コロナ禍で苦しむひとり親世帯への支援
今年も私たちのもとには、生活に困っている方々から様々な相談が寄せられました。特にひとり親世帯は不安定な雇用形態で働く方も多く、元々経済的に弱い立場にあります。さらに、コロナウイルスの影響により状況は緊迫し、生活を脅かしています。そこで、私たちに何かできることはないかと検討し、コロナ禍で苦しむひとり親世帯への支援事業を実施しました。
8月には、無料のマーケットを開催しました。当日は19世帯の方にお越しいただき、計589点の食料品・日用品を提供しました。子ども連れの方も多く、親子で楽しそうに会話しながら品物を選んでいかれる様子や、1点1点必要なものを考えながら慎重に選んでいかれる様子が印象的でした。
さらに今月は、東村山ロータリークラブ様をはじめとする大勢の皆様のご協力をいただき、支援物資の配達を行いました。ご寄付いただいた食料品や日用品などを箱詰めし、67世帯の方々のお宅にお届けしました。「重たい荷物を自宅まで届けていただいてありがとうございます」と感謝の言葉も多くいただきました。
活動を通して、食料支援の必要性や学費への不安があることも明らかになりました。コロナウイルスによる厳しい状況はまだまだ続くことが予想されます。生活に困っている方々を地域で支えるにはどうしたら良いか、そのために私たちに何ができるかを引き続き考え、実行していきます。
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移動に困難を抱えていても 行きたいところに行ける暮らしを
自力で外出することや公共交通機関などを利用することに困難を抱えている人がいます。東村山社協では以前より、日常的に車いすを利用して生活されている方の移動をサポートする「移送サービス事業」を行っています。コロナ禍であっても、通院や買い物といった外出は日常生活の一部です。出かけないわけにはいきません。
しかし、コロナウイルスに関する様々な情報から、外出することや感染に対して不安や心配を抱える人も少なくありません。私たちは安心して目的地まで行けるよう感染対策を徹底し、移送サービスを継続してきました。また、今年から視覚に障がいがある方もこの事業を利用できるようになりました。今まではガイドヘルパーさんと徒歩や公共交通機関での移動だったため、重い荷物の買い物はできなかったり、暑い時期の移動は大変なものでした。このサービスの利用により、快適に目的地まで行くことができ、大きな物でも直接品物を確かめて購入することができるようになりました。ご利用者様に大変ご好評をいただいています。
これからも移動に困難を抱えている方々の支えとなれるよう、サービスを提供していきます。
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あなたと一緒に、まちの笑顔を守りたい
皆様のご寄付で実現できた支援活動の一部をご紹介しました。
東村山市社会福祉協議会は、これからも地域の課題を解決するために様々な取り組みを行っていきます。
今後ともご支援をよろしくお願いいたします。