こどもたちの いちばんの願い
小児がんなど完治がむずかしい重い病気と闘いながら、いのちと向き合うこどもと家族がいます。
こどもたちのいちばんの願いは何だと思いますか?
それは、特別な経験やモノではなく、「おうち」で、家族みんなで笑って過ごすこと。
こどもにとって、治療中や治療後におうちに帰るのは本当に楽しみなことで、もちろん家族にとっても大きな喜びです。
その一方で、日々こどものいのちと向き合いながら医療の現場から離れて過ごすことは大きな不安でもあり、何より、気軽に相談できる人がいないこと、相談できる場がないことから孤独感を感じてしまうお父さん、お母さん、きょうだい児も少なくありません。
それは、病気が寛解したあとも、もしくは、こどもをお空へ見送ったあとも、ずっと続くものです。
私たちは、本人だけでなくご家族も対象に、いつでもそばに寄り添い、病気と闘うこどもと家族を孤立させることなく、やさしく支え合う地域をつくっていきたいと考えています。
「きょうも1日楽しかったね」を日常に
ふくいこどもホスピス代表の石田千尋と申します。
私はドイツ在住時に1歳の息子が小児がんと診断され、日本ではまだ馴染みの薄い「こどもホスピス」を利用しました。こどもホスピスは大人のホスピスとは違い、遊びや学びを通して、こどもを中心に家族みんなが「今」を笑顔で楽しむ場です。
いわゆる終末期だけでなく、治療中(一時退院中)に安心して遊ぶことができ、お父さんやお母さんの負担を軽減し、家族が心にゆとりを持って、その家族らしくいられる。
私たちは、こどもと家族にとっての「第2のおうち」として、大好きなこの地域でかけがえのない今を生きるこどもたちの笑顔を一緒につくっていく施設の建設と継続的な運営を目指しています。
写真はドイツのこどもホスピス・レーゲンボーゲンラントの様子。手前は24時間いつでもコーヒーを飲むことができる共用の ダイニング、奥は共用リビング(遊び場)があります。
「おうちかえろか」
当時1歳のちいさな英雄が、お空にかえるほんの数日前に病院のベッドで伝えてくれた言葉。これが、ふくいこどもホスピスプロジェクトの原点です。
かえりたかった「おうち」ってどんなところ?
生まれ育った福井から遠く離れたドイツでの闘病中、おうちのような雰囲気で私たち家族を迎え、家族を笑顔にしてくれたのが、こどもホスピスでした。
「おうち」とは、家族みんなが笑顔で、その家族らしく過ごせる場であると考えています。
こどもたちが治療中や治療後に地域にかえってきたとき、のびのび遊び、学び、成長できる。
家族やきょうだい児に休息を与え、不安を取り除いてくれる。
地域のつながりの拠点となる。
そんな「第2のおうち」として、病気と闘うこどもと家族をサポートしたいとの想いから、ドイツのこどもホスピスを手本とした「ふくいこどもホスピス」の開設を目指しています。
安心して集えるお話会・家族会のために
こどものいのちと向き合う経験をしたお父さん、お母さん、きょうだい児が語り合える場を設け、少しでも心を軽くし、地域の笑顔を増やしていきたい。
まずは、相談できる仲間がたくさんいることを知ってほしい。
コロナ禍でも安心してご家族みなさんでご参加いただけるよう、充分なスペースのある会場を確保し、こどもたちには遊びを交えながらのびのびと過ごしてもらいたいと考えています。
お話会の開催に向けた募金のご協力をよろしくお願いいたします。
子どもたちの笑顔を支えるプロジェクトへのご支援をお願いします
子どもたちが重い病気と診断されると、家族全員が闘病と向き合うこととなります。
私たちは、そんな家族が少しでも明るい時間を過ごせるような機会を提供したいと考えています。
プロジェクト概要:
皆さまからのご支援は、闘病中または闘病を経験された子どもとそのご家族が集う「家族会イベント」の開催費用に充てさせていただきます。
家族会では、
①子どもが楽しめるイベントやワークショップの企画
②家族や子ども同士の交流を深める
③家族が忌憚なく話せる環境を提供する
の3点を大切にしています。
