活動・団体の紹介
自立援助ホームあすなろ荘は1988年に設立しました。義務教育を修了した15歳から原則20歳までの青年たちが、自ら働き、その収入で生活を作っていく。そんな社会自立を応援するための場所です。
活動の背景、社会課題について
児童養護施設等を中卒就労や高校中退で退所したり、様々な事情で本来ならば家庭で保護されるべき青年たちが、社会への自立を余儀なくされています。普通ならばまだまだ未成熟な青年たちが、何の後ろ盾も支えもないまま、厳しい社会の中で生きていかなければなりません。仕事上でも生活上でも失敗をすることは、決してやり直しができるものではなく、たちまち失業や住所不定などの生活基盤の喪失となり、途方にくれ、投げやりな気持ちで身をもち崩すことが少なくありません。
活動内容の詳細、実績について
35年の歴史の中で、約190人の青年たちがここで生活しました。私たちはここで青年たちの相談にのり、ゆったりとした雰囲気の生活の場を提供し、自活する力と知恵を養うための援助を行ってきました。ホームを退居した後も、その子一人一人にあわせた距離感で支援を継続しています。
代表者メッセージ
私たちの活動にご関心をいただきありがとうございました。ここにやってくる青年たちは、決して自らの意思で来るということはありません。そんな彼らがここに来てよかったと思えるような、そして社会に出た後もふとしたときに、振り返るとあすなろ荘やそのスタッフがいてくれる。そんな安心感を彼らに伝えていきたいと考えています。
建物も同様で将来子どもを連れて、ここで生活していたんだよと言えるような。自宅には帰れないけど、ここなら帰省しようかな。そんな実家のような場所として、これからもあすなろ荘がここにあるためにも、皆様のご支援どうぞよろしくお願いいたします
寄付金の使い道について
いただいた寄付につきましては、高騰する建築費用として使わせていただきます。