公益財団法人ちばのWA地域づくり基金

すべての子どもに居場所を!生きていることがワクワクする居場所へ~ぴおねろの森 大移転計画~

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支援総額
1,551,000
6%
目標金額 22,500,000
サポーター
21
残り
335
2025年09月30日 23時59分 まで
私たち一般社団法人ぴおねろの森は、千葉県印西市で学校が苦しい子どもたちの居場所を運営し5年目を迎えました。 学校が苦しい子どもたちが、まず休み安心できる居場所と、あたたかいごはんを提供することで、人とのつながりを実感し、孤立感を軽減させることを最優先に取り組んでいます。 子どもや居場所への公的な経済支援がない中で、給食費程度の利用料金で通えるように、代表の個人宅を開放し、ほぼボランティアで運営することで、子どもが等しく教育を受ける権利を守るために尽力してきました。 私たちの活動は、すべての子どもたちが経済的な事情に関係なく質の高い教育が受けられる社会に近づくために、私たちは新しい地に居場所を移転することを決めました。 「ぴおねろの森」は、学校が苦しい子どもたちが心を休める場として、さらに成長していきます。私たちの新天地への挑戦に、ぜひご支援をお願いいたします! ※このプロジェクトは、公益財団法人ちばのWA地域づくり基金が運営する「事業指定助成プログラム2024」に採択されたものです。

一般社団法人ぴおねろの森 とは

「不登校の子どもたちは、日本の教育の開拓者である」という思いから、団体名をスペイン語で「開拓者、先駆者、パイオニア」を意味する「ぴおねろ(pionero)」と名付けました。私たちの活動の目的は、「すべての子どもに居場所があるまちをつくること」です。
その実現に向けて、次の3つの理念を掲げています。
1)生きているだけで祝福される居場所
2)すべての子どもが安心して通える居場所
3)自由と自治を学ぶ居場所

私たちは、フリースクールと学校、家庭が一体となり、「こどもまんなか」で対話していくための社会的役割を目指しています。
活動の特徴として、学校が苦しい子どもたちに、まず休める場所と温かいごはんを提供し、孤立感を軽減させることを最優先に取り組んでいます。経済支援がない中でも給食費程度の費用で通えるように、代表の自宅を開放し、ほぼボランティアで運営しています。この取り組みにより、すべての子どもが等しく教育を受ける権利を守るために尽力しています。
さらに、遊びや生活、さまざまな体験活動を通じて、心を満たし、生きる喜びや希望を見つけられるように、地域の「まちの先生」と連携し、子どもたちの興味を支える教育支援にも力を入れています。また、親に対しては、不安に寄り添うための親の会や勉強会、電話相談を実施し、登録に至らない親にもサポートを行い、孤立を防ぐ活動を行っています。
現在、先駆的な取り組みとして、当団体が子どもと協働し、独自開発した在籍児童生徒の安否をリアルタイムで確認できる「安否確認共有システム」の拡充を進めています。このシステムを通じて、学校とフリースクールが連携し、チームで子どもたちの安全、回復、成長を見守る仕組みづくりを推進しています。

活動内容

・活動日:月・火・金(10:30~15:00)
・活動場所:代表理事の個人宅
・利用料金:一人800円/日(*昼食代込み・別途基本料:月800円)
・運営スタッフ:5名(+ボランティア10名)
 資格者:元教員(教員免許有)・看護師・食品衛生責任者・アドラー心理学講師・適応指導教室指導員
・まちの先生(専門性に特化した、自分の好きを教えて下さる地域のボランティア)
 IT・アートクラフト・音楽・料理・自然体験・語学・環境問題・性教育・学習支援…等

不登校の子どもたちの人権、教育環境は十分に保障されているとはいえない

現在、不登校の子どもたちは全国で約30万人にのぼり、過去最多を記録しています。しかし、不登校の子どもたちの人権や教育環境は、いまだ十分に保障されているとは言えません。全国的に見ても、居場所自体の数が少ないことや、経済的な支援がないために居場所に通うことができない子どもも存在します。
2017年、「普通教育機会確保法」が施行されました。この法律は「不登校は問題行動ではない」「休む必要性や学校外での学びの重要性」を認めた画期的なものであり、不登校の子どもの権利を保障する社会に向けて前進しました。しかし、現場への浸透には時間がかかっており、「子どもは学校に行くのが当たり前」という風潮は根強く残っています。この風潮が子どもや親をさらに追い詰め、自己否定に陥らせ、閉じこもりや孤立を招いています。
さらに、警察庁の統計によると、年間500人近い子どもが自ら命を絶っています。特に夏休み明けの自死率が最も高く、亡くなる前に子どもたちが最も多く発している言葉は「学校に行きたくない」であったことがわかっています。

なぜ移転の必要があるのか?

