★ このプロジェクトへの寄付には税の優遇措置が適用されます。

劇団CLOUD9代表の小沢佑太です
改めまして、ここまで読み進めていただきありがとうございます。劇団CLOUD9代表の小沢佑太です。教育大学を出て学校の先生になったのですが、紆余曲折あって、劇団CLOUD9を立ち上げて活動を始めました。現在はインディペンデントシアター1st・2ndでの劇場管理スタッフとして働きながら演劇創作を続けており、第3回関西えんげき大賞「ネクストドア賞」を受賞しました。
クラウドナイン? 聞いたことあるようなないような…という方へ向けて、これまでの活動をぎゅぎゅっとまとめました。全部知ってるよ!という方はざざっと読み飛ばして「公演概要」へお進みください。

劇団CLOUD9とは
劇団CLOUD9は、2022年5月に小沢佑太が立ち上げた、関西を拠点に多面的に活動するスタッフ集団です。コロナ禍真っ只中での旗揚げでした。現在劇団員は小沢佑太(プロデュース/脚本/演出など)、門志亜紀(照明)、瀧宮茜(音響)、諏訪華奈子(舞台美術)、杏仁アニー(宣伝美術)の5名が所属しています。
ちなみにCLOUD9(クラウドナイン)というのは、英語で「最高の気分」「天にも昇る心地」という意味があるそうです。教師2年目の頃に仲良くなった英語の先生に教えてもらいました。
劇団のキャッチコピーは「思い描くカタチとなるCLOUD9」。関わった人それぞれの思い描く形を尊重しながら、創作過程における素直で繊細な表現に重きを置いています。会話劇や一人芝居を主として、戯曲に潜む登場人物の心情を繊細に描き出すことを大事にしています。最近はスタッフ集団としての特性を活かして、他団体へのサポートなどにも力を注いでいます。

劇団CLOUD9のこれまでの活動
2022年に立ち上げた劇団ですが、この4年間で積み重ねてきた活動は、今回の公演で10回目となります。ここで少し私たちがこれまで歩んできた軌跡についてご紹介させてください。
■「旗揚げ公演」2022年10月15日〜17日
コロナ禍真っ只中、神戸での旗揚げでした。感染症対策を行いつつ、右も左も分からないまま進み始めました。
■「ぱくっと!2023」2023年2月4日〜5日
大阪市立芸術創造館が主催する演劇祭に選出していただきました。15分の短編を細部までこだわって創りました。
■「大阪で初めての主催公演」2023年4月6日〜9日
in→dependent theatre 1stで第3回公演『まだここは』を上演しました。NFTチケットの試験導入や小沢初の脚本執筆など、多方面で挑戦を重ねました。

■「百年フェス2023」2023年7月16日
大阪市の森ノ宮にある百年長屋という素敵な場所で行われた小さな演劇祭。ご縁あって参加させていただきました。
■「阪神連続公演企画」2023年8月22日,26日〜27日
『七日目の朝』という新作を「火曜日のゲキジョウ」(大阪)、「イカロスまつり」(神戸)で連続して上演しました。同作品を同週に別劇場・別キャストで上演する企画に挑戦しました。

■「24時間舞台」2023年9月24日
24時間舞台という企画に参加し、早朝の5時から「夜がくれる」という一人芝居を上演しました。自然光を取り入れたインスタレーションのような作品に仕上がりました。

■「初めての京都公演」2024年3月21日〜25日
東日本大震災をテーマに描いた『もういいよ』という作品を上演しました。THEATRE E9 KYOTOのU30創造支援事業に採択され、「プレ公演」「ワークインプログレス」といった創作過程の公開にも力を注いだ公演でした。

