Alazi Dream Project
NPO法人

60名のマンスリーサポーターと共に、新たに30人の10代シングルマザーの復学サポートと、性教育5万人達成を実現したい!

NPO法人アラジは、西アフリカのシエラレオネ共和国で11年活動する国際協力NGOです。 今年度は、30名の10代シングルマザーの復学と、70校約1万名への性教育実施を目指し、8月31日までマンスリーサポーターを60名募集しています。

私たちアラジは、シエラレオネ共和国で10代シングルマザーの復学支援を行っています

1500円のマンスリーサポーターが60名集まると月額増額9万円が実現し、以下の活動が継続的に可能になります。

※ご支援は月500円から可能です。

シエラレオネで起きていることを知ってください

出産してしまったけれど

みんなと同じように学校に行くことを

社会は許してくれますか?

マリアマ16歳。

1歳の女の子のお母さん。

将来の夢は助産師になることでした。

私たちアラジが10年間に渡って活動する西アフリカのシエラレオネ共和国では、10代の21%*²、約6人に1人の女の子が、予期せぬ妊娠により命を落としたり、退学をすることで、将来の夢への選択肢を失っています。

イスラム教を信仰するシエラレオネでは、結婚前の性交渉がタブー視されていることから、学校や家庭で避妊方法について習うことがありません。しかし、男性優位の社会で性交渉を断れなかったり、売春などによって、予期せぬ妊娠をする女の子が後を絶ちません。

また、性加害を受けた場合であっても中絶は禁止されており、産まないという選択をとることはできません。10代での妊娠はタブー視されていることから、経済的責任をとらない男性が多くいる上に、学校ではいじめや陰口の対象になります。

なんとか復学しようと思う女の子達はいじめを恐れて転校を考えます。しかし、貧困により、新しい学校の制服代金たったの3,000円が支払えないのです。



将来、薬剤師になりたい。」

「銀行で働きたい。」

「助産師になりたい…!」

夢を描く彼女たちの自力での復学は

経済的にも心理的にも非常に困難です。

出産しても、あなたはもう一度学べる。まだ夢を諦めないで。

私たちアラジは、長年、「誰もが夢に向かって努力できる社会の実現」をビジョンに、世界最貧国・シエラレオネ共和国の農村部にある小学校への教材支援や給食支援を実施してきました。

しかし、せっかく学校に通えるようになっても、若年妊娠により女の子だけが教育を続けることのできない現状を目の当たりにし、若年妊娠の課題に取り組むことが喫緊の課題であると、思い切って2021年から大きく活動をピボットしました。

私たちは、日本にいる約380名のマンスリーサポーターの皆さん300名のボランティアさんの知見を活かし、現地人スタッフと力を合わせ、以下の3つのプログラムを独自で開発し、「10代で出産しても夢を諦めなくてもいい社会」を創っています。

活動(1)電子マネー送金での復学支援

電子マネー送金システム会社Afrimoneyと連携し、自力での復学が難しい10代シングルマザーの女の子たちへ電子マネー送金を用いた復学支援を独自にスタート、毎月の現金給付の仕組みを実現しました。

シエラレオネでは、電子マネー決済自体はまだ普及しているとはいえません。しかし、SIMカードに電子マネーを送金することにより、SIMカードを最寄りのAfrimoneyショップで提示するだけで、現金化が可能です。

これにより、毎月事務局まで交通費をかけて現金を取りに来る必要がなく、またスタッフの払い間違え等の不正リスクも防止することができるようになりました。

現在、約60名の10代のシングルマザーが、働かずに学校へ通うことができており、継続して44名のサポートを毎月届けています。

活動(2)学校での性教育

シエラレオネ教育省や警察の家庭支援課、産婦人科などと連携して課題の根本解決を目指した中高生を対象とした性教育の教材開発を実施、これまで、108校4.4万人に出張型の性教育を実施してきました。

性教育とは、ただ単に避妊のメリットを教えるだけに留まりません。「いかに大切なパートナーを大切にできるか」を考える道徳教育であり、すべての子どもに必要な性と生殖に関する権利(リプロダクティブヘルス・ライツ)について学ぶ場を提供しています。

一過性の性教育に留まらず、長い年月をかけて、性教育を受けた一人一人が意識的妊娠を防ぐことができたかの経過観察や評価が必要です。

性教育実施の際には、受講者2,000名への事前/事後評価アンケートや、毎年10校の学校への定期アンケートを実施しています、

活動(3)性教育スピーチコンテスト

性教育を短時間のセッションで終わらせず、社会課題としてより広く認知されるよう、性教育スピーチコンテストを実施しています。性教育を受けた生徒の中から10名がスピーカーとして選ばれ、性的同意や正しい避妊法についてのスピーチをし、総合得点により優勝を競います。

警察の家庭支援課の職員や教育省関係者が審査員となり、テレビやラジオなどの国営放送もかけつけシエラレオネ全土で放送されます。

性教育教材をアフリカ全土へ提供!

