障がい者との共生は、当たり前の地域づくり
福井県共同募金会では、誰もを受け入れ、誰もが参加できる地域づくりを目指して、1．障がい者自身の能力や意欲を高めることと、２．社会の障がい者に対する理解や支援を促進する活動を応援します。
１．障がい者自身の能力や意欲を高める活動
まず、障がい者自身の能力や意欲を高める取り組みとして、「みんなで舞台に立とうを広げる会」では、年に40回にも及ぶダンスや太鼓のワークショップを重ね、障がい者と健常者が共に同じ舞台に立ち、年に1回行う「発表会」が自信につながっています。
また、「くらふとくらぶ」では、発達障がい者の若者たちに対し書道を通じた表現活動や余暇活動の支援を行っています。さまざまなギャラリーに展示される表現豊かな作品は多くの方に認められ、彼らの誇りになっています。
また、障がい者の働く場所を充実させるための支援も行っています。
最近の原材料の高騰で障害者への給料の支払いが厳しく、多くの授産施設では苦労しています。「つみきハウス」では、地元の企業や病院、高校へ弁当やパンなどを販売していますが、販売数を増やすため調理備品を整備し、売上を上げ、お給料が改善されることで働く意欲や生活の充実につなげていきたいと考えています。
２．社会の障がい者に対する理解や支援を促進する活動
次に、社会の障がい者に対する理解や支援を促進する活動として、
「はぁもにい永平寺」では、重症心身障害児者とその家族の生活の現状を理解してもらうためドキュメンタリー映画とシンポジウムを行い、親亡き後の彼らの生活をどうしていくか関係者と地域の方々と話し合いたいと企画しています。
また、「ゆきんこの会」では、今年、障がいのある子どもたちを対象にした放課後ディサービスを開設しましたが地域の方々との交流の機会をつくるため、施設の中に畑を整備し子ども達と地域の方々との交流スペースの整備を行います。
また、「Compath（コンパス）」では、福井のユニバーサル化を推進するため、身体障がい児者でも安心して外出（おでかけ、旅行、観光）できる施設やお店の情報をネットで紹介しており、観光関連事業者や公共施設に点検・メンテナンスを呼びかけ、施設の情報をポータルサイトに掲載することで、北陸新幹線開通によって福井県を訪れる人々にも、安心して車椅子を利用できる社会参画の環境を提供したいと考えています。
障がい者を応援する募金の使い道
障がい者のまわりには、意識面をはじめさまざまな障壁が存在し、多様で複雑ですが、障がい者自身と社会との相互作用の中で改善される可能性もあります。
福井県共同募金募金会では、障がい者の社会参加を推進するために、障がい者と社会の双方が協力し、障がいの有無を超えて、誰もが参加できる社会を目指し「障がい者」応援募金を実施しています。あたたかい応援をお願いします。
令和5年度にいただく募金は以下の団体の活動を助成するために活用させていただきます。
目標額：3,860,000円
| 団体名 | 応援プロジェクト名 | 募金額（円） |
| 特定非営利活動法人くまっこクラブふくい | くまっこの仲間達のお仕事で地域の方とつながろう事業 | 500,000 |
| 社会福祉法人ゆきんこの会 | 大豆と共に、おいしい育ち事業 | 500,000 |
| 一般社団法人福井県身体障害者福祉連合会 | 身体障害者の理解促進と会員拡大に向けた広報活動事業 | 500,000 |
| 一般社団法人 Compath | 安心して社会参画をするための環境整備事業 | 400,000 |
| 「みんなで舞台に立とう」を広げる会 | 表現活動を通じた障害のある方が輝く街づくり事業 | 320,000 |
| 社会福祉法人つみきハウス | 弁当販売拡大事業 | 310,000 |
| くらふとくらぶ | 知的・発達障がい者の為の書道教室事業 | 280,000 |
| 福井県高次脳機能障害友の会福笑井 | 高次脳機能障がい児者の社会参加の場を増やす事業 | 260,000 |
| 特定非営利活動法人はぁもにぃ永平寺 | 障害が重くても安心できる社会を考えるシンポジウム | 230,000 |
| 福井あゆみ会 | 動作法サマースクール事業 | 200,000 |
| チャレンジド乗馬サークル「ドルチェ」 | 心身障害児・者のための乗馬教室（アニマルセラピー） | 200,000 |
| 社会福祉法人福井県視覚障害者福祉協会 | 視覚障害者の理解促進と組織拡大のための事業 | 100,000 |
| 福井県肢体障害者福祉協会 | 障害者の健康増進と社会参加の促進事業 | 60,000 |