■「原点回帰」2024年7月25日〜28日
原点回帰を掲げて、旗揚げ公演と同じ形式の脚本、企画構成で新作『ただいまのあと』を書き下ろして上演しました。KMNproject、虎の子スタジオといった外部のプロダクション等との繋がりも重視しました。
第10回公演『ここで待ってる』京都公演を成功させたい!
何もわからず手探りだった旗揚げから早4年。気がつけば10回目の公演を迎えることとなりました。
本公演は今年8月に大阪府高槻市の高槻城公園芸術文化劇場 サンユレックホールにて上演した同作品を、同メンバーで京都でも上演する、という企画です。いわば、大阪・京都の二都市巡回公演です。同内容であるにも関わらず3ヶ月の再準備期間を経て上演します。実質的な再演のようなものです。
しかし、これから上演するTHEATRE E9 KYOTOと8月に実施したサンユレックホールでは、劇場のサイズや雰囲気が大きく異なります。劇場の特性を活かした舞台セットや演出、音響・照明プランを構築し、スタッフ集団である劇団CLOUD9の良さ・おもしろさを存分に味わっていただける企画となっています。大阪公演を観た方も観ていない方も様々な形で楽しんでいただける作品です。


また、制作部分でも工夫を施しています。例えば、「転校生チケット」と称した遠方チケットです。こちらは近畿2府4県外にお住まいの方限定でチケット料金99円で販売しています。そのほかに、高校生以下団体の方は1〜6名まで1グループあたり3,000円となっています。さらに、チケットだけでなく、第10回公演限定グッズの販売や、本作に関連したSNS企画など、合計10個の連動企画を用意しています。1月におこなったオーディションから始まり、約10ヶ月の制作期間となる本公演を、創作過程から盛り上げています。
代表・脚本・演出の小沢佑太からのコメント
今回のテーマは「学校」にしよう!と宣言してスタートしました。
思えば僕はずっと学校の中の人でした。公立の小学校に通い、公立の中学校に通い、公立の高校に進学し、教育大学に入学しました。おかげさまで大学時代もいろいろな学校に出入りして実習やボランティア活動をおこないました。大学を卒業したら真っ直ぐ教員になりました。公立中学校、私立高校、私立中高一貫校、私立女子高と、なんやかんやで5年間学校の教師を続けていました。
7歳で小学校に入学してから20年間、学校の中にいる人だったということになります。この20年を想いながら脚本を書いていたのですが、不思議なことに書けば書くほど学校が遠のいていくのです。テーマ、テーマなのに!と何度も修正をかけようとしたのですが、書けば書くほど学校ではないシーンが出来上がっていきました。ここでようやく僕は気づきました。自分はもう学校の外の人間でした。ふらりと正門をくぐろうものなら、たちまち不審者扱いされる人間でした。気づいてから素直に書き直してみました。守りたかったもの、これから守っていくもののお話になりました。
『ここで待ってる』 あらすじ
春、幼馴染の3人がタイムカプセルを開ける。入っていたのは置いてきた過去。
夏、各々がそれぞれの場所でラジオを聞いている。流れてきたのは懐かしい日々。
秋、小さな繋がりを手繰り寄せてみる。出会ったのは今ここにいる自分。
冬、渡しそびれた言葉がある。わたしだけのお守りを抱きしめる。
ホットコーヒーしか無い喫茶店
ベンチにおじさんが居座る公園
FMラジオが流れている居酒屋
わたしとわたしとわたしの部屋
十人十色の人生が
ここで交わりすれ違っていく。
まだここは春雨の降る夜明け前。
だけど道端に転がる蝉にとっては七日目の朝。
東雲の空を眺めたら誰かにもういいよと言われた気がした。
ただいまのあと部屋に入ると、あの日のわたしがここで待ってる。
《物語の見どころ》
本作は10人の登場人物たちの過去と現在が多重に絡み合い、やがて繋がっていく群像劇です。それぞれの心の奥底の声が、繊細な会話を通じて丁寧に浮かび上がってきます。失われた時間や伝えられなかった想いが、小さな出会いや気づきによって浄化されていく過程を描きました。日常に潜むドラマと人と人との関わりがもたらす温もりを、ぜひ劇場で体感してください。

