信頼の架け橋になりたいと願って
BAJは2023年11月で設立30年を迎えました。
皆さまからの支援を受けながら、さまざまな活動を推進してきました。
いろいろな方たちの「思い」が、ここまで私たちを導いてくださいました。
「ブリッジ エーシア ジャパン」という名前には「日本とアジアの間に相互理解と信頼の架け橋をつくる」という意志が込められています。
「相互理解と信頼」は分断の広がる世界で、ますます重要な課題になっています。私たちにはまだアジアと日本において果たすべき役割があると感じています。
これまでの長い旅路を感謝とともにふり返りつつ、私たちの未来を考える節目に、30周年募金キャンペーン「未来への架け橋」を開始することにいたしました。
○ タイトル:BAJ30周年募金キャンペーン
「未来への架け橋」―これからの10年も私たちは挑戦しつづけます―
○ 開始日 :12月9日(土)~1月22日(月)
○ 目標金額:クラウドファンディング 50万円(キャンペーン全体100万円)
私たちのこれからの10年の挑戦を応援してください!
(写真)1995年ミャンマーマウンドー事務所ワークショップ開所式(トラック荷台が舞台)
これからの10年の挑戦
今後10年の挑戦は以下の通りです。ご寄付は以下の活動に活用します。
【ミャンマー】人々との繋がりをつなぎとめるために
世界中に広がる分断と混乱。ミャンマーはその最前線の一つです。今後の10年を見通すことは不可能です。しかし今だからこそ民間による草の根の支援が重要です。このままではミャンマーと日本のつながりは政治的混乱と分断によって途切れかねません。どのような状況だろうとも、地域の人々と直接つながり、そこに暮らす人々の日常を支えていく中立的な立場が重要です。
「よそ者」の立場を維持しつつ困難にどこまでも寄り添っていく姿勢が大事です。私たちは、これまでの活動で培った経験と知見を活かしながら、人々が生きていく上で必要な支援(水供給事業、教育インフラ整備)を続けていきます。
(写真)2024年より村落部の水供給の活動を再開します。
【ベトナム】おたがいの知恵と経験を結集する
経済発展は適度であればよいですが、度を越せば災害になります。環境問題が顕著な例です。ベトナムにおける気候変動は待ったなしの状況になります。どのような未来を子どもたちに伝えられるか。自国のことを考えるだけでは、これからの世界を生きる子どもたちには不十分です。
これからの10年、私たちは地球規模の環境課題に対して、国を超えて環境教育の現場の知恵を結集していきます。ベトナムと日本の教育現場をつなげていき、学校、学生、企業などの草の根の交流を通じて、持続可能な社会にふさわしい環境教育活動を「全員」でつくっていきます。
(写真)国を超えた交流を通じて、これからの時代にふさわしい環境教育を創造します。
【日本】古着回収の輪を広げてチャリティ文化を盛り上げる
10年前に始めた「古着リサイクルプログラム(フルクル)」を新たなステージに引き上げます。古着を送っていただくことが、ミャンマーの井戸掘削や橋梁建設の支援に直接つながることをもっとアピールします。リサイクル・リユースを促進する文脈だけでは古着の回収量は増えません。「古着回収」と「チャリティ文化」をもっと直結させていき、学校、サークル、企業、自治体などと「フルクル」の輪を広げていきます。これからの10年で、「国際協力につながる古着回収」を日本社会に定着させ、回収量を上げていきます。
(写真)SDGsで注目される古着回収を「国際協力」につなげます。
リターンについて
すべてのご支援者の方に以下を郵送します。
① BAJ活動30年の年表
団体代表自ら編纂した30年の活動をまとめた年表をお送りします。
② BAJ通信
年4回、BAJの最新の活動報告が載ったニュースレターをお送りします。インターネットでは書けないことを報告できる貴重な場となっています。
③ 年次報告書
年1回、BAJの1年間の活動や収支状況をまとめた年次報告書をお送りします。
代表者メッセージ
BAJはベトナム戦争終結後の1980年代から細々と復興支援を続け、1994年に国連(UNHCR)の要請に応じるかたちでミャンマーでの活動を開始しました。とくにミャンマーの活動は、その後の想像をこえて大きなものとなりました。
私たちBAJは、「ともに知恵を出し合い、ともに汗を流す」という理念で活動を進めてきました。というのも、「現状のミャンマーを支援するのはいかがなものか」という声にお応えしたいのです。
実際ミャンマーに調査で足を踏み入れたところ、現場で起きている事実の監視役として、よそ者である私たちの存在が大きな力となることが分かりました。
ミャンマーで活動するNGOは、現在さまざまな規制を受けており、計画通りに事業を進めることが困難な情況にあります。そうしたなかで、BAJは現地職員と相談しながら、できることはないかと探っています。困難な情況下でも現地の人々と向き合い、少しでも希望につなげていきたいのです。
私たちBAJはあきらめません。ミャンマーでこれからも活動を進めていきます。どうか皆様からのエールやご支援を賜りたく、心よりお願い申し上げます。
代表 根本 悦子
寄付金の使い道について
事業全体に掛かる予算規模(概算)は以下の通りです。
ミャンマー水供給事業 ・・・ 2,000万円/年
ベトナム環境教育創造事業 ・・・ 450万円/年
国内フルクル普及事業 ・・・ 50万円/年
上記の事業総額の内、目標金額50万円を下記経費について使用します。
【ミャンマー】水供給事業(中央乾燥地域)
・旅費交通費 補填(日本人職員の出張経費)15万円
・通信費 補填(書類輸送、ネット環境整備など)3万円
【ベトナム】環境教育共創事業
・旅費交通費 補填(現地職員および日本人職員の出張など)15万円
・通信費 補填(書類輸送、ネット環境整備など)3万円
【国内】フルクル・チャリティ普及事業
・旅費交通費 補填(国内出張など)10万円
・広報印刷費 補填(広報物の作成と印刷)4万円
合計 50万円
略歴と実績
主な実績(ミャンマーとベトナムのみ)
【ミャンマー】
■ 整備した基礎インフラ
基礎インフラ建設(道路・桟橋・貯水池・排水路など)115件
新規井戸掘削建設 537本
井戸・給水設備修繕 469か所
■ 実施した技術・技能研修
車両・エンジンなど修理 5,801件
保守・整備研修 165回開催 1,187名参加
■ 教育環境の支援
建設・修繕した学校校舎 325校
防災林教育研修実施 252回、 7,775人
学校教材林植樹 5か村、 51,690本
図書とおもちゃの棚寄贈 116校、 25,157人
【ベトナム】
■ 子どもの支援
補習・奨学金・生活支援 1,312 名
障がい児者支援 206名
■ 環境改善
ゴミ分別活動参加者(2002~2011年)3,440名以上
環境学習・実践参加児童 4,583名
■ 貧困農家経営支援
バイオガスダイジェスター設置農家軒数 95基
直売所出荷農家数 延べ60世帯以上
プロジェクト留意事項
・本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。
・ブリッジ エーシア ジャパン(BAJ)は認定NPO法人であり、ご支援いただいた寄付金は寄付金控除の対象になります。
・ご寄付に対して受領書を発行いたします。また、入金が2024年度になるため特定寄附金領収書の発行は2025年1月予定です。
・ご支援時に登録いただいたメールアドレス宛にBAJマガジンをお送りさせていただきます。
・ご支援時に「応援コメント」として頂戴したメッセージは、本プロジェクトのPRのために活用させて頂く場合がございますので予めご了承ください。