ベネッセこども基金
公益財団法人

かけがえのないこども時代に、かけがえのない学び体験を。こどもたちに。

公益財団法人ベネッセこども基金は、こどもたちの学び支援を行う団体への資金提供や、学校・企業などと協働でのプログラム開発・普及といった取り組みを通して、こどもたちを支援している非営利の団体です。(企業のベネッセコーポレーションとは別の団体です)

難病を言い渡されるこどもは、全国に約12.4万人

・主治医と学校の先生に相談した
「ぼくは今の学校で卒業したい!」
(S・Eさん 高校生の頃 入院・闘病)

・院内受験で高校に進学
「ICTとか使って勉強をつづけたい」
(UKさん 中学3年生の頃 闘病)

病気と闘いながらも、学びをあきらめたくないと思うこどもたちがいます。
治療が最優先される中ですが、一度しかない「こども時代の学びや体験」もとても重要です。

仲間を募集しています

ベネッセこども基金とともに、病気や経済的困難など、課題を抱えるこどもたちの学びを支援しませんか?
寄付や、協業を通して、こどもの学びを応援してくださる方を募集しています。

病気という困難により、学びを絶たれそうになったお子さんの声

「学び」を通して見えた「治療の先にある未来」(ぷりんさん 中学・高校生時代に闘病)

●治療で精いっぱい、気力がもたない日々

中学生・高校生のころ、難病指定の呼吸器疾患により、入院と自宅療養をしながらの学生時代でした。治療・体調が辛く、他のことを考えられなくなり、気力がなくなることも多い日々でした。

●「学び」によっておとずれた 人生の転機

医教連携アドバイザーの先生の出会いから、未来に光がさし、心が晴れていきました。

大学生ボランティアの方を紹介していただき、学習支援を受ける中で「こんな大学生になりたい」という目標が生まれました。「患者」から「高校生」になれた瞬間でした。

心配ばかりではなく、期待をしてもらえるようになったことも励みになり、がんばれました。

●大学に合格し「病気療養児の学習保障」を研究

治療と受験勉強を両立し、大学に現役合格することができました。在学中は、治療中の高校生へのボランティアを行い、卒論でも「病気療養児の学習保障」について研究しました。

「力になりたいと考え、手を差し伸べてくれる方の存在」の大切さと、「その手をとることが治療を頑張っている自分のためにもなる」ということを伝えたいです。

遠隔授業で入院する学生の心を支える

ベネッセこども基金は、入院中も学びを続けられるよう「入院中・療養中でも学校とつながれる遠隔授業の実施」をサポートしました。

遠隔授業により、病院から学びにつながれた方の声

教室や友達とつながれたことで“高校生活”を続けられた。(S・Eさん 高校時代に闘病)

●「今の高校で卒業したい

高校3年生のとき、脳腫瘍のために突然入院することになりました。担任の先生からは、通信制高校への転校をすすめられましたが、「友だちと離れたくない」「みんなと一緒に卒業したい」その思いを、周りの大人に伝えました。

●病院と、通っていた学校をつなぐ「遠隔授業」がスタート

転校や留年をしなくてよいように、ソーシャルワーカーさん、学校や院内学級の先生など、多くの方が動いてくださいました。

病院と学校をオンラインでつないだ授業がスタート。「移動教室の時のカメラの持ち運び」「プリントをメールで送る」など、友達もたくさんサポートをしてくれました。 

●友だちと一緒に卒業できた

オンラインでつながった教室で、友だちと笑い合える時間は、入院生活の中でも、とても楽しみな時間でした。病気という理不尽な理由で、高校生活や友だちとの時間を失ってしまうのは、つらすぎます。

私は幸運にも、転校することなく友達と一緒に卒業することができました。遠隔授業を実現してくださった方々に、とても感謝しています。これからも遠隔授業で支えられる人が増えることを願っています。