公演概要
劇団CLOUD9 第10回公演『ここで待ってる』
○脚本・演出:小沢佑太
○出演:葵P、天希明日香、石堂亜弥、稲星みのり、ウラノス、岡田樹里、後藤啓太、溝上蘭姫、よしおかみずき、ワタムート
○スタッフ:
【照 明】門志亜紀
【音 響】瀧宮茜
【舞台美術】諏訪華奈子
【宣伝美術】杏仁アニー
ーーー 以上 CLOUD9 ーーー
【演出助手】大川朝也、アイウエあおい、梶井こはく
【舞台監督】脇田友
【楽曲提供】松原雄太
【映像撮影】虎の子スタジオ
【制 作】CLOUD9
【制作補佐】殿
○劇場:THEATRE E9 KYOTO (京都府京都市南区東九条南河原町9-1 075-661-2515)
○公演日程:
京都公演:2025年11月21日(金) ~11月24日(月)
11月21日(金) 19:00(初回割あり)
11月22日(土) 14:00 / 19:00
11月23日(日) 14:00 / 19:00
11月24日(月) 11:00 / 16:00
○料金<税込>※未就学児の入場はご遠慮ください。
● 一般チケット: 3,500円(割引併用可)
○ 学生割: 1,000円引き
○ 初日割: 500円引き
● 転校生(遠方)チケット: 99 円
● 高校生以下団体チケット: 3,000円
○チケット取り扱い・詳細
▶︎https://stage.corich.jp/stage/...
寄付のつかいみち
この大阪・京都の両公演を実施するために、とてもとても大きなお金が必要になります。具体的には270万円程度です。今回の京都公演だけでも170万円程度が必要になります。
これまで9回の公演をおこなってきて、有り難いことに徐々に規模を拡大させることができてきています。のべ1000人を超えるお客様に観ていただき、できること、やりたいこともどんどん増えてきました。
いつの日か自主公演を満足に行うには100万円を超える金額が必要になってきて、今回も同様に170万円という額に膨らんでいます。内訳は以下に書いたものに人件費や広報費などの諸経費が加算されます。人件費等をチケット収入・グッズ販売収入で賄い、残りの下記合計45万円をご支援いただいた分で賄います。
・劇場費(電気代込み) 25万円
・稽古場代 10万円
・舞台美術費(材料費) 10万円
【合計45万円】
※その他発生分は観劇チケット収入で賄います。
このプロジェクトに寄付をすると税の優遇措置が受けられます
アーツサポート関西は公益財団法人関西・大阪21世紀協会が行う取り組みであるため、このプロジェクトに寄付をいただくと税の優遇措置が適用されます。個人と法人のいずれにも適用されます。たとえば個人が3万円を寄付して「税額控除方式」で税金の還付を受ける場合、11,200円が寄付者に戻ってきます。詳しくはこちらをご参照ください。

寄付をしていただく際にご確認いただきたいこと
■このプロジェクトは、アーツサポート関西の2025年度公募助成で選ばれた団体が行う活動です
■いただいた寄付は、公益財団法人関西・大阪21世紀協会への寄付となり、税の優遇措置が受けられます。詳しくはアーツサポート関西ホームぺージ「税の優遇措置について」をご覧ください。
■プロジェクトを行う団体には、いただいた寄付から必要経費10%を控除した金額をアーツサポート関西から助成金として支払います。クレジットカードをご利用の場合はカード手数料分も控除されます。
■プロジェクトが目標額に達しない場合でも集まった寄付金を助成金として支払います。それにより事業規模が縮小されることがありますので、予めご了承ください。
■やむを得ない事情により、プロジェクトが中止となった場合、寄付金は返金せず、アーツサポート関西が行うほかの芸術・文化支援活動に活用します。
■寄付者のご連絡先については、当方の個人情報保護の基本方針に則り、プロジェクトを行う団体からのお礼のお手紙やメール等をお送りするため、当方から団体にお伝えさせていただきます。プロジェクト団体へのご連絡先の開示を希望されない場合は、寄付申込みページの備考欄に「個人情報の共同利用不可」とご記入いただきますようお願いいたします。

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