特定非営利活動法人CALL4とは
CALL4は、日本で初めての「社会課題の解決を目指す訴訟」に特化したウェブプラットフォームです。訴訟情報の公開と訴訟支援のクラウドファンディングとしての役割、訴訟の背景にある人物の物語を伝えるストーリー記事やコラムの執筆・掲載、訴訟資料のデータベースなどを提供するといったメディアとしての役割を担っています。
私たちは、ストーリー記事やコラムなどのコンテンツを通して、「社会課題の解決を目指す訴訟」がなぜ起こされているのか、その背景と、訴訟に込められた人々の思いや物語を届けます。そして、クラウドファンディングを通して、関心や問題意識を持つ人達が、気軽に、寄付や、それぞれのやり方で訴訟に関われる場を提供します。
CALL4は、これまで縁遠く、閉ざされがちであった司法を、多くの人たちにひらく場でありたいと願っています。なぜなら、各ケースで議論されていることは、私たち自身が生きる社会をどうしていくのか、に繋がる課題だからです。
社会を形づくる力の一つである司法を身近に感じ、「社会課題の解決」に向けて、私たちが声をあげ、声を上げた人を支援していくことが、より多様で公正な社会の実現に繋がるとCALL4は信じています。
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3年のあゆみを振り返る「CALL4 HISTORY」
たくさんの皆様に支えられ、CALL4は2022年9月に3周年を迎えました。2022年9月10日には3周年記念トークイベントも開催し、多くの支援者のみなさまにご参加いただきました。
多くの支援者の方がたに支えられ、正式リリースから3周年を迎えたCALL4の累計クラウドファンディング額は6,000万円超、ケースへの累計支援件数は9,500件超となりました。また、訴訟の背景にある人物のストーリーや、公共訴訟についてわかりやすく解説するコラムや動画など、CALL4が独自で制作したコンテンツは100件になりました。
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ご寄付の使いみち ~みなさまの支援で発展してきたCALL4~
CALL4に掲載された訴訟には、日本で暮らす外国人を支えるものや公務員の働き方改革を求めるもの、環境問題を取り扱うものやコロナ禍における国の施策に疑問を投げかけるものなど、今の社会の合わせ鏡のように多岐にわたっています。
CALL4は各訴訟に対するクラウドファンディングでは手数料をいただいておらず、すべて訴訟活動のために使われており、CALL4は、CALL4へのご寄付によってこれらの公共訴訟を支えるために、ウェブプラットフォームを運営・改善しつつ様々な活動を展開しています。
例えば、
◆各ケースへの理解を深めるための記事やドキュメンタリームービーの作成
ストーリー:https://www.call4.jp/story/
コラム:https://www.call4.jp/column/
Youtube:https://www.youtube.com/watch?v=BR8j4GFNODA
◆公共訴訟への理解を促進するための動画コンテンツの作成
Youtube:https://www.youtube.com/watch?v=vRVel8i5frE
Podcast:https://podcasts.apple.com/jp/podcast/call4-podcast/id1631705171
◆CALL4の活動を広く届けるためのイベント開催
2022.9.10開催
【3周年記念】CALL4 ✖️ NO YOUTH NO JAPAN「わたしたちが生きたい社会をつくる公共訴訟」
https://call4-noyouthnojapan.peatix.com
2022.12.8開催
はじめての裁判傍聴ツアーVol.2【「セックスワークにも給付金を」訴訟の意見陳述を傍聴しよう!】
https://call4court1208.peatix.com
など、みなさまのご寄付のおかげで方法・ジャンルを問わず活動の幅を広げています。
CALL4の活動内容について詳細は、是非CALL4の年次報告書をご覧ください。
CALL4代表よりみなさまへ
公共訴訟によって社会は変えていくことができる、そう確信した一年でした。2月と3月には東京・大阪二つの高裁で「優生保護法に奪われた人生を取り戻す裁判」の原告逆転勝訴判決が次々に出されました。これにより不妊手術を障がいのある人たちに強いるという信じがたい法律による被害が、ようやく救済されることになりました。
5月には、在外国民審査権の最高裁大法廷判決によって、法律を変え、長年剥奪されてきた130万人もの在外邦人の権利の回復に貢献しました。
水戸地裁では7月に鬼怒川水害被害についての画期的判決が、9月には入管収容施設での死亡事故について初めて入管の責任を認める判決が出ました。
つい先日、12月には、東京地裁が同性同士に結婚などが認められていないことは違憲状態にあると判断したことも記憶に新しいところです。これまで長年かき消されてきた声が、司法の場で確かに聞かれるようになってきているのです。こうした公共訴訟の活発化や画期的な判断を、私たちは、当事者の方々や弁護団をサポートすることで、下支えして来られたように思います。クラウドファンディングの仕組みがあることで、新たな、充実した立証が可能になったという声を多く聞きました。さまざまな情報発信により、多くの人に注目してもらえたことが裁判所の判断を後押ししたという評価もたくさん聞きました。私たちは、この活動が、多様で公正な社会の実現を確かに前進させていると感じます。来年もまた、この歩みをより、力強く続けていきたいと思います。
一年の終わりに、これからも私たちが充実した活動を続けていけるように、応援をお願いいたします。
NPO法人CALL4代表理事
谷口太規
マンスリーサポーター100人まであと7人!
2021年9月より、マンスリーサポーターの募集を始め、CALL4への寄付募集を始めましたが、現在マンスリーサポーターは93人と、まだまだ目標人数に達しておりません。100人達成まであと7人です。
是非ともみなさまのご協力をお願いいたします。
【マンスリーサポーターのご登録はこちらからお願いいたします】
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また、単発寄付として年間で3000円以上の寄付をしてくださった方は、認定NPO申請に必要な寄附者名簿に載せることができます。よろしければ今年最後のご寄付として、以下の「寄付をする」ボタンより、ご支援をいただけますと幸いです。