助産師の声からうまれた、小さな産着を届ける事業。
現在、日本の死産件数は令和4年15,179件(厚生労働省)あります。
突然の死に心が追い付かないまま、赤ちゃんの準備をしなくてはいけないのが現実です。
この活動は死産をした母親に寄り添った助産師が「こうしてあげたかった」「こんなものがあればいいのに」と思った経験をもとに作成を開始しました。
現在は、賛同してくだった産院に、小さな産着やおくるみを届けています。
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もう少し寄り添ってあげたい。
助産師として出産に立ち会う中で、死産および周産期死亡をされた女性への支援は、医療から離れるとほとんど無いことが現実でした。
死産および周産期死亡をした女性へ、「生」として誕生できなかった命を悲しいもの、辛いだけのものにせず、もう少し、その時に寄り添ってあげたい。
この小さな産着には、一針一針に多くの方々の気持ちやあたたかさが込められています。
「小さな産着」のあたたかさから、この命が大切にされていることを感じてもらい、この世に誕生したことを肯定的に捉え、赤ちゃんがいなくなった後も、女性に前を向いて歩いて行ってもらいたいと考えています。
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制作に関して
現在、産着制作ボランティアさんは様々な地域の方が協力してくださっています。
小さく、繊細な作業が必要になるので、出来上がりにはこだわりがあります。
雑な仕上がりにならないよう、しっかりと時間をとって、丁寧に仕上げていただいています。
届けた産院のスタッフの声から意見をいただき、赤ちゃんのオムツを追加したり、色を変更したりと改良も進めています。
産院からの届けてほしいという声も増えており、またそれに伴い制作作業も増えてきています。
これからは、もう少し活動を拡大していきたいとも考えています。
寄付金の使い道について
オムツ、おくるみ、布団セット、産着と肌着などの制作に係る費用として活用させていただきます。
是非、ご支援をよろしくお願い申し上げます。
特定非営利活動法人YUMEMURA
TEL 077-576-7321(さつき助産院(兼)YUMEMURA事務所)
MAIL yumemura5@gmail.com
(おくるみを作ってあげたい。と思われる方もよろしければお声掛けください。)
この寄付は「赤い羽根共同募金」を通してこの事業に活用されます。
この活動は滋賀県共同募金会が実施する「赤い羽根ネットde推し活プロジェクト」として寄付募集をさせていただいております。
このプロジェクトは、寄付者の様々な思いを受け止めることができるよう、「分野」、「活動」、「地域」から“推し”を探して応援いただくことができるしくみです。
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滋賀県共同募金会特設サイト 赤い羽根「ネットde推し活プロジェクト」を是非ご覧ください。
※滋賀県共同募金会では、
誰もが住み慣れた地域で安心して暮らすことができるよう、わたしたちの町や暮らしを、少しでも良くしようと、がんばっている人たちを応援する「じぶんの町を良くするしくみ。」として、滋賀県における地域福祉の推進を目的に様々な支援活動を行っています。