このプロジェクトへの寄付には税の優遇措置が適用されます。
京都の地で30年、韓国伝統舞踊を舞う
みなさま、舞踊家の金一志と申します。
韓国から日本の古典芸能発祥の地である京都に居をかまえ、韓国の伝統芸能を伝えるために1994年に京都に開設した金一志韓国伝統芸術院が、今年で30年をむかえました。
その30周年の歩みと成果の集大成として、今年6月、創立30周年記念公演「舞縁」を、ロームシアター京都にて開催することとなりました。
平安時代をさかのぼる古の時から交流のあった朝鮮半島と日本。その深い結びつきと縁を、未来につないでいくための公演です。
韓国伝統舞踊には3つの柱、「宮廷舞踊」「民俗舞踊」「儀式舞踊」があるのをご存じでしょうか。
それぞれ単独で演じられることが多いのですが、今回は韓国国楽界の第一線で活躍している楽士たちの生演奏で、全てのプログラムを舞います。
出演は、芸術院にかかわる舞踊家をはじめ、韓国より招いた楽士など、出演者・スタッフ総勢60名体制。まさに、韓国伝統舞踊の原点を辿る公演となります。
この公演を実現させるには、私たちの手元の資金だけでは難しく、多くの方々のご協力がどうしても必要です。これまで多くの関係者や企業、団体をご訪問させていただき、支援のお願いをしてまいりましたが、この度、クラウドファンディングに初めて挑戦することになりました。
この公演の意義にご共感いただけましたら、ご支援を賜りたく存じます。
何卒よろしくお願い申し上げます。
金一志韓国伝統芸術院
代表 金一志
4つの見どころ
韓流ブームにより、文化と芸術が人と人を結びつけ、お互いの理解を深めています。
今回の舞台は、韓国伝統舞踊を通してその原点を辿る公演になります。
見どころは、一目で魅了される華やかで美しい民族衣装です。韓流時代劇など映像で見ていた色鮮やかな衣装を身にまとい、優雅に舞い、歌を披露します。
そして、粋で格好の良いダイナミックな男性舞、華やかで艶やかな女性の舞、独特のリズムに乗ってエネルギッシュに舞う打楽器の舞、そして、世界文化遺産として登録されている宮廷舞踊などバラエティーにとんだ作品をご覧いただけます。
今回の舞台では、韓国国楽界の第一線で活躍している楽士たちの演奏で、全てのプログラムを舞います。日韓両国の共通の発祥を有する楽器や、韓国特有の楽器の音色に耳を傾けてみてはいかがでしょうか。そして、特別ゲストとして韓国で活躍されている舞の先生方もお招きしています。
見どころは舞と衣装、音楽だけではありません。韓流歴史ドラマでおなじみの豪華で美しい女性のヘアスタイルと、韓国舞踊の華やかな衣装にあう独特なメイキャップのために、3人のメイキャップアーティストも来日します。
宮廷舞踊、民俗舞踊、儀式舞踊
韓国伝統舞踊は大きく分けると3つの種類があります。
①宮廷舞踊 ②民俗舞踊 ③儀式舞踊
それぞれ単独で公演されることが多いのですが、今回は宮廷舞踊と民俗舞踊を迫力のライブ演奏にのって披露します
今回は3種類の宮廷舞踊を舞います。その一つとして2009年ユネスコ世界文化遺産に登録された處容舞(チョヨンム)を披露します。仮面と五方色(東西南北と中央を表す青・白・赤・黒・黄)の衣装をまとった五人の舞で、新羅時代から引き継がれている宮廷舞踊です。舞は陰陽五行説に基いて作られていて、疫病を追い払う意味があります。活気溢れる動きの中に華やかさと勇ましさが見える踊りです。処容舞は仮面、衣装、音楽、舞が合わさった水準高い舞踊芸術といわれています。
宮廷舞踊には、韓国文化財庁の認定する履修者ライセンスがあります。今回は宮廷舞踊履修者を目指す伝授者たちによる舞を披露します。
開催概要
名称: 金一志伝統芸術院 創立30周年記念公演【舞縁】
場所: ロームシアター京都サウスホール アクセス
日程: 2024 年6月 23 日(日)17:00開演(16:30開場)
主催: 特定非営利活動法人金一志韓国伝統芸術院
チケット: 全席自由
前売 5,000円
当日 6,000円
学割 3,000円
第一部 | 脈を受け継ぐ人々、立舞、處容舞、春鶯舞ほか
第二部 | 古より明日へ、花扇舞、閑良舞、珍島太鼓舞ほか
公演に関するお問合せ: 金一志韓国伝統芸術院 TEL:075-600-9162
メール:iruchi30muyon@gmail.com
ユネスコ世界無形遺産登録のページはこちら(英文)
金一志韓国伝統芸術院とは
1994年に韓国の舞踊家 金一志によって京都で活動を開始。
広く韓国伝統芸能文化の伝承者養成を図るとともに、日韓の芸能文化の交流を深め、それぞれの分野の表現方法や技を研鑽し、コミュニケーションを高め、それらを礎とし国際協力や人権擁護又は平和の推進に寄与することを目的とする。2015年にNPO法人化。
