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私たち日本アレルギー友の会では、アレルギーによって、苦しみや不安を抱える人たちに対して、講演会や療養相談を通して、前向きに、自分らしい生き方ができるように後押しすることを大切にしています。
クラウドファンディング中は特別企画として、友の会と関わりのある方々が、どのようにアレルギーを乗り越え、今の自分らしい生き方を掴むことができたのか、生の声とともに紹介していきます。
5回目は、アトピー性皮膚炎を患っている山本千鶴さんです。
山本千鶴さんのアトピー性皮膚炎体験記
私は、小さい頃より皮膚が弱く、なかなか皮膚科とは縁がきれません。10代、20代の頃は、湿疹が悪くなると病院へ行き、薬をもらって塗り後はほっとく、ということの繰り返しでした。とにかく病院へ行くのが面倒くさくていやだったのです。
また、その頃、ステロイドを使うことにより、アトピー性皮膚炎をより悪くして、皮膚が黒ずんでくるようになる、という情報を耳にするようになりました。また、マイナスイオンの出る機械をお風呂に入れて、老廃物などを体から出し治していくため、マイナスイオンの出る機械を高いお金を払って買いました。ステロイドの薬をいっさいやめ、マイナスイオンのお風呂にはいる、ということを始めました。始めたとたん、脚が曲げられないほどむくみ、猛烈なかゆみと皮膚がやぶけていくのではないかと思うほどの痛みが続くようになりました。
しかし、ある日、アレルギー友の会へ相談してみるよう勧められました。そして、友の会の方に励まされ、病院を紹介して頂き、治療を始め、どんどん良くなりました。
それからは、ひどくなることはなくなりました。しかし、完全に湿疹が消えたわけではありません。今でも毎日のようにかゆいですが、薬でうまくおさえつつ普通の生活をおくっています。
アトピー性皮膚炎は死んでしまう病気ではありませんが、とても辛い病気です。友の会は、そんな方の味方になってくれる所です。友の会へ行っても病気が治るわけではありません。でも同じ痛みをわかってもらえるだけでも心の支えにはなるはずです。周りで悩んでいる方がいらしたら、どうぞ紹介さし上げてください。
アトピー性皮膚炎で悩んでいるみなさん、普通に生活できる日がきっと来ます。前向きに、あまりがんばり過ぎずすごしていきましょう。
アレルギーのつらい症状に一人で悩んでいませんか?
私たちは不安や悩みを抱えるアレルギー患者に対して、アレルギーを乗り越えてきた相談員が電話やメール・オンラインで、患者の立場から相談・アドバイスを行っています。同じ患者だからこそ、気持ちに寄り添うことができ、自身の治療の経験から情報提供も行うことできます。
一人で悩まずに、あなたのお話をお聞かせください。
山本さんのアトピー体験記の全文はこちらをご覧ください。
▷http://allergy.gr.jp/archives/482
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