活動・団体の紹介
一般社団法人りとりーとは、子育て・介護・仕事を担う女性や、生きづらさを抱える子ども・若者とその家族を支えるために設立された団体です。安心して相談できる場づくり、体験活動や学びの支援、地域とのつながりを育むプログラムを通して、一人ひとりが自分らしく生きられる環境を整えることを目指しています。石巻を中心に、安心できる地域づくりに取り組んでいます。
その中でも「みんなの家」は、体験学習、公認心理師・社会福祉士などの相談員による相談支援、生活改善を目的としたアウトリーチ型のサポートなど、子どもと養育者の両方を支える包括的な支援や実家に帰ってきたような安心安全な第三の居場所として活動しています。
活動の背景、社会課題について
石巻市は県内でも不登校率が高く「学校以外の安心できる居場所」が極めて限られています。
そのため、交通手段や家庭状況により、必要な支援を受けられない子どもが多く存在します。
また、子どもの問題の背景には、養育者自身の発達特性、生活困窮、ひとり親、DV被害、相談相手の不在など複合的課題が潜んでおり、家族全体が孤立しやすい状況があります。さらに、子どもの自殺が社会問題となる中、「誰にも頼れず希望を失う」若者を地域全体で支える仕組みが求められています。このような課題を解決するため、子どもと養育者を同時に支え、孤立を防ぐ地域の安全基地と信頼できる大人との出会える拠点の存在が不可欠です。
活動内容の詳細、実績について
| 本事業では、家庭環境や発達特性などにより体験学習の機会が乏しい子どもたちに、地域の専門家による多様な体験学習プログラムを提供します。また、公認心理師や社会福祉士、キャリアコンサルタント等による相談支援や、子ども・養育者双方への定期的な相談会を実施し、心の安定と家庭の改善につなげます。さらに、生活支援相談員が家事・掃除などの生活改善をサポートするアウトリーチ支援を行い、自立的な生活の基盤づくりを支援します。この包括的な支援により、子どもたちが安全な居場所を得て社会的つながりを取り戻し、養育者が安心して支援を求められる環境が整うなど、家族全体の関係改善と自立に向けた変化が期待されています。 また、主に子育てや介護等を担っている女性たちのレスパイトできる居場所としての機能も備えています。 |
寄付金の使い道について
みなさまからいただいた寄付金は、みんなの家を利用くださるみなさんへの体験学習、相談支援、生活支援事業の運営に充てられます。具体的には、相談受付や調整を行うスタッフの人件費、公認心理師や生活支援相談員への謝金、体験ワークショップの講師謝金および材料費、広報のためのチラシ作成費など、すべて子どもたちの学びと女性たちの支援に直接関わる費用に使用されます。みなさまからのご寄付は、孤立しやすい家庭や個人に継続的な支援を届けるための大切な力になります。
こちらの寄付は赤い羽根共同募金を活用しています
こちらの寄付金は、宮城県共同募金会を通じて、寄付者の応援が直接、指定の団体に届けられるものです。宮城県では、「テーマ型募金みやぎチャレンジプロジェクト」として毎年12月から翌年の2月までの3カ月間実施されます。
【テーマ型募金みやぎチャレンジプロジェクトの特徴】
・赤い羽根の共同募金が運営
共同募金は、戦後間もないころからじぶんの町を良くする「しくみ」として募金運動をおこなってきました。エントリー団体は、共同募金会の審査を得た団体です。
・ご寄付金は税制優遇の対象
個人から共同募金への寄付金は、所得税については「所得控除」または「税額控除」の対象に、住民税については「税額控除」の対象となります。また、株式会社などの法人からの寄付金は「全額損金算入」とされます。
・宮城県内で活動する団体を支援
団体は全て宮城県で活動している団体です。地域に寄り添った小さな活動、地に足付けた活動をする団体に対して直接支援することができます。
【お問い合わせ】
社会福祉法人 宮城県共同募金会
〒984‐0051 宮城県仙台市若林区新寺一丁目4番28号
TEL:022‐292‐5001 FAX022‐292‐5002
E-mail:post@akaihane-miyagi.or.jp


