★ このプロジェクトへの寄付には税の優遇措置が適用されます。
kondabaが大事にする「場所」と「あそび」
kondabaとは、石原菜々子と金子仁司という2人の俳優によって構成される演劇団体です。私たちはかつて大阪で47年続いた劇団維新派の劇団員として活動していました。2017年同劇団が解散後に、維新派で大事にしていた「場所」や「あそび」という要素について引き続き考えたいという思いがあり、当時は維新派解散時のメンバー4人でkondabaを立ち上げました。
私たちは劇場ではない場所と出会うこと、その場所であそぶことを大事な出発点として作品を創っています。私たちはこの場所でどんなあそびができるのかを考え試していくことで場所の面白さを発見していきます。そしてそのあそびを使ってシーンを立ち上げていきます。


今回の会場「Creative Center OSAKA(名村造船所大阪工場跡地)」は劇団維新派が美術保管場所として借りていた倉庫が同じ敷地内にあり、公演前になると美術や道具製作のために足しげく通った思い出のある場所です。解散後は訪れる機会が減っていましたが、kondabaの活動の中で改めてこの場所と出会ったとき「この広い空間を使って、この場所と別の色々な場所、現在と別の色々な時間を繋ぐ壮大な遊びがしたい」と思い、この場所での公演を決意しました。
公演名はkondaba #5『kondaba港』です。

Creative Center OSAKA(名村造船所大阪工場跡地)という場所
近代化産業遺産に指定されているこの場所の4階Drafting Roomの床面には船の設計図が引かれた跡が残り、かつてこの場所で行われた労働の証となっています。また、窓から見えるドックとその先に繋がる木津川、さらに向こうに阪神高速が見える風景が印象的です。この場所はどこか別の場所への繋がりを感じさせる場所です。そして会場となる3階 Free space は南北60mの奥行きと、中央に一列に並ぶ柱を持つ空間が特徴的です。ここは沢山のあそびのアイディアを浮かび上がらせてくれる場所です。

近代の労働の記憶を演劇にする
いろいろな遊びの可能性が詰まったこの場所で、どんなことをしようか。ここでしかできないことってなんだろう。そう考えた時、ここで行われた沢山の労働と、働いていた人たちのことを想像しました。それから「近代」と呼ばれた時代、大阪の街が急激に変化していく風景のなかで労働していた沢山の人たちのことを想像しました。彼らはここでどんなふうに働き、また労働から離れた時どんなあそび(スポーツ)をしていたのか。
私たちはこの街にある沢山の「労働とスポーツの歴史と記憶」を掘り起こし、それらを繋ぎ合わせることで一つの演劇を作りたい。そしてその「労働とスポーツの歴史と記憶」を観客のみなさんが五感を使って体感できるような大掛かりな舞台装置を作りたいと考えました。
大阪と東京・岐阜を繋ぐ
私たちは今、自分たちの出身地である東京と岐阜、ふたつの土地と大阪の街を繋げながら「近代」という時代について考えるために、大阪・東京・岐阜を行き来しながらリサーチをしています。それは大阪の街が、古くは海に囲まれた港町であり、過去から現在にかけて多様な人々が大阪内外から集い、流動し、文化が混在してきた街だからです。そして私たち自身もまた大阪の外からやってきた人間のひとりです。
自分たちが生まれ育ったそれぞれの土地と現在暮らす大阪の土地を繋げながら、自分ごととして「労働とスポーツの歴史と記憶」を捉えることは、観る人にとっても「自分の記憶」と「どこかの誰かの記憶」の繋がりを発見するような時間になると思います。私たちはこの演劇によってそんな時間を作りたいのです。


「ここでしか観られない演劇」を創るために
この場所の広い空間を使って「ここ」と「どこか別の場所」、「現在」と「どこか別の時間」を繋ぐあそびがしたい。多様な人やものが流動し、文化が混在することで変化してきた大阪の街と自分たちの出自を繋げながら捉えたい。観る人が「自分の記憶」と「どこかの誰かの記憶」との繋がりを発見できるような演劇をつくりたい。そして「労働とスポーツの歴史と記憶」を五感を使って体感してもらえるような舞台装置を作りたい。私たちはそれが「ここでしか観られない演劇」になると確信し、この作品を通じて、観る人がそれぞれの立場から自分たちの地域や暮らし、社会を見つめ直す機会になることを願っています。
演劇を作るには、沢山の人が関わります。特に今回のような劇場ではない特殊な空間で、より安全に、より質の高い作品を上演するためには、専門的な知識や経験を持った人が必要です。皆さまのご支援によって、より充実した環境・体制で創作に臨むことができると考えていますので、ご賛同いただけましたら幸いです。皆さまのご支援を心よりお願いいたします。
公演詳細
■公演名:kondaba #5『kondaba港』
■日時:2026年3月19日(木)- 23日(月) 全日18:00開演(17:20受付/17:30開場)
■会場:Creative Center OSAKA(名村造船所大阪工場跡地)旧総合事務所棟3階Free space
〒559-0011 大阪市住之江区北加賀屋4−1−55 アクセス
■チケット料金:(全席自由・税込)
一般:前売3,500円/当日4,000円
学生:前売・当日2,000円
■チケット予約:こりっち https://stage.corich.jp/stage_...

