社会福祉法人福井県共同募金会

生きづらさを抱える若者を晴れ着で応援したい 【越前市「みんなの食堂」実行委員会】

支援総額
44,000
9%
目標金額 460,000
サポーター
9
残り
68
2025年03月31日 23時59分 まで
養護施設に入所していた若者にとって、 高価な着物で出席しなければならない成人式は大きなハードル。 彼らに「晴れ着」を着てもらい記念撮影を行い、 地域全体で人生の節目を応援したいと考えています。 悩みを抱えた若者に寄り添い、困り事に対して一緒に応援したいと思います。

「お金がなくて行けなかった成人式」


「私、成人式行かなかったんだよね。お金なくて、親とも仲良くなかったし。」

8年前に児童養護施設を退所した女の子から聞いたのはそんな言葉でした。

そのあとに続いたのは

『振袖を着たい』

という彼女の呟き…それは6年越しの秘めた願いでした。

晴れ着応援プロジェクトができたきっかけ

はじめまして、福井県内の児童養護施設で子どもたちの支援に携わっている板谷と申します。

私が施設で働き始めた頃、施設を巣立ち自立している若者が成人式に晴れ着を着て参加することのハードルの高さに気付かされました。ハードルが高い理由として「お金がない」「親に頼れないし準備の仕方もわからない」「振袖を着て誰に見せればいいの?」という意見がありました。

これらの意見を聞いて、どうすれば私たち職員はこの子達の晴れの日を応援できるだろうか、と日々悩んでいました。

そんな時に、越前市みんなの食堂実行委員会の代表に何気なく相談したところ「じゃあ着せてあげようよ。実は、みんなの食堂に来る子の中にも同じような悩みを持った子がいるんだよね。」と共感してくれました。

これがきっかけで、みんなの食堂実行委員会による、『晴れ着で応援プロジェクト』が発足しました。

越前市「みんなの食堂」とは

 越前市「みんなの食堂」は、2016年4月から、仲間と共に月に2回の食堂を開催しています

 子どもだけを対象にせず、対象者は「みんな」。

 食事を「きっかけ」に集まり、一緒に食べながらおしゃべりすることで、お互いを知り「この人になら話せるかも」という相手を見つけてくれるといいと思っています。

 しんどいことがあったり、困ったことがあった時に「食堂に行って聞いてみよう」と思ったり、「食堂以外の日でも困った時には連絡する関係を作れるといいな」と願い運営を続けています。

 つながりを作るとともに、つながる力を付けることができる場になりたい。
  そして、つながった手は離さない。

 ここに集まる方が居心地のいい場所だと感じてくれる場になることを目指しています。

 私たちには専門の知識はありません。

 ただの近所のおせっかいおじさんとおばさんの集団です。

 でも、だからこそ気軽におしゃべりできると信じています。

 みんなの食堂のテーマは、『「地域で暮らす」「地域で育つ」を地域で共に支え合う』です。

 私たちスタッフも支えつつ、支えてもらいながら活動を継続したいと思っています。

1人で頑張る若者の悩み

福井県内で年間、何らかの理由で親と一緒に暮らせない子どもの数はおおよそ220人。

その多くの子どもたちが、18歳を超えて1人で頑張る中で、頼れる大人が地域にどのくらいいるのでしょうか。

日々の生活の知恵から就労や住居、結婚、子育てなどの人生の節目で困りごとを抱えた時に、彼ら彼女らの中には気軽に相談できる相手がいないがために孤立してしまう事も少なくありません。彼ら彼女らが気軽に集える場所作り、寄り添い困りごとに対してどうすれば解決するのか、一緒に考えることが地域の中でとても大切なことだと考えています。

そんな彼ら彼女らに私たち晴れ着で応援プロジェクトは、晴れ着を通して

「あなたは独りじゃない。これからの人生においても応援してくれる人、頼れる人がいる。」

ということを、実感する機会にしたいと考えています。

活動内容の詳細、実績について

 晴れ着で応援プロジェクトは今年で3年目になります。1年目は6名、2年目は8名合計14名の自立をして頑張っている若者が晴れ着を着て、記念撮影をしました。

このプロジェクトが発足してから、若者や児童養護施設の職員さんと関わり合う中で、若者たちがこの厳しい社会の中でつながりなしにして自立していくことの難しさを痛感しています。

みんなの食堂でも児童養護施設の児童や退所者が多く参加しています。彼らの成長を見守っている中で「つながりをいかに作ることができるか」それが解決や改善に向けて導くうえでとても大切だと感じています。

この晴れ着で応援プロジェクトを通して、これからも永く生きづらさを抱える若者に寄り添うことで彼ら彼女らのこれからを応援できたらと思います。

寄付金の使い道について

今までレンタルで晴れ着を借りていましたが、晴れ着を購入し、今後継続的な運営を行うための体制づくりを目指したいと思います。
衣装合わせ、当日のアテンド中のこぼれ話や困りごとを拾い、関係性を築くなかで問題の解決に繋げたいと考えています。 

 実施:随時 会場:てまり茶屋、呉服店 衣装:7着(呉服店の協力により安価で購入)
 対象:15名(生活困窮の若者、児童養護施設退所者等)
 経費:534,000円
 ・謝礼 75,000円(着物着付け代5,000円×15名)
 ・消耗品費 189,000円(写真代27,000円×7名)
 ・材料購入費 60,000円(着物用小物10,000円×6セット)
 ・趣味備品費 210,000円(衣装30,000円×7セット)
※74,000円は自己資金で、募金目標額を460,000円に設定して寄付金募集を行っています。

こちらの寄付は赤い羽根を活用しています

こちらの寄付は、福井県共同募金会を通じて、寄付者の応援が直接、指定の福祉団体に届けられるよう寄付ができる使途選択募金を活用しています。毎年1月1日から3月31日に実施されます。
クラファン特設ページをぜひご覧ください

【赤い羽根クラウドファンディングの特徴】
●赤い羽根の承認事業 ▶詳細はこちら
赤い羽根で知られる共同募金会は、昭和22年から市民主体の取組みとして民間の社会福祉の推進のために募金活動を続けている歴史ある団体です。寄付募集を行っている事業は、福井県共同募金会の配分委員会で審査し、理事会、評議員会の議決を経て承認された事業ですので、安心して寄付ができます。

●ご寄付は税制優遇の対象 ▶詳細はこちら
寄付金は税制上の優遇措置の対象になっています。個人のご寄付は、所得税の所得控除または税額控除、住民税の税額控除が受けられます。株式会社など法人のご寄付は、法人税の全額損金算入扱いになります。

●福井を良くする活動に特化 ▶詳細はこちら
赤い羽根クラウドファンディングで支援する団体はすべて福井県内で活動している団体です。地域に寄り添った小さな活動、地に足付けた活動をする団体に対して直接支援することができます。

福井県共同募金会とは・・
たすけあいの精神を基調として、福井県における社会福祉事業の健全な発達及び社会福祉に関する活動の活性化により、地域福祉の推進を図るための共同募金事業を行うことを目的として様々な活動をおこなっています。

(お問い合わせ)
〒910-0026 福井県福井市光陽2丁目3-22

TEL:0776-22-1657 FAX:0776-22-3093

団体情報
社会福祉法人福井県共同募金会
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社会福祉法人福井県共同募金会
このページは寄付・ 会費決済サービス
コングラント」で作成されています。
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