活動・団体の紹介
2008年に設立された東北一古いフードバンク団体となります。当初はパン屋さんだった理事がロスになったパンをホームレス支援に使用したのが始まりの団体です。名前に入っているあがいんは、東北弁の「どうぞおあがりなさい」という意味を持った言葉と、支援をきっかけに立ち直って欲しいという意味を込めて英語の「AGAIN」をかけています。2024年には長年の活動が認められ、食品ロス削減推進表彰にて「環境事務次官賞」を受賞しました。
活動の背景、社会課題について
コロナ直後、ひとり親家庭からの支援要請が急増しました。これは非正規雇用による、急な解雇や休職を余儀なくされた人からの増加でした。しかしコロナ後の数年間、その日の食べる物にも困るという人からの個人の支援要請は増加し続けています。
一つには物価高の影響や米高騰という、ベースになる食料品の値上がりが原因ですが、もう一つは本来は働き盛りの年代(45歳~65歳くらい)の支援要請が多く、これは就職氷河期の就職難の時期を経験している世代が、日雇いや有期雇用で現在に至っている影響が大きいのではと感じています。刻一刻と時代は過ぎていますが、何らかの躓きやひずみは未来にまで大きな影響を残していると私たちは考えています。食糧支援は単なる空腹を満たすものではなく、孤立の防止や犯罪の抑止力になるとも考えています。またこどもたちへの包括的なサポートは、負の連鎖を断ち切るうえで大切な支援だと考えます。
活動内容の詳細、実績について
| ●ひとり親家庭支援 こども食堂・フードパントリー活動、支援弁当(配達)、学習支援(夕飯付き)・・ 延べ5114名(2024年度実績)の支援を行いました。 ●生活困窮者に対する日常のフードバンク活動(月~金まで)・・815件(2024年度実績)の支援を行いました。 ●フードバンクの啓もうイベントの開催・プレーパークなどの年間使用者・・2866名(2024年度実績) ●フードドライブ活動・・現在宮城県内外に123箇所設置。定期的に回収、検品などを行いフードロス削減に努めています。 この他にも出前授業や講演活動など幅広く活動しています。 |
寄付金の使い道について
食糧品の受け入れをする場合や困窮者支援で配送は不可欠です。普段はボランティアの自家用車を使用してお届けを行っていますが、ガソリン代を後日清算している状況です。
その配送費や配送トラックなどを借りる経費などに充てます。また子どもたちへの居場所作りや学習支援、プレーパーク、こども食堂など幅広く活用させて頂きます。
こちらの寄付は赤い羽根共同募金を活用しています
こちらの寄付金は、宮城県共同募金会を通じて、寄付者の応援が直接、指定の団体に届けられるものです。宮城県では、「テーマ型募金みやぎチャレンジプロジェクト」として毎年12月から翌年の2月までの3カ月間実施されます。
【テーマ型募金みやぎチャレンジプロジェクトの特徴】
・赤い羽根の共同募金が運営
共同募金は、戦後間もないころからじぶんの町を良くする「しくみ」として募金運動をおこなってきました。エントリー団体は、共同募金会の審査を得た団体です。
・ご寄付金は税制優遇の対象
個人から共同募金への寄付金は、所得税については「所得控除」または「税額控除」の対象に、住民税については「税額控除」の対象となります。また、株式会社などの法人からの寄付金は「全額損金算入」とされます。
・宮城県内で活動する団体を支援
団体は全て宮城県で活動している団体です。地域に寄り添った小さな活動、地に足付けた活動をする団体に対して直接支援することができます。
【お問い合わせ】
社会福祉法人 宮城県共同募金会
〒984‐0051 宮城県仙台市若林区新寺一丁目4番28号
TEL:022‐292‐5001 FAX022‐292‐5002
E-mail:post@akaihane-miyagi.or.jp



