レバノンの北部に位置するアルサール市は、標高約1,500メートルの山間部に位置し、冬は雪が積もり、気温は氷点下になることもあるほど寒さの厳しい地域です。パルシックは、2017年からアルサールで避難生活を送るシリア難民のための越冬支援を、2020年からはシリア難民児童を対象にした教育支援を実施しています。
過酷な環境で過ごすシリア難民の子どもたちにとって学校は学びの場であると同時に、ストレスから解放される大事な場所です。しかし近年、受け入れ国レバノンの経済危機により、物価が高騰し、3年間で灯油の値段は54倍にも値上がり、学校では暖房用の灯油を買うことができなくなってしまいました。室内は5度以下にまで下がるため、寒さに耐えきれず席を立ってしまう子どもも多くいます。
子どもたちが少しでも暖かい教室で学び、勉強を続けられるよう、ぜひ皆さまのご支援をよろしくお願いいたします。
2024-01-11 11:45
展示・イベント情報
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2024年1月6日、生活に困窮しているシリアの人々をサポートするチャリティカフェ「タリィカフェ」にお招きいただき、レバノンのシリア難民についてお話しました。タリィカフェさんからは、当日の収益をこちらのクラウドファンディングにご寄付いただきました。本当にありがとうございます!
今月、1月17日(水)にはJICAのオンラインイベントに登壇します。お時間ありましたら、ぜひ、ご参加ください!
タリィカフェ
タリィカフェは困難にあるシリアの人たちを支援するチャリティカフェで、これまでもパルシックのシリア難民支援や昨年のトルコ・シリア地震の被災者支援などにご寄付をいただいています。
☆タリィカフェ (Facebook)https://www.facebook.com/tarycafe/?locale=ja_JP
1月6日のイベントでは、パルシックのお話とともに、クナーファ屋(Instagram→@shuknafeh)のできたてクナーファを美味しくいただきました。クナーファ屋の山田柊さんは、クナーファの本場パレスチナでの修行経験もあり、パルシックのパレスチナイベントでもご一緒させていただいたことがあります。
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JICA地球ひろばでの展示とセミナー
JICA地球ひろば1Fの展示スペースにて、レバノンの状況とパルシックのレバノンでの教育事業に関する展示を行っています。(2月2日まで)
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これに関連して、1月17日(水)にオンラインセミナーに登壇します。参加無料です。ぜひご参加ください。
レバノンのシリア難民と教育支援 -教育を受けられない子どもたち-
- 日時 2024年1月17日(水曜日)18時30分から20時
- 会場 Zoomによるオンライン開催
- スピーカー 岡崎 文香
(特定非営利活動法人パルシック 民際協力部 シリア難民支援事業担当)
<イベントの詳細とお申込みはこちらから>
https://www.jica.go.jp/domesti...