特定非営利活動法人アイセック・ジャパン
NPO法人

日印研修生交換事業を支えるご支援のお願い

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2025年、アイセック・ジャパンは日本人とインド人学生を対象とした研修生交換事業を行います。 本事業は、経団連の推薦をいただいており、また経産省のグローバルサウスとの連携強化に資する共創型技術人材交流事業の一部として採択されております。 近年、インドはその市場規模と人材の質の両面から注目されていますが、日本からインドへの留学者は約700人、インドから日本への留学者は約1800人と、両国間の人的交流はまだ限定的です。 インドと日本で相互に学生の送り出し・受け入れを行う交換事業を行うことで、お互いの文化に対してステレオタイプにとどまらない深い相互理解を促進したいと考えております。 本事業ではインターンシップの運営のみならず、アイセックの日印研修生交換事業だからこそ実現できる、 ①様々なインドの大学の学生への現地でのプロモーション活動 ②インド人学生の来日中に開催するスタディツアー を実施したいと考えております。

団体概要

こんにちは、特定非営利活動法人アイセック・ジャパンです。
アイセックは、100以上の国と地域に拠点を持つ、世界最大級の学生団体です。

第二次世界大戦後、「戦争を二度と繰り返さない」という想いから7人の若者によって創設され、現在も「平和で人々の可能性が最大限発揮された社会」の実現を目指して活動を続けています。

当団体では主に以下の3つの事業を展開しています:

  • 受け入れ事業:海外の学生を日本企業で受け入れるインターンシップ
  • 送り出し事業:日本の学生が海外のNGOや教育機関で行うグローバル・ボランティア
  • global youth dialogue:オンラインでの異文化交流プログラム

今回のプロジェクトは、受け入れ事業における新たな取り組みである、インドに特化した日印研修生交換事業です。

本プロジェクトの背景

本プロジェクトでは、特に以下の2点からインドに注目しています

1、経済成長と市場の可能性

「インドは現在、人口・経済面ともに爆発的な成長を見せており、インド国内においては「自立したインド」政策を軸に、さらなる産業基盤や国際ビジネスにおける地位の強化を推進している。そこで日本政府はインドに対し、経済分野において、投資促進・ビジネス環境整備・人材育成・エネルギー・デジタル・スタートアップ等様々な分野で協力を進めている。インドに進出している日系企業は2021年10月時点で1439社あり、10年前に比べ1.5倍増加している。また、日印首脳会談において、日本からインドに対し5兆円規模の投融資が行われることが表明されている。」(出展:通商白書2023 第Ⅲ部 第2章 第5節 (METI/経済産業省))

2、IT分野を中心とした人材の可能性

「経済産業省は、日本の情報技術者不足が2030年には中位シナリオで45万人に達すると予測されており、日本のテクノロジー企業の85%が将来の人材不足に不安を感じている。 一方、インドではエンジニアリング領域での教育が発達し、毎年100万人以上の理工系大学新卒者が存在しており優秀な人材が非常に多い。Google、Microsoft等多数の多国籍テクノロジー企業ではインド出身者が現在CEOを務めている。また、インド人材にとっても日本の技術力やビジネス文化は非常に魅力的であるが、現状、様々な障壁から日本企業でのインド人材確保は進められていない。」

(出展:日本企業で活躍するインド人と採用企業へのインタビュー)

日本企業にとってインドという国は市場面でも、人材面でも非常に魅力的な国であり、今後、インドでの参入やインド人材の採用を始める企業の増加が予想されます。

そんな中、弊団体では、企業にとって障壁となっている要因は大きく3つあると考えます。

1つ目はインド市場に関する理解や視点の不足です。インド人材の雇用やインド市場に興味はあるけれど、インドについてよく理解できていないことから1歩踏み出せないという日本企業がまだ多いと考えています。

2つ目はインド人材との接点が不十分という点です。いわゆるTier1と呼ばれる優秀なインド人材はアメリカなどの企業に就職してしまい、それ以下のインド人学生の接点が日本企業にはまだ充実していないという課題があると考えています。

3つ目は文化面の不安や障壁です。特に食文化や宗教の違いが大きく、生活面やコミュニケーション面で不安がぬぐえず、インドへの進出やインド人の雇用が難しいという課題があると考えています。

そこで、弊団体ではインドからの大規模な海外インターンシップの受け入れを通じて日本企業のインド参入・インド人材採用の課題や障壁を解決し、日本とインドの経済面での結びつきの強化に貢献したいと考えております。

寄附金の使い道について

本プロジェクトの広告とアイセックインド支部との連携のため、弊団体から5名のメンバーが2025年8月にインドへ訪問するにあたり、渡航費や宿泊費をご寄付いただきたいと考えております。

訪問先はハイデラバード、チェンナイ、ジャランダール、デリーの4都市で、現地大学や学生に向けてイベントや説明会を行い、日本での学びや生活の魅力を伝えます。

特に日本企業の需要を満たすような学生が多くいるであろう、日本語話者が多く、インド工科大学などの優秀な大学を保有する都市を選定し、現地支部と連携してプロモーション活動を行ってまいります。

具体的には以下の箇所にかかる費用を寄付によって賄いたいと考えております。

  • 日本からインドへの往復渡航費
  • インドでの宿泊費
  • インドでの交通費

総計金額・・・100万円程度

終わりに

現在アイセック・ジャパンのインターシップ受け入れ事業では、コロナ禍以後受け入れ再開をしてからようやく研修数が二桁になろうかという状態にあります。

こうした背景のもと、日印研修生交換事業は、コロナ禍以前の研修実施数まで回復させ、再び世界中の若者に異文化を通じた実践的な経験を提供するべく、アイセック・ジャパンが本年度注力し取り組んでいる事業です。

現在の日本社会は物価高やGDP成長率の停滞、自然災害の多発など暗い側面も多々ありますが、海外からの日本のインターンシップに対する需要は大変高い状況です。

通常一件の応募枠に対し、たった数日から1週間ほどで数十人の申し込みが集まります。応募した一人ひとりが、日本が好きで日本で働きたいという夢を持っています。

私たちはそんな若者に対し、アイセックという場を通じて、少しでも多くのインターンシップをアイセックならではの付加価値を高めたうえで彼らに届けることが使命だと感じています。

一人でも多くの学生に日本のインターンシップを届け、同時に日本企業にインパクトを与えることで日本社会に変革をもたらすために、私たちの事業をご支援いただけますと幸いです。

皆様の温かいご支援をどうぞよろしくお願いいたします。

参考資料

【0618更新進捗報告込SH用】※ダウンロードして使用日印研修生交換事業説明資料.pdf
案内資料(デロイト、インドから日本企業への就職定着事業).pdf

202502_R6補正日印人材交流事業.pdf

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