活動・団体の紹介
この法人は、三次市作木町及びその周辺地域の観光・産業・農業の振興、子供の健全育成、高齢者福祉の増進を図り、地域力の向上と、夢と希望の持てる三次市の構築に寄与することを目的とし、平成22年に設立されました。観光では三次市の指定管理を受け「江の川カヌー公園さくぎ」「川の駅常清」の運営。福祉では「さくぎグループホーム天楽庵」の運営、農業に関する全般的な作業受託、公共交通空白地における有償運送、子どもの健全育成では「さくぎ学校給食調理場」の調理業務受託などを行い活動しています。
活動の背景、社会課題について
限界集落及び中山間地における生活水準は低下をたどる一方であり、これに歯止めをかけ、現状の生活を守りつつ、より豊かな暮らしができるようにとの思いから活動を始めました。しかしながら少子高齢化の波には勝てず、人口はまもなく千人を下回ろうとしております。また、商店なども町内には一つしか残っておらず、高齢者は買い物をするところすら無い現状があります。農業に関しても同様で、担い手不足、物価高により機械更新ができない、獣害が深刻等課題が山積しております。その為耕作放棄地が増加し、古来から守られてきた土地の荒廃が進む一方です。合併により村から町となり22年経ちます。都市圏への一極集中という言葉をよく耳にしますが、5万人に満たない三次市の中だけでもそれと同様の事態が起きています。その為若者は三次市に生活の場を移し、高齢者だけが残り、見捨てられているといった現状が大きな課題となっています。
活動内容の詳細、実績について
1 観光・加工等(指定管理) 〇江の川カヌー公園さくぎ:カヌー体験・キャンプ場・コテージ宿泊・食事提供・入浴施設等の運営及び土産品などの物販を行う。わんぱくカヌー体験(テレビ放送実績有)、カヌー大会、クリスマスイベント、体験プログラムなどを定期的に開催し、地域内外から集客をしている。 〇川の駅常清:常清滝(日本の滝100選)の近くに位置し、食事提供・土産品や特産物の販売、情報提供などを行う。また町内の基点として道案内の機能も果たしている。 〇作木農畜産物処理加工施設:三次市内で食品加工を行いたい団体などに加工場所を提供、管理している。また法人独自に加工品を製造している。作木町内の各家庭に古くから植樹されていた柚子の木から柚子の収穫、買取を行い搾汁した後大手調味料メーカーなどに販売している。 2 福 祉 〇グループホームさくぎ天楽庵:地元高齢者が住み慣れた土地、環境で暮らし続けられる地域密着型の認知症高齢者グループホームを運営している。 3 農 業 〇農作業全般の受託:育苗・田植・稲刈り・乾燥調製・耕うん・草刈り等の作業受託。中山間地域等直接支払制度における事務受託。その他耕作放棄地防止のため利用権を法人が取得し約4ヘクタールの圃場で耕作を行っている。また野菜作りも行い日々カヌー公園・川の駅常清で販売、学校給食や高齢者施設などへ安価で販売している。 〇梨農園への協力:後継者不足で存続が危ぶまれていた「高丸の農園」の継承に深くかかわり、地域の特産品を守る活動を継続している。 〇酒米の栽培・販売:法人が利用権設定を行っている圃場で酒米を栽培し、島根県の酒造メーカーに依頼して「わかたの酒」を製造し特産品販売を通じた地域ブランドの維持に貢献している。 4 移動支援 〇作木町公共交通空白地有償運送:2011年より公共交通の乏しい地域で高齢者等の移動を支える「さくぎニコニコ便」を運営している。運転免許を持たない高齢者を中心に利用登録し、自宅から商店や診療所への重要な足となっている。またマツダから車両(CX-5)、コネクティビティ技術(システム)、カメラなどの提供を受け実証実験を行っている。 5 学校給食 〇作木学校給食共同調理場:三次市より給食調理の委託を受け、調理を行っている。日々の給食における安心安全な食事提供、また食育の観点から作木町の食材を多く使用し、調理・提供している。 6 表彰・評価等 〇受賞:多岐にわたる地域貢献活動が評価され、第12回地域再生大賞(2021年度)に選ばれた。 〇機関紙:定期的に「元気むら通信」をホームページに掲載し、最新の活動状況などを発信している。
代表者メッセージ
私自身の両親も高齢となり、作木町内で同居していながら戸惑うことが多々あります。しかしながら、これまで一生懸命働き、我々を育んでくれた方たちを最後に寂しく辛い思いをさせてはならないと考えます。土地の荒廃についても同じで、様々な思いでこの地を守ってこられ、地域資源として残してくださったものを我々の世代で諦め、手放しても良いのだろうか・・・と日々自問を繰り返しています。ある程度の一極集中は免れることはできないかもしれませんが、この地域に人が生活している限り、その生活水準を保ち、より豊かな生活を望むのは当然だと思います。その当然がいわゆる限界集落では崩壊しつつあり、それに歯止めをかけたいとの思いで日々の活動を行っております。これまでの活動はとにかく多角的に事業を展開し、地域内外の方に向け、あらゆる方向からのアプローチを行って参りました。法人も15年以上が経過しここで一転回帰し、「観光・農業・福祉の連鎖で人を呼び込む」を目標に、的を絞った運営を行って参りたいと決心しております。全国で高齢者社会が問題視される中、これからの挑戦が全国の同じ環境、思いをされている方の希望になることを信じ邁進していきたいと思います。共感を頂ける方は何卒ご寄付をよろしくお願いいたします。
寄付金の使い道について
①耕作放棄地防止のための圃場維持にかかわる農業機械の更新 ②農福連携への参入を見越した障害者の方でも働きやすいビニールハウスなどの整備 ③観光施設の設備などの整備及び充実 ④人を呼び込むためのWebサイト、SEO、広告、SNS運用などの整備



