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今回の講演では、アトピー性皮膚炎、食物アレルギー、喘息、それぞれの領域の専門の先生方から、既存の治療から最新の薬を用いた治療までわかりやすく解説していただきました。
国内外から100名以上の方にご参加いただき、大変ご好評のお声をいただきました。
中には皮膚科の先生もご参加いただいたようで、多くの方々に、最新の情報をお届けすることができたと感じております。
ご参加いただいた皆さま、ありがとうございました!
※講演会にご参加いただけなかった方には当日の講演の動画を配信しています。
ご希望の方はメールで「11月6日講演会動画希望」と記し、お名前とメールアドレスをinfo@j-allergy.or.jpまでご連絡ください。
当日の様子
【第一部】講演
1. ここまで進んだアトピー性皮膚炎治療!~外用治療から生物学的製剤まで~
東京慈恵会医科大学 皮膚科学講座 講師 石氏陽三(いしうじ ようぞう)先生
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近年,様々な研究が進歩して,ステロイド以外の新しい外用薬や内服薬,生物学的製剤など多くの新薬が登場しています。そのため,治療選択肢が増えて,アトピー性皮膚炎治療は大きく変わってきています。当日は従来から使用されているステロイド外用薬を見直しつつ,新たに登場した治療法をご紹介いただき,最新のアトピー性皮膚炎治療についてお話しいただきました。
2. 食物アレルギーの診断・治療の最前線
国立病院機構相模原病院 臨床研究センター アレルギー性疾患研究部 食物アレルギー研究室 室長 佐藤さくら先生
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ここ十数年で食物アレルギーの診断・治療は大きく進歩し、原因食物の完全除去から「食べられる範囲」を広げる管理・治療へとシフトしています。当日は新たな診断アプローチの考え方や、食物経口負荷試験を基にした食事指導の実際をお話しするとともに、専門施設で取り組んでいる新しい治療もご紹介いただきました。
3. 最新の喘息診療について解説
昭和大学医学部呼吸器・アレルギー内科学教室 准教授・診療科長 田中明彦(たなか あきひこ)先生
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喘息治療特に重症喘息患者さんの治療は最近5年間で大きく変化しました。変化の中心は生物学的製剤です。また、トリプル製剤と呼ばれる配合吸入剤も新しく治療選択肢に加わりました。当日は、治療の中心である吸入ステロイドをはじめ従来の基本治療から前述した最新治療まで、薬剤がなぜ効くのか、どういった患者さんに適しているのかなどについて解説いただきました。
【第二部】Q&A
3名の先生をお呼びし、1時間ほど質疑応答の時間を設けました。
司会
元ふれあい横浜ホスピタル院長 坂本芳雄先生
東京逓信病院皮膚科客員部長・あたご皮フ科副院長 江藤隆史先生
帝京大学ちば総合医療センター第三内科(呼吸器)教授 山口正雄先生
ご参加いただいた方のお声
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本日の講演内容についての感想を1つご紹介いたします。
上記はあくまで一例ですが、他にも「身近な内容事例を取り上げていただき、非常にわかりやすかった」など、40件以上の「講演会に参加してよかった」という声をいただきました。
日本アレルギー友の会に期待すること
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「日本アレルギー友の会に期待することは?」とアンケートした結果で多く寄せられた声(複数回答可)がこちらです。
- 専門医による講演会の開催:90.4%
- 薬や治療法の最新の情報提供:82.7%
- 患者による療養相談:46.2%
- 体験談の紹介:46.2%
今後も日本アレルギー友の会は、みなさまからいただいた声をもとに、講演会を実施したり薬や治療法に関して最新の情報を提供するなど活動を続けてまいります。
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今後もこうした講演会を続けるためには運営資金が必要です。
クラウドファンディングへのご支援のほど、どうぞよろしくお願いします!