受け入れ人数の増加
これまで、住宅街にある代表の個人宅を開放して子どもたちを受け入れてきましたが、現在、「ぴおねろの森」の登録者は70人に迫り、白井市、八千代市、佐倉市、我孫子市、さらには県外からも、小学生から高校生まで、毎日約30名が利用しています。利用者の増加により、個人宅での受け入れは限界に達しています。
密集した環境では、音や大人数が苦手な子どもたちが安心して過ごせる場所が失われ、近隣住宅への騒音問題も抱えています。さらに、拠点が個人宅であるため、安定した運営が難しく、地域との交流も少ないため、学びの機会が閉ざされがちです。すべての子どもが安心して通える場所を提供し、等しく教育を受ける権利を保障するためには、移転が不可欠です。

プロジェクトの内容

このプロジェクトの達成に向けて、現在の環境を改善するために、新しい居場所に移転します。そのために必要な居場所の条件は4つあります。
1)道路隣接などの安全性や、近隣への騒音問題が発生しない広々とした空間であること
2)現在通っている子どもたちが無理なく通える場所であること
3)子どもたちが自然と触れ合い、好奇心を育める環境であること
4)近隣住民が応援できる、「ちょうどよい距離感」が保てる場所であること
私たちはこれらの条件を満たす、2800平米の素晴らしい 土地を見つけ、市からの許可も取得しました。しかし、この土地はインフラ整備が必要で、市街化調整区域のため建物を建てることができません。そこで、車両であるトレーラーハウスを購入し、設置することで、事業の目的を達成しようと考えています。
このプロジェクトが実現することで、より多くの子どもたちが安心して通える場所を提供し、経済的事情に関係なく、すべての子どもが質の高い教育を受けられる社会に一歩近づくと確信しています。

 移転先の土地

利用者の声

すべての子どもが等しく教育を受ける権利を

私たちが移転により達成したいことは、次の6つです。
① 安心して過ごし、学べる環境の提供

現在の拠点からわずか2kmの場所に移転し、環境の変化を最小限に抑えながら、静かで広々とした新たな場所で、子どもたちが安心して過ごせる環境を整えます。これにより、子どもたちの安全・安心の欲求を満たし、自己肯定感を育むことを目指します。
② 自然の中で学び、自然を教材に

目の前に広がる森を活かし、四季折々の自然や生き物、食べ物に触れる体験を通じて、子どもたちの好奇心を刺激し、学びの場とします。
③ 地域に愛され、育つ場所の確保

地域との交流を深め、より開かれた場を提供することで、子どもたちが人とつながる喜びを実感することができます。地域の社会資源を活用し、教育力を高める循環を生み出します。
④ 理念に共感する人材(人財)の登用

移転プロジェクトを通じて、私たちの理念に共感する仲間を見つけ、専門性に特化した人材や企業とのコラボレーションを図ります。これにより、子どもたちがワクワクするような学びの機会を提供し、活気ある教育環境を実現します。
⑤ 居場所事業を立ち上げたい人の支援

「ぴおねろの森」だけでは居場所が足りません。設立希望者を支援し、多様な居場所を増やすことで、支援を必要とするすべての子どもや親がサポートを受けられる社会を目指します。また、私たちのDXインフラ運営ノウハウを共有し、居場所の質の向上を図ります。
⑥ 地域コミュニティの再生

過疎や高齢化が進む移転先に、多世代が集まる場を提供し、地域コミュニティの再生に貢献します。

ご寄付の使いみち

今回移転をする場所はインフラ整備が必要な土地であることと、市街化調整区域のため建物が建てられません。そのため車両であるトレーラーハウスを購入・設置し、この事業の目的を達成したいと思います。

・インフラ整備:430万円
  上下水道の整備、電気の引き込み工事を行うことができます。
・トレーラーハウスの購入・設置費用:1370万円
  利用者、スタッフ全員が安心して過ごせる広さ、50平米分〜のトレーラーハウスを設置することができます。
・事業指定助成プログラム運営手数料他:寄付額の20%

今後の活動予定

2024年10月~11月
・子ども移転プロジェクトチームを立ち上げ
・市の所有地の貸付契約
2024年12月
・トレーラーハウスの発注
・電気、井戸/浄化槽発注
・森の開拓スタート
・移転先と現在の拠点の地域住民向けご報告とご説明
2025年1月~2月
・移転説明会開催
2025年3月
・トレーラーハウスの設置作業、設備整備、荷物搬入
2025年4月
・移転式典開催
2025年5月~
・新しい居場所で手作りのごはんを安定的に提供
・会員以外の子どもや親も利用できるイベントを開催
2025年8月
・夏休み明けの自死防止に向けて「#学校ムリでもここあるよキャンペーン」の発信と相談体制の強化