世界で毎年1,200万人の10代の女の子が、若年妊娠により夢を描くことを諦めています。そして、若年妊娠率の上位21カ国*³はすべて、シエラレオネ共和国を含むアフリカの国々です。

若年妊娠を止めることは、妊産婦死亡率の低減、死産率の低減、乳幼児死亡率の低減、危険な中絶の防止など、10代の女の子と赤ちゃんの大切な命を守ることに直結しています。

アフリカ地域全体で喫緊の課題になりつつある現状の、有効な解決手段として私たちの支援システムは、シエラレオネだけではなく様々な地域で活用できるロールモデルになりえます。

若年妊娠を止めることは、妊産婦死亡率の低減、死産率の低減、乳幼児死亡率の低減、危険な中絶の防止など、10代の女の子と赤ちゃんの大切な命を守ることに直結しています。

アフリカ地域全体で喫緊の課題になりつつある現状の、有効な解決手段として私たちの支援システムは、シエラレオネだけではなく様々な地域で活用できるロールモデルになりえます。

60名のマンスリーサポーターが増えるとできること

今回、新たに60名のマンスリーサポーターが集まると、月額増額9万円の固定費増が生まれ、以下の3つの活動が実施できます。

(1)10代シングルマザーへの現金給付支援を+30名へ拡大(計74名)

  • 計74名は、地域の支援対象者のおよそ1%にあたります。まずは地域の1%=74名へのインパクト評価をもとに、さらなる大型の海外助成金等の獲得を視野に、今後も受益者を拡大します。

(2)性教育を4県70校で実施

  • 現在の事業地ケネマ県を中心に、プジェフン県・ボー県・カイラフン県に拡大します。
  • 受講生は1万名を計画し、うち約2,000名の受講生に対して、性教育実施の際の事前/事後アンケート調査を行い、理解度測定を実施します。
  • 出張型の性教育に留まらず、月に2度、ラジオ放送での啓発活動も実施します。

(3)性教育スピーチコンテストを10校で開催、教科書はアフリカ全土へ

  • 私たちが独自に開発した教科書は、端的かつアフリカ特有の文化や法律に配慮したものであり、シエラレオネ教育省や、警察機関に認定されています。
  • この教材(英語版)のフランス語版も開発し、アフリカ全土で子どもの性に関する権利啓発に取り組む団体へ、無償でノウハウを提供することで、アフリカ全土でこの活動を広げていきます。

支援を受けた女の子の声

ご支援のお礼

月1,500円~のマンスリーサポーターになると、1年に1度リターン品の贈呈があります。

リターン品は毎年変わります/お好きな色味をお選びいただけます/リターン品の受取はご辞退可能です/日本国内在住の方のみのお届けになります。

月3,000円~のマンスリーサポーターになると、上記のリターンに加え、あなたが支援した女の子から直筆の感謝の手紙が届きます。

※日本国外にお住まいの方には直筆のお手紙を撮影したデータをお送りします。

月500円から活動に参加できます。

あなたも夢を諦めない10代の

お母さん達の見方に

なってください。

代表者メッセージ

誰もが夢に向かって努力できる社会へ

最後までページをお読みくださりありがとうございます。NPO法人アラジ代表理事の下里夢美です。高校2年生17歳だったころに、テレビでたまたまシエラレオネの貧困の現状を知ってから15年間、諦めずに子ども達の教育の課題に取り組んできました。

今、子どもの教育を妨げる大きな要因となっているのは「若年妊娠」であり、ビジョンを達成するための次のステップとして、この問題に取り組まざるを得なくなりました。皆さん、力を貸してください。私は70歳くらいまでこの活動を続けるつもりです。一緒に世界を変えましょう!

はるか遠くのシエラレオネで、日々懸命に生きている10代のシングルマザーの女の子たちがいます。アラジの支援活動の拡がりによって、彼女たちの未来が自信と笑顔に満ちたものになりますように!

仕事柄多くのNPO/NGOの活動を見ていますが、その中でもアラジは常に新しいことにチャレンジしています。今回のプロジェクトのように現地での活動から、寄付者とのコミュニケーションまで。ぜひ、アラジの活動に注目してください!

日本においてはまだまだ認知度の低いシエラレオネに対する理解を求めながら、関心を持ちひとりひとりが行動を起こすことを促す手腕は、目を見張るものがあります。

現地に寄り添いながら、人間として共通の願いであるよりよい社会の実現を目指す理念と、それを具体的なシステムとして柔軟に機能させる支援プログラム、さらに目に見える形で発信する力とスキルが素晴らしいです。

皆さんのご支援が、世界でもっとも貧困率の高い国のひとつであるシエラレオネで、子どもの教育を通し、貧困からの脱却を後押しする力強い一歩になることは、間違いありません。

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<留意事項>※月額寄付サポーターをお申込みいただく際の注意点

  • 「支援する」ボタンをクリックしていただき、クレジットカードで任意の金額をお選びください。パソコン・スマートフォン・タブレットからのご寄付が可能でございます。
  • ご支援完了時に「応援コメント」としていただいたメッセージは、本プロジェクトのPRのために利用させていただく場合があります。
  • 一度お申込みいただくと、毎月自動的にクレジットカードよりご支援いただける仕組みとなっております。解約のお申込み、またはクレジットカード更新のお手続きのお申込みは大変お手数ではありますが、NPO法人アラジ事務局(info@alazi.org)までご連絡ください。

※領収証が必要な場合はお気軽にお申しつけください。尚、当法人は認定NPO法人ではないため、ご寄付の税額控除はございませんので、予めご了承ください。

寄付金が充てられる事業活動の責任者:

  • 下里夢美 特定非営利活動法人Alazi Dream Project 代表理事
  • 団体の活動開始年月日:2014年3月7日
  • 団体の法人設立年月日:2017年7月7日
  • 団体の役職員数:10名

 

引用

*1 Sully EA, Biddlecom A, Daroch J, Riley T, Ashford L, Lince-Deroche N et al., Adding It Up: Investing in Sexual and Reproductive Health 2019. New York: Guttmacher Institute; 2020.

*2 Bash-Taqi R, Watson K, Akwara E, Adebayo E, Chandra-Mouli V. From commitment to implementation: lessons learnt from the first National Strategy for the reduction of teenage pregnancy in Sierra Leone. Sex reproductive health matters. 2020;28(1):1818376.

*3 Adolescent fertility rate (births per 1,000 women ages 15-19) - World Bank / World health statistics 2023: monitoring health for the SDGs, sustainable development goals - World Health Organization

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