バザールカフェ
任意団体

私は大切な人である! 誰もがそう思える社会を目指して

バザールカフェは、1998年の設立当初より「誰もがありのままの姿で受け入れられ、多様な価値観を互いに尊重すること」を理念としています。それに共感する仲間、そしてカフェに来られる人たちと共に居場所の創造を続けています。バザールカフェは、何者でもない私自身と他者が出会い、交わりを持ち、そして心が解きほぐされていく、癒しの共同体です。

活動・団体の紹介

ブレンディングコミュニティー! ごちゃまぜ社会! 人が集まる場の創造!

1.就労の機会の提供

病気や障がいを抱えている人、外国人、ひきこもりの経験者、社会的にマイノリティーの立場にいる人など、今の社会で仕事を得にくい方々に就労の機会を提供しています。さまざまな違いや背景を持つ仲間と共に働き、役割を持ち、人に大切にされる経験をし、自分を受け入れていくプロセスを経て、自信を持つことにつながっていきます。

2.居場所!

バザールカフェはさまざまな背景を持つ人々が、ありのままの姿で受け入れられ、それぞれの価値観が尊重され、社会の中で共に生きる存在であることが相互に確認される場所を目指しています。そのことが「自分はここにいてもいいんだ」という安心感に繋がり、さまざまな人の居場所となっています。安心できる場所と仲間があれば何とか生きていけるかもしれない!

3.プログラムの開発、運営

ないものは作る! ゲイ男性で薬物依存とその他の病気を抱えている仲間が話せる場は社会にほとんどありません。彼らが安心して話せる場を隔週で運営しています。その他に依存症を抱える女性が集まれる場や、刑務所出所者を支援する人たちの繋がりを作る勉強会など、「あったらいいな」を形にします。

4.ネットワークづくり

当事者のネットワーク、支援者のネットワーク、地域のネットワーク、そしてその立場を超えたネットワーク、バザールカフェはさまざまなネットワークの拠点となっています。バザールカフェは従来のカフェの概念を拡げ、人が出会い、交流し、情報を交換し、社会で行われている多様な活動への窓口になっています。

活動の背景、社会課題について

生きることを諦めてしまう人たちがたくさんいます。彼らの多くは孤独の中に生きています。これは現在の日本全体を取り巻く課題であり、だからこそ、バザールカフェの活動を続けていくことが、この課題への私たちの取り組みであると信じています。

活動内容の詳細、実績について

バザールカフェは誰もが来られることを大切にしていくために、カフェという形をとっています。

カフェ営業では、多様な方たちを有償・無償ボランティアとして受け入れています。なかには働くことに困難があったり、人との交わりを求めている方たちも少なくありません。個別に仕事や健康に関する相談を受けたり、地域で生活するためのサポートをするなど多岐にわたる支援を行っています。また、自助グループや自由な表現活動を行うアトリエなどの定期プログラムやイベント、場所貸し、実習生の受け入れ、内部勉強会なども実施しています。

カフェ営業という形で広く場を開くことにより、地域を越えてあらゆる人がカフェを訪れ、様々な事柄の相談窓口として機能するとともに、人と人をつなぐ役割を担ってきました。複数の定期プログラム開催、お弁当配達など、様々な角度から地域の方々とも積極的に関わりを持ちました。また、内部勉強会や普段の話し合いによって運営に関わる人がケアされることで、場全体の柔軟性や回復力が増していることを実感しています。

2024年7月には、バザールカフェの25年の歩みを言語化した「バザールカフェ ばらばらだけど共に生きる場をつくる」が学芸出版社さんから刊行されました。6名の著者が、それぞれの立場から、思い思いにバザールを描き出しています。お近くで見かけられた際には、お手にとってお読みいただければうれしいです。

代表者メッセージ

バザールカフェは、実に多くの方々の関わりと温かいお支えのお陰で27年間歩みを続けることができました。ボランティアとして関わってくださった方、イベントに参加してくださった方、カフェを利用してくださったお客さま、ご寄付をくださった方、遠くからでも訪ねてくださった方、そしてそのほかにもさまざまな形で支えてくださった皆さまに心より感謝申し上げます。

これからも、バザールカフェならではの「ほっとできる居場所」や、型にはまらないユニークな実践を続けていきます。これからもどうぞ、あたたかい応援とご支援をよろしくお願いします。

寄付金の使い道について

バザールカフェは誰もが来られることを大切にしていくために、カフェという空間の中で、制度に乗らずに支援を続けています。働きたい人には仕事を、居場所が必要な人にはいつでも来ていいよ、話を聞いてほしい人にはいつでも聞くよ、その人のニーズに応えられるバザールカフェを続けていくためには皆様からのご支援が必要です。

さまざまな窓口から「居場所」を求めて来られる方は多く、且つ深刻な生きづらさを抱えている方も少なくありません。その方々を受け止め、時に専門的な支援を提供しながら長期的に「共に生きていく」ための人的体力の補充・養成のために使わせていただきます。いただいたご寄付につきましては、事務局スタッフの人件費(月40万円)、就労支援に係る活動費(月20万円)として使わせていただきます。

団体情報
バザールカフェ
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このページは寄付・ 会費決済サービス
コングラント」で作成されています。
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