活動の背景、社会課題について
令和6年1月1日に発生した能登半島地震から8か月以上が経ち、仮設住宅の設置も進んできたところで、9月21日に記録的な豪雨を受け、再び大きな被害が発生しました。各所で土砂崩れ、床上・床下浸水、断水などが起きています。
緊急的な支援が必要です。
災害支援の経験があり、スキルのあるボランティアの方がひとりでも多く、被災地での活動を続けられるように、資金的な支援が必要です。
活動内容の詳細、実績について
公益財団法人あくるめでは、能登半島地震発生直後の1月10日より、二次避難支援および被災地支援を行う加賀市内の個人・団体等を対象に、累計24件、240万円を超える助成事業を実施してまいりました。(※活動実績の詳細については、本ページ上部の【活動報告】に掲載しております。ぜひご覧ください。)
二次避難者支援は7月末でほぼ終了しましたが、被災地支援は現在も続いており、9月時点では、3つの団体が現地にて支援活動を行っております。炊き出し、家の片づけ、傾聴ボランティア、マッサージ、子どもたちへのバルーンパフォーマンス、お祭りの開催支援など、様々な支援の要望がありました。
9月21日以降は、水害復旧支援のために、早急な対応と人手が必要な状況です。あくるめでは、被災地へ行き継続的に支援活動ができる加賀のボランティアの方々を支援してまいります。
寄付金の使い道について
現在、申請受付中の助成事業「第二弾 加賀市の団体等が被災地での支援活動を継続・発展させるための助成」として、能登半島の豪雨災害支援、復興支援の活動に充てられます。
また、今後必要となる復興支援に関する助成事業に対しても充てられます。
【具体的な使い道】
- 申請受付中の助成事業
「第二弾 加賀市の団体等が被災地での支援活動を継続・発展させるための助成」
対象経費例:人件費、旅費交通費、通信費、運搬費、燃料費、賃借料、保険料、印刷費、消耗品費、水道光熱費、雑費等 (プロジェクトによって人件費に制限を設ける)
要項、申請書はこちら
・運営管理費:予算全体の15%
※助成事業が終了した場合、加賀市や加賀市周辺にて今後起こりうる各種災害に対する支援に充てられます。
設立の経緯
令和6年1月1日に発生した能登半島地震において、約2,000人の被災者が二次避難先として石川県加賀市に避難されています。石川県でも有数の温泉地である加賀市には多くの旅館やホテルがあり、積極的に避難者の受け入れを進めておりました。
あくるめでは、「支援者の支援」を合言葉に、二次避難の支援にあたる活動に対し助成を行ってまいりました。長期化が見込まれる今回の震災の支援を継続的に下支えするとともに、石川県加賀市でも起こりうる災害に対して迅速な支援ができるよう「備え」の観点からも、市域で活動する機動力のあるコミュニティ財団として災害復興支援基金を立ち上げることになりました。
2024年3月11日「あくるめ災害復興支援基金」設立
活動・団体の紹介
公益財団法人あくるめは、石川県加賀市の若者一人ひとりの小さな想いを支援し、持続可能な未来に向かって子ども達の笑顔がいきかう元気な地域をつくるため2017年8月に設立されました。2020年6月には、石川県より公益認定を受け、一般財団法人から公益財団法人となりました。公益認定をきっかけに、地域に根付く財団になるべくコミュニティ財団化を目指し活動しています。