っています。
少しずつ寒さが厳しくなっている中でも、新しい英単語を一つ覚えたり、難しい数式が解けるようになったりと、昨日まで出来なかったことが今日できる喜びを日々糧にしながら頑張って勉強しています。
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この子どもたちが、冬の間も勉強を続けられるよう、応援のほど、どうぞよろしくお願いいたします!(既にご寄付くださっている皆さまには、心より感謝申し上げます。)