長期療養中のこどもの青春と自立を支援するTEAMMATES活動
小児がん、心臓病、腎臓病、糖尿病等、全国には長期的に治療・療養を必要とするこどもは約25万人もいます。医療の進歩により救命率が向上し、また入院期間が短縮され、病院で全ての治療を完結するのではなく、退院後も長い期間、治療・療養を続けながら日常生活・社会生活を送るこどもたちと支える家族が増えています。
高田琥太郎くん(以下愛称コタと省略)も2018年7月に、小児がんの一つ「悪性リンパ腫」を発症し、約9ヶ月間、入院治療をしました。また退院後の現在も再発をしないよう、定期的な検査や通院治療を続けながら、日常生活・学校生活を送っています。
Being ALIVE Japanは、コタのように病院で治療を終えた後も、地域で長い期間かけて治療・ 療養を必要とするこどもの自立支援、支える存在をコミュニティに創出することを目的とした、「スポーツチーム の入団事業TEAMMATES」を企画・運営しています。
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2019年9月現在までに多くの御寄附・御支援により、当TEAMMATES事業を通じて高田琥太郎くんをはじめ、長期療養中のこどもたち10名がJリーグ、Bリーグ、社会人や大学スポーツチームに入団しました。
慶應義塾大学と長期療養児の「チームメイツ・ストーリー」
田村勇志くんは、2019年2月9日にBeing ALIVE Japanが企画・運営する「長期治療を必要とするこどもの自立支援とコミュニティの創出を支援するTEAMMATES事業」を通じて、慶應義塾体育会野球部に入団しました。
2019年2月9日に入団し、入団から2019年11月1日までに合計21回の活動に参加し、チームメイツの協力のもと、練習を始め、学内のお祭り等にも参加し、チームメンバーとの交流を深めていきました。また必ず練習前には、チームメイツが勇志くんの宿題サポートや野球について教えたりして下さり、慶大野球部のチームメイツとして、勇志くんは勉強も運動も頑張りました。また勇志くんは入団前から応援歌「若き血」を完璧に覚えていたため、神宮球場で大きな声で選手と一緒に応援歌を歌い、応援もしました。身体的な理由で、野球チームに入れない勇志くんに野球を通してたくさんの青春を慶大野球部のチームメイツが積み重ねてくれました。
● 慶應義塾体育会野球部と田村勇志くんの「チームメイツ・ストーリー」をみる
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長い治療生活を送るこどもたちの「仲間との青春」を 応援する仲間になってくれませんか?
長期療養児の夢のスポーツチームの入団実現、また入団中のお子さんとご家族の心理的サポート、長期療養中のこどもを受け入れるチームを探し導入・準備する活動をBeing ALIVE Japanは取り組んでいます。Being ALIVE Japanの目標は、全国のこどもたちの「チームメイツ・ストーリー」を創り、小児医療現場、そして多くの長期療養を必要とするこどもたちとご家族の明日、未来に希望をつくることです。一つ一つのストーリーは、皆様の個人の寄付・支援によって実現しています。
皆様から頂いた寄付は、チームメイツ活動を全国に実現するため、また大学アスリートやチームがこどもたちの支援で必要な活動費として活用させていただきます。
NPO法人Being ALIVE Japan
代表 北野華子