■キャスト・スタッフ
出演|石原菜々子 井上和也 金子仁司 菊池航(淡水) 髙橋凜
演出・美術|kondaba(石原菜々子 金子仁司)
音楽|日野浩志郎
照明|小松裕規(Jun1works)
音響|佐藤武紀
衣装|中村聡一朗(kiken) 伊吹佑紀子
舞台監督|小林勇陽 綿中駿介
美術制作|白藤垂人
演出助手|菊池航(淡水)
ドラマトゥルク|岡田蕗子
宣伝美術|中村詩おり
宣伝写真|中谷利明
制作|kondaba
制作協力|山﨑佳奈子 前田瑠佳
助成:大阪市助成事業 一般財団法人おおさか創造千島財団 アーツサポート関西
主催:kondaba
kondabaプロフィール
2018年に大阪の劇団、維新派の解散時のメンバーによって結成。現在メンバーは石原菜々子、金子仁司の2名。
<都市>と<遊び>をテーマに街の中に上演場所を探し、その場所が持つ規則や制約、身体との関係性に着目し作品を創作する。
これまでに大阪の細野ビルヂング地下室や生野地方卸売市場3Fで作品を上演、2023年には大阪・桑津にある、昭和初期に建てられてから何度も増改築された跡が残る「大内木工所跡地」にて、淡水との共同公演「Play Through Place 1」を上演。続く2024年・2025年には、同地で地域へのリサーチやインタビュー、場所で遊ぶことを拠り所に創作した#4『ユートピア』や、隅っこ人形劇団ニッチと共同制作した『棟梁ソルネス』の上演、その他レクチャー・ワークショップを通して場所や地域の新たな魅力と、演劇の新たな面白さを発見する試みを続けている。

石原菜々子
東京都出身。現在京都・大阪の 2 拠点。2012 年から 2017 年解散まで劇団維新派に所属し、作品の軸となるワタル役等を務める。解散後は kondaba の活動と、ダンス・演劇・美術のパフォーマンス作品など様々な分野の作品に参加。また自身の演出や振付による作品も創作している。
また 2019 年度京都芸術大学舞台芸術センター共同利用・共同研究拠点 リサーチ支援公募助成にて「踊りで維新派を研究する試み」の一環として、故・松本雄吉の出生地と造船業を巡り、熊本県天草へフィールドリサーチを行う。
2021 年 極東退屈道場『LG20/21 クロニクル』(江之子島文化芸術創造センター1 階・4 階)
2022 年 神戶アートビレッジセンタープロデュース手話裁判劇『テロ』(KAVC)、akakilike『捌くーSabaku』(東京芸術劇場シアターウェスト/東京芸術祭 2022)
2023 年 したため『擬娩』(こまばアゴラ劇場)、neji&co.『OUT』(THEATR E9 KYOTO)
2024 年 neji&co.『SIGN』『OUT』(北千住 BUoY)、「Echoes Now」高橋凛作品『CHASHITSU』(京都芸術センターフリースペース/KYOTO EXPERIMENT 2024)
金子仁司
岐阜県下呂温泉出身。大阪在住。京都造形芸術大学舞台芸術コース卒業後 2006 年から解散まで劇団維新派に所属、振付など多く担当する。
2018 年 「粘土の味」和田ながら演出『オフリミット』(京都芸術センターフリースペース)
2019 年 極東退屈道場『ジャンクション』(江之子島文化芸術創造センター)
2020 年 福井裕孝演出『インテリア』(THEATRE E9、SCOOL)
地点『罪と罰』(京都芸術劇場 春秋座)
2023 年 3CASTS 金子演出『日記の遊び』(UrBANGUILD KYOTO)
2024 年 地点『知恵の悲しみ』(アンダースロー)

いただいた寄付の使いみち
みなさまからお寄せいただいた寄付は、kondaba #5『kondaba港』の公演の実現にむけて、下記のような用途で、大切に使わせていただきます。
・舞台美術製作費
・スタッフ人件費
・俳優出演費
・リサーチの為の交通費・宿泊費 など
このプロジェクトに寄付をすると税の優遇措置が受けられます
アーツサポート関西は公益財団法人関西・大阪21世紀協会が行う取り組みであるため、このプロジェクトに寄付をいただくと税の優遇措置が適用されます。個人と法人のいずれにも適用されます。たとえば個人が3万円を寄付して「税額控除方式」で税金の還付を受ける場合、11,200円が寄付者に戻ってきます。詳しくはこちらをご参照ください。

寄付をしていただく際にご確認いただきたいこと
■このプロジェクトは、アーツサポート関西の2025年度公募助成で選ばれた団体が行う活動です
■いただいた寄付は、公益財団法人関西・大阪21世紀協会への寄付となり、税の優遇措置が受けられます。詳しくはアーツサポート関西ホームぺージ「税の優遇措置について」をご覧ください。
■プロジェクトを行う団体には、いただいた寄付から必要経費10%を控除した金額をアーツサポート関西から助成金として支払います。クレジットカードをご利用の場合はカード手数料分も控除されます。
■プロジェクトが目標額に達しない場合でも集まった寄付金を助成金として支払います。それにより事業規模が縮小されることがありますので、予めご了承ください。
■やむを得ない事情により、プロジェクトが中止となった場合、寄付金は返金せず、アーツサポート関西が行うほかの芸術・文化支援活動に活用します。
■寄付者のご連絡先については、当方の個人情報保護の基本方針に則り、プロジェクトを行う団体からのお礼のお手紙やメール等をお送りするため、当方から団体にお伝えさせていただきます。プロジェクト団体へのご連絡先の開示を希望されない場合は、寄付申込みページの備考欄に「個人情報の共同利用不可」とご記入いただきますようお願いいたします。



