活動・団体の紹介
青森県社会福祉協議会は、青森県域で地域福祉を推進する団体です。
2017年より、制度の狭間の支援を行う「青森しあわせネットワーク」で、経済的援助や就労体験の場の提供、こどもの居場所づくり支援のための研修や情報交換を実施しています。2022年8月に「あおもりこどもの居場所ネットワーク」を、2023年2月に「あおもりフードバンク」を立ち上げました。住まいの確保の支援を居住支援法人として行うなど、生活の困りごとに幅広く、柔軟に、即応することをモットーとしています。
活動の背景、社会課題について
生活の困りごとや生きづらさなど、さまざまな課題に対して、公的な制度は拡充してきましたが、民間の活動ならではの柔軟性や即応性、包摂性が必要です。
公的な制度を利用するには「申請主義」が基本で、書類に記入して申請するという手順を踏まないものも増えてはいますが、「私を助けてほしい」と自ら声を上げたり、勇気と行動力のある支援者の目に止まらなければ、相談や支援には結びつきません。「声なき声」や自らSOSを発せられない人への支援には、包摂性の高い民間の活動で、身近な地域で行われている活動こそが求められています。
既存の制度の多くは、相談や申請から解決のための対応やサービスに要する時間がかかり、「今日食べる物がない」と相談しても、その日に食べ物を支援することは、制度の中では困難であり、我慢してもらうか待ってもらうしかありません。民間の活動にリソースさえあれば、柔軟性と即応性で、今ここにある困難に対して具体的に解決を図ることができます。
活動内容の詳細、実績について
制度の狭間の支援を行う「青森しあわせネットワーク」では、青森県内の1909世帯の40,811,537円分の現物給付による食料支援等を行っています。生活にお困りの方に緊急一時的な支援を行い、生活再建に向けた具体的な支援を行っています。(2017年~)
誰もが集える「居場所づくり」を青森県内に広める支援活動では、居場所やこども食堂を開設したい人28ヶ所へスタートアップの助成を行っているほか、運営などに関する相談を毎日受付、運営者同士の情報交換や研修会など、活動を継続するための支援を行っています。(2018年~)
「あおもりフードバンク」では、無償で寄付品を受入れ、困窮者支援団体、こども食堂などの運営者、食品配布活動「こども宅食おすそわけ便」、社会福祉施設などに年間40トンの食品等をお渡ししています。(2023年実績)
ホームレス等の方の住まいの確保「居住支援」活動では、物件の紹介や不動産会社の同行のほか、必要に応じて保証人になって住まいの確保を支援しており、年間200件の相談に応じ、100人を超える人の保証人を引き受けています。(2018年~)
寄付金の使い道について
ご希望に合わせて、①困窮者支援、②居場所づくり、③フードバンク活動、④居住支援の活動に活用させていただきます。
①困窮者支援と②居場所づくりでは、運営団体への助成や必要な食品等の購入費用、③フードバンク活動では、食品等の運搬費用、④居住支援活動では、ホームレスの方に必要な日用品の購入費用に充てさせていただきます。
使途のご指定がない場合には、上記に費用のほか、活動の周知やPR活動に充てさせていただきます。