病児やその家族、病気を経験した子どもが「きょうも1日楽しかった」と思える機会を提供するために、子どもの楽しめる活動(遊びやワークショップ)、同じ経験をもつ家族が思いを話し合える場所の確保(お茶やお菓子を用意したくつろげるスペースの確保)、そして、さらに同じ経験をした子どもや家族との交流(遊びやワークショップを通して)の場の提供が必要となります。
遊びやワークショップは、大きなプールでの遊びなどご家族だけでは難しいことも体験できるほか、風鈴づくりやクリスマスツリーづくりといった季節のワークも取り入れ、闘病中の子どもたちのできること、やりたいことを叶える場をつくっていきたいと考えています。
実施回数: 5回
会場: 福井県内(嶺北)の施設等
参加者: 100名(病児やその家族)
経費:269,992円
・広報費 90,000円(チラシ3,000枚)
・施設借上料 66,000円(松川レピヤン5,500円×6時間×2回)
・謝礼 48,992円(講師5,568円×4回、3,340円×2名×4回)
・消耗品費 41,000円(サッカーゴール、バトミントン、シャボン玉、ボンボンツリー等)
・飲食経費 24,000円(飲食品購入)
※29,992円は自己資金で、募金目標額を240,000円に設定して寄付金募集を行っています。
あなたのご支援が、子どもたちとその家族の笑顔を生み出す大切なきっかけとなります。
ぜひ、このプロジェクトにご協力いただけると幸いです。
寄付者の皆様には、感謝のメール・活動報告のメールを送らせていただきます。
また、活動報告書または会報にお名前を記載させていただきます。
夕虹は晴れ
ふくいこどもホスピスのロゴは、夕日と虹をモチーフにしています。
夕日は、闘病に果敢に立ち向かった子であり、強くやさしく穏やかな日本海の夕暮れ時のイメージから名付けられた、ひとりの英雄の名前から。
虹は、ふくいこどもホスピス構想のきっかけとなった、ドイツのこどもホスピス・レーゲンボーゲンラント(regenbogen=虹)から。
この夕日と虹を合わせた、「夕虹は晴れ」という言葉があります。
夕方に虹がかかるのは、晴れの前触れ。
私たちのロゴには、そんな想いを込めました。
これから、みんなで地域にたくさんの夕虹をかけていきましょう!
ふくいこどもホスピス ホームページ
https://www.fukuikinderhospiz.com/
こちらの寄付は赤い羽根を活用しています
こちらの寄付は、福井県共同募金会を通じて、寄付者の応援が直接、指定の福祉団体に届けられるよう寄付ができる使途選択募金を活用しています。毎年1月1日から3月31日に実施されます。
▶クラファン特設ページをぜひご覧ください
【赤い羽根クラウドファンディングの特徴】
●赤い羽根の承認事業 ▶詳細はこちら
赤い羽根で知られる共同募金会は、昭和22年から市民主体の取組みとして民間の社会福祉の推進のために募金活動を続けている歴史ある団体です。寄付募集を行っている事業は、福井県共同募金会の配分委員会で審査し、理事会、評議員会の議決を経て承認された事業ですので、安心して寄付ができます。
●ご寄付は税制優遇の対象 ▶詳細はこちら
寄付金は税制上の優遇措置の対象になっています。個人のご寄付は、所得税の所得控除または税額控除、住民税の税額控除が受けられます。株式会社など法人のご寄付は、法人税の全額損金算入扱いになります。
●福井を良くする活動に特化 ▶詳細はこちら
赤い羽根クラウドファンディングで支援する団体はすべて福井県内で活動している団体です。地域に寄り添った小さな活動、地に足付けた活動をする団体に対して直接支援することができます。
福井県共同募金会とは・・
たすけあいの精神を基調として、福井県における社会福祉事業の健全な発達及び社会福祉に関する活動の活性化により、地域福祉の推進を図るための共同募金事業を行うことを目的として様々な活動をおこなっています。
(お問い合わせ)
〒910-0026 福井県福井市光陽2丁目3-22
TEL:0776-22-1657 FAX:0776-22-3093