活動・団体の紹介
ブラックスターレーベルは、解決困難な社会課題への『無関心』に立ち向かう映画レーベルです。
分断が広がるこの世界では、重要であるにも関わらず、解決のできないさまざまな課題があります。
これらの課題の解決には、市民一人ひとりが自分のすぐ隣で起こっていることに関心を持ち、境界を越えて対話を重ねることが大切です。
私たちは『Art With Neighbors』をコンセプトに、複雑な社会課題に対する映画作品を『共に作り』『共に広げ』そして『共に変わっていく』ことを目指します。
活動の背景、社会課題について
経済合理性や多数派の論理が引き起こす社会課題、その解決には多様な市民の対話が不可欠です。しかし広がる格差が社会の分断を深め、ネットの情報氾濫が単純でわかりやすい一方的な主張に力を与えています。これらが人々の想像力と自主的な思考を阻んでいるのです。
今、私たちに必要なのは、立場や考えを越えて多くの人々が自ら参加したくなる「魅力的な旗」です。
映画は総ての芸術が合わさった総合芸術です。普段意識していない問題を認識し、抽象的な概念や問題点を具体的に描写することで理解を深めることができます。感動を生むストーリーやメタファーは、異なる背景や考えを持つ人々の心に届き、その共感は人々を行動へと駆り立て、対話を促します。そしてクリエイティブや俳優の力によって、課題への関心の有無に関わらない、莫大な人々に対してムーブメントを広げる力があります。
活動内容
ブラックスターレーベルは、映画を社会課題解決のきっかけとする新しい形の映画レーベルです。
社会的な価値と経済合理性を両立した仕組みを構築(発明)し、制度疲労しているシステムの中で、ロジックでは解けない解決困難な課題に対する映画作品を製作します。そして、映画の持つ力とリソースを最大限に活用し、対話の場作りや課題解決に向けたワークショップ、教育プログラムの提供などを同時に行っていきます。これにより映画を通じた社会問題の発信や、アートを活用した課題解決の方法が広く普及し、社会に変化をもたらすことを期待しています。
これらの活動を通じて、映画の持つエンターテイメントの力を最大限に活用し、社会に変化をもたらす新しい形のアートの存在を目指しています。
代表者メッセージ
私はこれまで映画やアートに、エンターテイメントを超えた、社会を変えることのできる力があると信じ、様々な社会課題をテーマとしたインデペンデント(自主制作)作品を制作してきました。それらはアワードの受賞やメディアへの露出などを通じた営業活動やポートフォリオとしては機能するものの、事業性を伴わないために、テーマに対する持続的な活動を継続することが難しく、本質的な課題解決には至りませんでした。
しかし私たちが解決すべき複雑な問題は、合理性のある事業活動によって解決できるものばかりではありません。
映像には、合理性を超えた感情やオルタナティブな選択を人々に提示し、共感させる機能があります。ただ、それは一方で強過ぎる力にもなりえます。
だからこそ私たちは、多角的な視点を持った映像作品を、NPOという公共に寄与する団体として皆さんに応援をしていただきながら製作していきたいのです。
社会を救う、誰かを救う映画を、皆さんと共に作っていきたいです。
代表理事:田村祥宏
寄付金の使い道について
皆様からのご支援は、社会課題をテーマにした映画作品の制作(※)、各事業の実施を含めた法人運営費用に大切に活用させていただきます。皆様の想いを未来につなぎ、社会課題の解決に寄与できるよう活動してまいります。どうか、ご支援をお願いいたします。
※ブラックスターレーベルは、貧困、家族、少子高齢化、認知症、移民難民、ヤングケアラーなど様々な社会課題をテーマに今後も映画作品を制作していく予定です。映画を通して課題の認知を広げると共に、日頃なかなか話題にできないテーマについて対話の機会を各地につくっていきたいと考えています。
◾️法人の皆様へ
ご寄付以外にも、今後の協働の可能性もふまえ一度ぜひお問い合わせいただけましたら幸いです。レーベルの活動内容について詳しくご説明させていただきます。社会課題解決に向けたアクションに共に取り組んでいきましょう。