大津夜まわりの会のあゆみ
「大津夜まわりの会」は、2001年に任意団体として発足し、琵琶湖畔や駅ホーム、公園等で野宿生活を余儀なくされている人々に声をかけ、居宅生活への移行を支援する活動を始めました。
その後、関係団体とも連携し、夜まわり活動、越冬支援、総合相談活動を発展させ、2007年にはNPO法人となり、2011年には事務所、相談室、さらに交流スペースの機能を兼ね備えた「ひまわりサロン」を開設しました。さらに2013年からは国庫補助をうける形で、2015年以降は大津市の委託事業としてシェルター(=緊急一時宿泊所)を設置しました。
”大人の引きこもり”
地域では、単身世帯が増加し、世帯規模の縮小が進む中、人々のつながりが希薄化し、孤立化している方が、実は多くいらっしゃいます。
コミュニケーションが難しく、社会生活に困難を抱える方々が行き先なく、孤立化し、引きこもる。
こうした方々を支え、社会の中での居場所を見つけるため、寄り添い、行き先を探して次の場所へつなげていく。
今、こうした活動が地域には必要と考えています。
生活の立て直しに寄り添う
寄り添い、繋ぐことに取り組んでいますが、その間に重要な支援が必要でした。
困難を抱える方々が、社会で居場所をみつけ、孤立しないためには、居場所へとつなげることが必要ですが、そのためにも、まずは、安心して寝る場所があり、食事をすることができ、ひととコミュニケーションをとる。
こうした支援をすることが、気持ちが前へと向き、生活を立て直し、再出発へと繋がります。
近年における活動状況
委託事業としてのシェルターは制度上、最長で6ヵ月という利用期限があり、予算的にも5室以上の確保が難しいことから、近年、当法人の独自事業として生活保護制度を活用する「賃貸シェルター」を3室設置し、合計8室のシェルターを運営しています、
「ひまわりサロン」は、コロナ禍で「交流スペース」としての機能を縮小した一面もありますが、週2回の昼食の提供などをおこなっており、シェルターの利用を終了して住居を確保した人、シェルターの利用には至らなかった相談者を含めて、見守りを含めた様々な日常的な支援を必要とする人々にとって、なんでも安心して相談できる場所であり、日常生活を支える拠り所としての役割を果たしています。


寄付金の使い道について
いただいたご寄付は、住まいを無くされた方々への「住まいの支援」として活用させていただきます。
また、「ひまわりサロン」のなかでの「食事支援」としても活用させていただきます。
(家賃の一部や、水道光熱費、食材費として活用させていただきます。)
私たちは、こうした社会生活に困難を抱える方々が、人生のやり直しや、再出発へと、生きる意欲を高め、次の場所へ進む。そのつなぐ役割として、パイプ役として活動しています。
どうか多くの皆さまのご理解とご支援をよろしくお願いいたします。
応援よろしくお願い申し上げます。
認定特定非営利活動法人 大津夜まわりの会
〒520-0815 大津市膳所1丁目10-4
Mail: yomawarnokai@gmail.com
https://otsu-yomawarinokai.org
この寄付は「赤い羽根共同募金」を通してこの事業に活用されます。
この活動は滋賀県共同募金会が実施する「赤い羽根ネットde推し活プロジェクト」として寄付募集をさせていただいております。
このプロジェクトは、寄付者の様々な思いを受け止めることができるよう、「分野」、「活動」、「地域」から“推し”を探して応援いただくことができるしくみです。

滋賀県共同募金会特設サイト 赤い羽根「ネットde推し活プロジェクト」を是非ご覧ください。
※滋賀県共同募金会では、
誰もが住み慣れた地域で安心して暮らすことができるよう、わたしたちの町や暮らしを、少しでも良くしようと、頑張っている人たちを応援する「じぶんの町を良くするしくみ。」として、滋賀県における地域福祉の推進を目的に様々な支援活動を行っています。