こんにちは。事務局長の新石正治です。名残惜しいですが、クラファンもあと6日となりました。100%達成までもう少しのところまで来ました。誠にありがとうございます。さいごまで設立30年のお祭りを盛り上げていければと思います。そして、これからの10年に勢いをつけたいと思います。クラファン外でもたくさんのご支援をいただいております。厚く御礼申し上げます。
さて、本日はミャンマー・ヤンゴン事務所スタッフ一同より感謝のメッセージです。
ヤンゴン事務所は現地の後方支援部隊です。縁の下の力持ち。行政機関との連絡や資機材調達など、BAJミャンマーの活動を各方面から支えます。また、それ以外にも、Book&Toyミニライブラリー事業という独自の活動も継続しています(23年度は3か所実施)。
一方、昨年11月からつづくラカイン州北部での戦闘は停戦報道があったにも関わらず一向に止む気配がありません。もう一つの現地事務所であるマウンドー事務所のスタッフは現在も同地域から避難することができません。物流は基本的に止まっており、人の移動も厳しく制限されたままです。この地域で暮らす人々の生活は困窮するばかりです。打つ手がなく、非常に歯がゆい思いです。わたしたちとしては、事態が沈静化した際にスムーズに事業が再開できるよう準備を進めることが求められています。いまのマウンドーの状況を思うと、とても無念です。
話がすこしだけ逸れました。ヤンゴン事務所です。
コロナ、政変、その後の混乱といった流れを受けて、NGOへの締めつけが厳しさを増し、日本人駐在員が派遣できなくなりました。3年間、出張者さえ送ることができませんでした(昨年10月にようやく叶いました)。マウンドー事務所もそうですが、ヤンゴン事務所でも現地スタッフたちが奮起して、この困難な時期を支えてくれています。設立30年の節目のこのときに、ミャンマーがこのような混乱と苦難の状況にあることに複雑な思いを感じています。しかし、このようなときだからこそ、わたしたちの原点を見つめ直したいと思っています。
ヤンゴン事務所スタッフのメッセージからは、ミャンマーの人たちの変わらないやさしさが感じられるように思いました。30年のお祝いのことばをありがとう。これからもよろしくお願いします。
そして、ご支援者の皆さま、会員、サポーターの皆さまにもあらためて深く感謝申し上げます。
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