ベネッセこども基金の取り組み

●必要性・モデル性の高い事業を推進

個別の支援活動に終始させず、日本全国のこどもに波及しやすいモデル性の高い取り組みを推進しています。

前述の入院中の遠隔授業の事業は東京都で予算化されるなどの広がりがあり、多くのこどもたちに支援を広げることができました。

●日本全国の団体と協業

こども支援に取り組む団体への助成を通じて、こどもたちを支援する
「助成事業」も行っています。

・難病を言い渡されるこどもは、全国に約12.4万人
・子どもの約8.7人に1人が貧困を抱えている。
・令和6年能登半島地震では、県内の公立校の約85%に被害

このような社会課題に対し、これまでにのべ367団体の志を同じくする方々と共に活動してまいりました。

支援がもっとも必要な現場に あなたの寄付をお届けします

全国の信頼できる支援団体に、「助成金」という形で寄付をお届けさせていただきます。

【理事長メッセージ】こどもたちが「まなび」を通して、可能性を広げられる社会を目指して

公益財団法人 ベネッセこども基金
理事長
五十嵐 隆
(国立成育医療研究センター理事長)

小児科医として医療・教育・研究の現場でこどもたちと長年向き合ってきた経験の中で、医学的な支援だけでは解決できない課題の多さを痛感し、こどもを身体・心理・社会の三側面(biopsychosocial)でとらえ、支援する必要性を強く感じております。

当基金は、2025年で10周年を迎えました。こどもたちが健やかに育ち、社会とつながりながら自分らしく生きられるよう、これからも多様な分野の方々と協働して取り組んで参りたいと考えております。

この先10年に向けて。新たな挑戦を、共に歩んでくださる仲間を探しています

すべてのこどもが自分らしく学び、自らの可能性を広げてもらいたい。
私たちはそう考えています。
一人ひとりのこどもに寄り添い、その取り組みを全国に広げていくため、
あなたのお力を貸していただけませんか?

▼ご寄付について
こちらのサイトからのインターネットお振込と、銀行口座からのお振込によるご寄付が可能です。銀行口座につきましてはベネッセこども基金サイトをご参照ください。

▼法人のみなさま
寄付によるご支援はもちろん、イベントやプロジェクトでの共同企画のご提案など、
さまざまな形での連携を推進しています。 ぜひお気軽にお問い合わせください。

よくあるご質問

Q. 寄付金控除・税制優遇は受けられますか?

●個人の方:ベネッセこども基金は2015年4月1日、内閣府の認定を受け公益財団法人に移行しましたので、所得控除の対象となります。

●法人の皆さま:当財団へのご寄付は、特定公益増進法人として税制上の優遇措置を受けることができます。​法人様からのご寄付については、通常の一般寄附金の損金算入限度額とは別枠で、損金算入が認められます。​ 詳しくは、国税庁のホームページをご覧ください。​

【No.5283 特定公益増進法人に対する寄附金:https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/hojin/5283.htm】

Q. 一度の寄付と毎月の寄付、どちらがいいですか?
A. 継続的なご支援は、長期的な支援計画が立てやすくなるため、大変ありがたいです。もちろん、今回限りのご寄付も子どもたちの支援に活用させていただきます。

Q. クレジットカード以外の寄付方法はありますか?
A.はい。クレジットカード決済だけではなく、以下の口座で寄付金を受け付けております。
●口座情報 銀行名:みずほ銀行 新宿西口支店
 番号:(普通)1189837
口座名義:公益財団法 ベネッセこども基金
※みずほ銀行より送金いただく場合、ATMも含めて本支店間の送金手数料は無料となります。

Q. 活動報告は見られますか?
A. 年次報告書(アニュアルレポート)をウェブサイトで公開しております。また、ウェブサイトやSNS内で定期的に活動をご報告しています。

その他のよくあるご質問はこちらから

財団情報

​名称:公益財団法人ベネッセこども基金

​設立:2014年(平成26年)10月31日
※公益財団法人移行日:2015年(平成27年)4月1日

​所在地:〒206-8686 東京都多摩市落合1-34

代表理事:​五十嵐 隆

​連絡先:TEL 042-357-3659 メールアドレス info@benesse-kodomokikin.or.jp
※月〜金 10:00〜17:00 *祝日・夏季休暇・年末年始を除く
※事務局メンバー不在など、お電話がつながりにくい場合があります。あらかじめご了承ください。


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このページは寄付・会費決済サービス
コングラント」で作成されています。
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