活動・団体の紹介
2020年春、同じ群馬県館林市で暮らすロヒンギャの人たちと出会ったことをきっかけに、僕たちにできることはないかとクラウドファンディングで支援活動をスタートした小中学生のグループです。
活動の背景、社会課題について
みなさんは知っていますか?ロヒンギャという難民のこと。 僕たちは3年前まで知りませんでした。でも、僕たちが住む群馬県館林市には、実はたくさんのロヒンギャの人たちが住んでいます。日本にいるロヒンギャの9割が、です。 僕たちはそのロヒンギャの一人、アウンティンさんと出会い、ミャンマーやバングラデシュの難民キャンプに住むロヒンギャの人たちの話を聞かせてもらいました。2017年に起こったミャンマー軍による虐殺で、100万人ちかいロヒンギャの人たちが、故郷ミャンマーを追われ、バングラデシュの難民キャンプへと逃れたのです。 バングラデシュの難民キャンプは、まるで罪を犯した人たちかのように鉄線で囲われていて、自由に外に出ることも、働くことも、高校や大学に進学する事もできない状況です。
そんな現実を知った僕たちは3年前から支援活動をスタートしました。クラウドファンディングで支援金を募り、これまでに7回の支援で、教科書やサッカーボール、学校の修繕費やパソコン、毛布、スクールバッグや傘など、本当に必要な物を現地の先生たちと話し合って決めて支援してきました。
2023年2月、ついに活動当初から目標としていたバングラデシュの難民キャンプへの訪問を実現し、支援してきた皆と実際に会って支援品を手渡ししてきました!!ビデオ通話で会っていた子ども達は僕たちの事を覚えていて、笑顔で「会えて嬉しい!」と伝えてくれました! 直接会って話せたことで、グッと心が通い合えた気がしてとても嬉しかったです。 彼らは歓迎の言葉が書いたボードと共に、「僕たちはサポートが必要です」と書いたボードも掲げていました。そして僕にも直接「僕たちは足りない物だらけなんだ」と話してくれました。
僕たちはこれまでの3年近い活動の集大成の気持ちで現地を訪問し、「やり切った」とちょっとした達成感まで感じていたので、その言葉を聞いてはっとしました。 そうか、彼らの状況は何も変わっていない。故郷に帰れる可能性は見えてこないし、ずっとこの難民キャンプにいるしかない。僕たちはやり切ったと思ったけど、彼らのゴールはまだまだ見えてもなかった。僕たちがここで支援を辞めてしまったら、彼らは見捨てられたとまた希望を失ってしまうかもしれない。。。
「支援金がなくなったから終わり」ではなくて、みんながミャンマーへ帰れる日まで、とにかく続けないと!と、思ったのです。 僕たちができることは、本当に小さいことだけど、続けることで難民キャンプの皆に希望を届けられると信じています。 是非ご協力をお願い致します。
活動内容の詳細、実績について
2020年から2度のクラウドファウンディングで、1290名の方から計4,095,000円の支援をいただき、計7回の支援を完了しました。現在は8回目の支援の準備中です。
【メディア】
2023.6月 NHK World-Japan Newsにて、僕たちの活動について取り上げて頂きました。
2023.5月 NHK前橋「ほっとぐんま630」にて、僕たちの活動について取り上げて頂きました。
2023.5月 NHK「ひるまえほっと関東甲信越版」で僕たちの活動について、取り上げて頂きました。
2023.5月 TBSラジオ「アシタノカレッジカレッジ」で活動を紹介して頂きました。
2023.4月 TBSラジオ「蓮見孝之まとめて!土曜日」の中で、インタビューが放送されます(午前8時20分頃~)
2023.4月 大下容子ワイド!スクランブルで、僕たち私たちにできることの活動が紹介されました!
2023.3月 日本テレビ news everyの特集で、難民キャンプ訪問の様子が放送されました
2023.3月 NHKラジオで、難民キャンプ訪問についてのインタビューが放送されました
【受賞】
●2022年12月
Youth UNHCR主催「みんなの未来そうぞうコンペ」
クリエイティブ賞
●2021年2月
2020年シチズンオブザイヤー賞
●CAMPFIRE
Youth部門 ベストプラクティス賞
代表者メッセージ
僕たちの目標は、ロヒンギャ難民の人たちが、安全に安心して故郷であるミャンマーに帰る事ができる日まで、支援を続けること。大きな支援ができなくても、ずっと続けることで、希望を届け続けることができると信じています。
支援を続けるために、僕たちも自分たちにできることに挑戦していきたいです。
例えば先日からLINEスタンプの販売をスタートしました。僕がバングラデシュに行って、現地で感じたことを絵に描いて、それをスタンプにしました。売上金は全部支援金にします。
僕たちにとっての当たり前は、彼らにとっての当たり前ではないこと。生まれた場所が違うだけで、これだけの格差が生まれること。そしてそれを、世界はずっと解決できずにいること。
「そんな簡単な問題ではないんだよ」
それはわかる。
誰か悪者がいて、その人を退治すれば平和になる、そういう映画みたいなシンプルな話ではないことを、僕たちはこの3年間で学びました。
でもそれを理由に何もしない大人にはなりたくない。
僕たちは日本で生まれて、当たり前のように普通に暮らせている。だからこそ目の前の困っている人たちを助けていきたいと強く思っています。
寄付金の使い道について
在日ロヒンギャのアウンティンさん経由で、現地の2つの学校へ届けます。支援する内容は、毎回現地の先生と相談して、教育に必要な物を優先的に支援しています。また支援品は、バングラデシュの経済支援のためにも現地で購入しています。
【支援品の具体例】
●文房具
●教科書
●スクールバッグや傘などの用具
●パソコン・プリンター
●校舎修理費用