住所:〒601-8101京都市南区上鳥羽高畠町105-1 タナベビル3階
電話:075-600-9162
メール:post.kkac@gmail.com
公式WEBサイトはこちら
近年の活動
2018
4/21 絆の会 第 1 回舞踊交流公演「紡ぐ」出演/京都府立文化芸術会館
8/25 韓国国家無形文化財處容舞保存会関西支部定期公演「娉婷月下歩 III―FANTASIA―」
開催/京都府立文化芸術会館
11/5 安山市率国楽団日本ツアー NEW 朝鮮通信使―平和の道―
出演/ロームシアター京都メインホール
11/19 名舞流一家&男舞「脈」出演/大江能楽堂
2019
4/21 金青佑の伝統舞 第 1 章「交流」出演/山本能楽堂
6/23 金一志韓国伝統芸術院開校 25 周年記念公演「祝祭~源氏物語~」
開催/ロームシアター京都サウスホール
9/21 モルゲ招請公演出演/大阪韓国人会館
2021
7/4 古より明日へ/奈良あすか風舞台
7/16 桜梅桃李 脈を受け継ぐ人々/京都府民ホールアルティ
10/28 風月同天/壬生寺本堂前
2022
6/25 仙雲之舞 脈を受け継ぐ人々 三 /京都国際交流会館
8/21 金一志芸術団公演 韓文化交流公演「風韻」/京都観世会館
11/28 韓日文化交流公演「和合の響」/ロームシアター京都
12/11 三人舞 第 6 回記念公演「轍」〜世代に繋ぐ伝統舞〜/なら100 年会館
2023
9/3 仙雲之舞 脈を受け継ぐ人々 四 /山本能楽堂
11/25 拈華微笑〜韓国伝統藝能への誘い〜/大江能楽堂
11/26 三人舞 舞源/京都府民ホールアルティ
舞踊は時代や歴史から離れて独自にあるものではない
私は京都を中心に韓国伝統舞踊を続ける中で、伝統芸術、舞踊について多くを学ぶことができました。舞踊は舞台で演じられる故に空間の芸術と言われます。同時にその空間の広がりは歴史性や時間性を伴います。私の舞踊が時代や歴史から離れて独自にあるものではないことに気づかされました。千数百年を越える日本と朝鮮半島との文化の伝播・交流という様々な人の営みを経て現在に至る連続性の中にあります。近年の多様で複雑な歴史と交流をへて育まれてきたものだと最近は強く意識するようになりました。
金一志韓国伝統芸術院のあゆみと今回の舞台は、韓国人だけではなく日本人、中国人の舞踊家の皆さんとの共同の努力のうえに成り立っております。
今回の舞台がささやかであっても日本と韓国の次代をつなぐ一助となればと考えております。
多くの皆様のご支援をお願いいたしますとともに、当日会場でお会い出来ますことを心よりお待ちにしております。
金一志
寄付のつかいみち
お寄せいただいたご寄付は、会場費、出演者謝礼、渡航費、滞在費、衣装外注費、音響・照明費、スタッフ人件費、広報費、記録費など、本公演の開催にあたって必要な経費として大切に使わせていただきます。
このプロジェクトに寄付をすると税の優遇措置が受けられます
アーツサポート関西は公益財団法人関西・大阪21世紀協会が行う取り組みであるため、このプロジェクトに寄付をいただくと税の優遇措置が適用されます。個人と法人のいずれにも適用されます。たとえば個人が3万円を寄付して「税額控除方式」で税金の還付を受ける場合、11,200円が寄付者に戻ってきます。詳しくはこちらをご参照ください。
寄付をしていただく際にご確認いただきたいこと
■このプロジェクトは、アーツサポート関西の2024年度公募助成で選ばれた団体が行う活動です
■いただいた寄付は、公益財団法人関西・大阪21世紀協会への寄付となり、税の優遇措置が受けられます。詳しくはアーツサポート関西ホームぺージ「税の優遇措置について」をご覧ください。
■プロジェクトを行う団体には、いただいた寄付から必要経費10%を控除した金額をアーツサポート関西から助成金として支払います。クレジットカードをご利用の場合はカード手数料分も控除されます。
■プロジェクトが目標額に達しない場合でも集まった寄付金を助成金として支払います。それにより事業規模が縮小されることがありますので、予めご了承ください。
■やむを得ない事情により、プロジェクトが中止となった場合、寄付金は返金せず、アーツサポート関西が行うほかの芸術・文化支援活動に活用します。
■寄付者のご連絡先については、当方の個人情報保護の基本方針に則り、プロジェクトを行う団体からのお礼のお手紙やメール等をお送りするため、当方から団体にお伝えさせていただきます。プロジェクト団体へのご連絡先の開示を希望されない場合は、寄付申込みページの備考欄に「個人情報の共同利用不可」とご記入いただきますようお願いいたします。