活動・団体の紹介
NPO法人べんざいてんのお家代表理事吉本真菜実と申します。
「人は自ら学び、育つことができる」
私は、この言葉が人の本質であると考えています。
そのために「自分で生きるきっかけ」と「子どもと大人が育ち合う居場所と学校」を
提供するために行っているのが…
①デモクラティックな学校の運営
②好きなことワクワクすることをやってみよう!植松努さん考案エンジンロケット教室
③保護者がホッとできる居場所と学びの場
具体的にどんなことを大事にしているのかをご紹介させてください。

活動の背景、社会課題について
現在、不登校と呼ばれる「学校に行かない、行けなくなったこどもたち」が
日本中に約35万人いると言われています。
徳島では1700人以上だと言われています。
なぜ、学校に行かない、行けなくなったことが不登校だと言われ続け
こども側に原因があるようにされるのでしょうか。
これほど「学校に行かない、行けない」選択をしているのは
学校のシステムエラーが起こっていることや
こどもたちは自分の学ぶ場を選択したいと思っているのではないかと思います。
また、全国的に約40%ほどの親子が、どこにも繋がれていない状況があります。
現に高等学校への進路選択は広がりがあるものの
地方においては小中学校の選択肢は、ほぼないに近いです。
民間のフリースクール・オルタナティブスクールは全国に700箇所ありますが
不登校のこどもも入学からフリースクール・オルタナティブスクールへ入学するこどもたちがいる中、公的支援がほぼない状態で運営が厳しく、また雇用の厳しさもあり組織基盤が安定しづらい状況もあります。
活動内容の詳細、実績について

デモクラティックな学校は、民主主義を行っていく学校です。
この場のルールは、こどもたちが決める。
こどもたちの主体性を育みたい
誰かがやるんじゃなくて「自分」が「自分たち」が場を創っているんだと
こども時代から実践していけると
大人になった時に、自分のやれることをやっていけたり
誰か任せではなく、自分たちでやってみようと行動できると考えています。
毎日、自分の好きなことをやっています。
鬼ごっこひとつにしても、無意識のうちに探究が働いていると感じでいます。
「すぐに捕まった!」
↓
「逃げるルートを工夫しよう」
「走っている時に、フェイント入れてみようかな」
↓
「上手く行った!」
「こけてしまった😱」
↓
「上手く行ったのは何でだろう」
「こけてしまったのは、たまたまなのかな?」
こんなサイクルを頭の中で繰り広げているこどもたちです。
紙に書いて記録していくのも面白いかも?と思っています。
カリキュラムも時間割も先生もいない、ないないづくしのデモクラティックな学校です。
こどもたちがやりたいことをとにかくやってみたり
ゴロゴロしたりすることもあったりとしています


こどもの育ちで一番大事な環境は…
「結局、何がこどもにとって大事なの」と聞かれたら
私は、こう答えます。
こどもの育ちに一番大事な環境は「大人」です
スタッフには、こどもたちに関わる時には指導ではなく
子どもの気持ちに寄り添ったり、一緒に考えたり、こどもたちの個性を理解しながら、
丁寧にかかわることを大切にしてもらっています。
実はこれを説明するのは簡単ですが、
実際には精神的にも肉体的にも、むずかしさを伴う仕事です
スタッフは毎日くる人が変わります。
週4日の活動で4日間同じ人がいる状況がないです。
そのため、こどもたちの様子や気になることを共有することを
丁寧に行っています。
・毎日の振り返りミーティングを行い、録音して、スタッフ間で共有
・月1回は全員が集まり、1日かけてミーティングをする
来れなかった人がいる場合は、録音をして共有する
スタッフ素晴らしい点は、諦めず目の前のこどもに関わり続けていることです。
棘のある言葉を言われたり、こどもから理不尽に振り回されたりすることもあります。
その状況下で
「連続でシフトに入るのは、厳しい」と伝えてくれたスタッフもいます。
そんな状況を共有して、こどもたちの様子から
その行動の理由や背景を推測して、こどもの理解と気持ちに共感しています。
気持ちに共感できると、理解できなかった行動に納得できます。
こどもを変えようとするのではなく
スタッフとして、大人として
関わり方を変えよう
見方を変えてみよう
行動を見るよりその行動をする気持ちに共感してみよう
そこに、保護者の人とも情報共有して、一緒に取り組んでいきます。
そうすると、不思議と変化が生まれます。
うまくいくことも、いかないことも
スタッフ同士が繋がりあって取り組んでくれていることは
この学校の本当に素晴らしい点です。

寄付金の使い道について
みなさんからの月々のご支援は、
こどもに一番大事な環境であるスタッフの賃金に充てさせていただきます。
賃金が確保できることで、学校に通うこどもたちの学費を抑えることができます。
経済的負担が少ない、また学費がかからない学校になると
こどもたちが自分で選択できることにもつながっていきます。
みなさんの力をお借りして、共にべんざいてんデモクラティックな学校を創ってください。
⭐️マンスリーサポーター特典⭐️
・べんざいてんのお家 公式LINEにご招待(定期的な活動報告など)
・学校への訪問
・毎学期ごとに学校の様子をお届け
・ロケット教室など各種イベントや勉強会、コミュニケーションワーク等優先告知
・年間活動報告書へのお名前記載
・年間活動報告書の送付
昨年度は、4人目出産と子育てがあり、ご支援者のみなさまへの活動報告が十分ではありませんでした。
今年度は、保育園へ入所をする運びとなったので、みなさまへの活動報告をしっかり行っていきたいです。ぜひ、べんざいてんに通うこどもたちにも会いにきてください!
みなさまからのご支援よろしくお願いいたします。
NPO法人べんざいてんのお家 代表理事 吉本真菜実
