アプカスとは?
○災害支援からスタート。貧困や環境問題に現場で取り組む
アプカスは、2004年に発生したスマトラ沖津波のスリランカ被災者支援を目的に任意団体として発足。その後、内戦や自然災害が続くスリランカで、そこで暮らす人々の声を大切にしながら、緊急支援活動、復興事業、地域開発プロジェクトを実施してきました。
アプカスの特徴
○課題解決のため、ソーシャルビジネスに特化
近年は、より長く、より広く、私たちと支援者の皆様の思いを届けるために、ソーシャルビジネスを通した社会課題解決に注力しています。
「循環型農業」で生産された農産品ブランド(Kenko1st Organic)の展開、視覚障がい者が指圧師として働く指圧院(Thusare Talking Hands)の運営、歴史的な紅茶ワーカー長屋による地域ツーリズム展開(The Line House)など、公益性と持続性の両立を目指し、新たなチャレンジをスリランカで続けています。
アプカスの課題
現在私たちは、これらの活動を通して、およそ20名を直接雇用(障がい者6名含む)し、スリランカ全土の取引先グループ(地方の女性団体や多数の小規模農民グループ)にも、その経済効果が拡がっています。
一方で、スリランカで活動を続ける難しさにも絶えず向き合い続けています。
○スリランカ政府のゴタゴタが辛い!
2009年の内戦終結時以降、政府のNGOへの一方的な締め付けが強化。ただでも政治のゴタゴタが多いスリランカでは、何をするにも一苦労(泣)。さらに近年は、海外からの債務返済問題に、同時多発テロ、コロナ感染拡大が重なり、政治・経済共に大混乱中です。
○スリランカ人がかなりツワモノ!
15年以上活動を継続していますが、スリランカ人もかなりのツワモノ揃い(苦笑)。平気で約束を守らなかったり、訴訟に巻き込まれたり、スタッフが占いで仕事をやめたり、デング熱でいきなり長期休養なんてことが…。
○それでも私たちの歩みは止めない!
政府には煙たがられ、スリランカ人にも様々な場面で振り回されながらも(笑)、続けていられるのは、両国で多くの皆様に支えられ、私たちの活動に『社会を前向きに変える付加価値がある』と信じているからです。
ご支援の使い道
○アプカスを育て、進めるために
私たちのソーシャルビジネスは、立上期は超えられたものの、どれもまだ「ヨチヨチ歩き」の状態です。目標とする「自立運営の実現」には、組織内外の課題に向かい合いながら、一歩一歩、粘り強く対応していくしかありません。そのためには、皆様からのご支援が必要です。
いただいた寄付については、ソーシャルビジネスを将来にわたって継続していくために欠かせないスリランカ側の「人材の育成」やブランド向上に欠かせない「技術やノウハウの蓄積」目的に使用します。