誰もが“発電者”！災害時には地域の充電ステーションとなる市民発電所を柏に！

「自分たちが使っている電気はどこから来ているのか、それも知らずに好き放題に電気を使っていた」
そうした反省は、福島第一原発事故後には多くの人が口にしました。
その後、いわゆる”電力自由化”があり、一般家庭や商店なども自由に電力会社を選べるようになりましたが、我々はどれくらい変わったでしょうか。
今回発電者になられた皆さんには、これを機に電力消費者としての側面も含めて、是非電力に対するリテラシーを高めていただければと考えています。

もうひとつ、私が持っている想いは、「誰もが温暖化対策に取り組む仲間になれる」ということです。
市民が温暖化対策に取り組む方法は多々ありますが、こと直接的にエネルギーに関わることとなると、家の屋根に太陽光パネルを載せるであるとか、電気自動車を購入するであるとか、簡単にはできないことがメインになり、国や自治体の補助金もそうした取り組みが対象になっています。

結果、「温暖化対策は政府、大企業や、できる人がやればいい」という人任せな気持ちや、「温暖化対策に取り組みたいけどできない」という無力感が生まれるのは残念なことです。

今回発電者となった皆さんは、温暖化対策に取り組む仲間です。もちろん、発電の規模で言えば大きな工場などと比べたらごく僅かです。
ただ、どんなにささやかでも自分も温暖化対策に参加したい、貢献したい、という想いをお持ちの方が全然いないような世の中では、きっと企業も動かないでしょう。

なによりも、大きな話はお上任せ、大企業任せ、そんな世の中を想像しただけで暗い気持ちになります。
逆に、こうしてどんどん発電者仲間が増えていく、そんな世の中であることをとても嬉しく感じています。

いよいよあと2週間となりました。
一人でも多く仲間を増やせるよう、皆さまご協力のほどよろしくお願いします！

一般社団法人銀座環境会議　
代表理事　平野将人