移転後のビジョン

• 「ホンモノまちの先生」の増員・強化
このプロジェクトを通じて、地域の方々や団体、企業とつながり、コラボレーションしながら、ワクワクする学びを追求します。その成果を発信し、学校外で学ぶ子どもたちの教育環境の充実に取り組みます。(例:お寺の住職による町の歴史講座、工務店の大工さんによる建築講座、市議会議員による政治講座など)
• 子どもと楽しみながら、社会的・経済的自立を目指す

より公平な社会を目指して、公的助成の実現に尽力します。また、子どもカフェの運営や、空き時間を活用した学びの場の提供を通じて、法人の経済的自立のプロセスも子どもたちの学びの機会となることを目指します。
• ごちゃ混ぜの世界で、すべての人に居場所を

学校が苦しい子どもや親だけでなく、多世代がにぎわう場を創り出し、持続可能な相互扶助のコミュニティを形成します。
• 学校・行政・フリースクールの新しい連携を模索

印西市のフリースクールモデル事業を行い、当団体が独自に開発した「安否確認共有システム」や最新のDXインフラを活用し、公民連携を推進します。地域に根ざした不登校支援や多様な学びの構築に向けて尽力します。

代表理事から皆さまへ

「不登校の子どもたちは、日本の教育の開拓者である」

はじめまして、一般社団法人ぴおねろの森の代表理事・大河原亜矢子です。
私は、今から数年前、我が子の突然の不登校に動揺し、孤立感と将来への不安でどうしたらいいのかわからなくなりました。
家に閉じこもる我が子と過ごす中で、この国には、同じように苦しむ子どもや親がたくさんいることを知りました。
多様な命を尊重し、その権利を守り、自己を肯定できる居場所を創りたい、そして、いつか多様な学び方を子どもが自ら選択でき、認め合える社会にしていきたいという思いから、この「ぴおねろの森」を立ち上げました。
さらに、子どもの自死がもっとも多い「9月1日」を、あえて法人設立日とし、このような社会を変えていきたいという、ぴおねろの森の覚悟を新たにする日としました。
このプロジェクトを通して、「生きていることがワクワクする居場所」を実現したいと思います!
すべての子どもに居場所を!
子どもたちの未来に、どうか温かいご支援をお願いいたします。

税制優遇について

ちばのWA地域づくり基金は、千葉県より公益財団法人としての認定を受けています。
本プロジェクトへのご寄付は、税法上の特定公益増進法人への寄付金として、個人・法人それぞれに税制上の優遇措置があります。
詳しくは、所轄の税務署又は税理士などへお尋ねください。
計算式など詳細はこちらから
https://chibanowafund.org/supp...
<国税庁のページ>
https://www.nta.go.jp/taxes/sh...

お申込みにあたりご確認いただきたいこと

  • 寄付の際には以下の点をご確認いただき、お手続きください。
  • このプロジェクトは、公益財団法人ちばのWA地域づくり基金が運営する「事業指定助成プログラム2024」に採択された事業として実施するものです。
  • 口座名義は、運営・管理を行うちばのWA地域づくり基金の名義となっております。
  • 寄付金はプロジェクト指定として公益法人会計基準に基づく区分管理を行い、原則寄付募集期間終了後、運営費20%を除いた額を実施団体に助成します。
  • 振込手数料は、誠に申し訳ありませんが、振り込む方でご負担下さいますようお願いします。
  • 領収書は、クレジットカードの場合は決済後、銀行振込の場合は入金確認後に都度お送りします。
  • 領収書は公益財団法人ちばのWA地域づくり基金事業指定助成プログラム「プロジェクト名」での発行になります。
  • 領収書や事業報告をご希望の方は必ず住所を入力ください。
  • 個人の場合は税制優遇を受けるための領収書に記載する必要があるため、住民票所在地の住所を必ずご記入ください。
  • 寄付指定先からの情報を希望される場合は、申込時に記入いただいた個人情報を指定先の団体に提供いたしますので、予めご同意の上でお申し込みください。
  • 万が一、プロジェクトが中止となった場合は、寄付金の取り扱いについて個別に意向を確認させていただきます。
  • ご提供いただいた個人情報は、公益財団法人ちばのWA地域づくり基金にて適切に管理し、寄付の手続き等の連絡業務と当財団からのお知らせや案内以外には一切使用いたしません。
    個人情報保護方針、個人情報の取り扱いについてはこちらからご確認ください。
    https://chibanowafund.org/priv...
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