レバノンの北部に位置するアルサール市は、標高約1,500メートルの山間部に位置し、冬は雪が積もり、気温は氷点下になることもあるほど寒さの厳しい地域です。パルシックは、2017年からアルサールで避難生活を送るシリア難民のための越冬支援を、2020年からはシリア難民児童を対象にした教育支援を実施しています。
過酷な環境で過ごすシリア難民の子どもたちにとって学校は学びの場であると同時に、ストレスから解放される大事な場所です。しかし近年、受け入れ国レバノンの経済危機により、物価が高騰し、3年間で灯油の値段は54倍にも値上がり、学校では暖房用の灯油を買うことができなくなってしまいました。室内は5度以下にまで下がるため、寒さに耐えきれず席を立ってしまう子どもも多くいます。
子どもたちが少しでも暖かい教室で学び、勉強を続けられるよう、ぜひ皆さまのご支援をよろしくお願いいたします。
2024-01-25 12:31
アルイマン学校に灯油を届けました!
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こんにちは。パルシックレバノンチームです。1月初旬に2か月分の灯油をアルイマン学校に届けました!
現地の提携団体から灯油を届けた学校の様子とアルイマン学校の校長先生からのメッセージ動画が送られてきました。
こんにちは。パルシックレバノンチームです。1月初旬に2か月分の灯油をアルイマン学校に届けました!
現地の提携団体から灯油を届けた学校の様子とアルイマン学校の校長先生からのメッセージ動画が送られてきました。
[日本語訳]
提携団体スタッフ:今日私たちは、アルサール市の学校に燃料を配りに来ています。燃料は、学校の暖房のため、そして電気のために使われます。
校長先生1:アルイマン学校は、アルサール市では必須の灯油を配ってくださった皆さまに感謝の気持ちを表明します。海抜1,600mに位置しているアルサール市では、灯油は必須です。
校長先生2:私たちはシリア難民の子どもたちに教育の機会を提供するために活動してきており、灯油を配ってくれた皆さまに感謝しています。
提携団体スタッフ:学校の暖房と電気のために必要な燃料を配って生徒たちを支援してくれている皆さまに、アルイマン校は感謝しています。