2005年以来、私たちはネットの誹謗中傷問題に取り組み続け、17年間で1500以上の案件を解決し、実績を上げてきました。
活動の中で開発したネットの「誹謗中傷監視システム」は、ネットで誹謗中傷された被害者が通報すれば、書き込みを行った本人とそれを煽る者たち、及び管理人等の全員へ同時に・すばやく警告をすることができます。《※現在、このシステムを自動化し、より多くの方に利用していただくための準備に努めています。そのため、この機能は一時停止しております。》
その結果、社会全体に認知・認識させることで、自らの削除を促し、再犯の防止へとつながっています。
これは実に画期的なことです。なぜなら、従来の対応機関(弁護士・警察・対策企業等)に依頼するとなると、数か月~年単位の長期間かかったり、高額な費用がかかったり、またそもそも記録や書類がそろっていなければ動いてくれなかったりと、とにかくハードルが高かったからです。
そしてその苦労にも関わらず成果なく終わる、あるいはイタチごっこの結果にしかならないということも…。特に被害者が企業等でなく個人の場合は、泣き寝入りを強いられるケースがほとんどでした。
私たちのネットの「誹謗中傷監視システム」には、問題の根幹である書き込み者の認知・認識に影響を与える作用があります。「バレない」「犯罪ではない」「むしろ正義である」「影響ない」…そのような軽視や思い込みに対し、気づきを与え、考えを改めさせる教育効果があります。
このシステムにより、ネット上の炎上が止まるばかりか、書き込みを行った本人たちが謝罪に訪れるケースも多く目にしてきました。そのたび、私たちはこのシステムのアプローチの有効性を確信し、ますます自信を深めてまいりました。