子ども若者基金とは
子ども若者基金は、私たちに初めて寄せられた遺贈寄付をもとに2020年に創設されました。
「社会の子育てをしたい」という遺贈者の方の想いが込められています。
この基金で、困難を抱える子ども若者とその家族の支援活動に取り組む市民団体を後押しする「子ども若者応援助成事業」を運営しています。ご寄付は子ども若者基金に充当し「子ども若者応援助成事業」の助成金として活用させていただきます。助成団体における助成金の使途は、スタッフ人件費や子どもたちの遊び道具などの物品購入費、食品購入費等があります。
なお、基金の運営のために寄付金総額の上限20%を財団の管理費に充当させていただきます
クラウドファンディング成功で基金継続
2022年12月から2023年1月にかけて60日間、子ども若者基金存続と拡充のためのクラウドファンディングに挑戦しました。目標金額200万円を目指して、コングラントの「GIVING100」でご支援を呼びかけました。
全国からあたたかいご支援や激励のメッセージをいただき、計149名様から総額2,078,000円が寄せられました。
おかげさまで基金を継続することができました。このご支援を活用して、第3回子ども若者応援助成事業を実施、6団体に支援を届けました。
子ども若者応援助成事業の概要と実績
子ども若者基金で運営する「子ども若者応援助成事業」の概要とこれまでの助成実績についてご紹介します。
【助成事業の概要】
1.目的
困難を抱える子ども若者とその家族を支援する市民団体を、資金面(助成金)と非資金面(広報活動や人材育成などの伴走支援)で後押しする。助成金額は1団体につき上限30万円。助成期間は1年間。
2.助成団体の対象
筑後川関係地域で上記目的のために活動する団体。法人格(NPOや一般社団法人)は問わない。
※営利目的や政治宗教、反社会的勢力に関連する団体は対象外
3.助成事業の流れ
公募申請(申請書類の提出)→外部の有識者でつくる審査委員会によるオンライン面談審査、選定→助成団体の公表→助成金の交付と伴走支援の開始
【助成実績の一例】
居場所づくり
・子育て中のお母さんの孤立を防ぐための交流場所
・放課後や土曜日など保護者の就労などで見守りが必要な児童への学習や遊びのサポート
・不登校の子どもが自分らしく過ごす居場所としての農業や自然体験活動
災害時支援
・豪雨被害で避難生活を送る子どもたちが自由で安全に遊べる「プレーパーク」
・豪雨被害世帯への食糧や生活物資提供
文化体験
・芸術文化に接する機会が少ない児童とその保護者向けに人形劇の上演とワークショップ
・音楽鑑賞などアートを取り入れた子ども食堂
障がいのある人への支援
・発達障がいをもつ子どもとその家族による、発達障がいについての啓発学習会
新型コロナウイルス
・自粛生活の中でケアが行き届かない要支援児童へのオンラインワークショップ
・ネット環境のない家庭の子どもたちへのノートPC等貸与とオンライン学習会
・社会的に孤立しがちな外国籍の人への継続的な交流会と学習会
子ども若者基金を活用している皆様よりメッセージ
ご支援をいただいた後について
すべてのご支援者様に、感謝の気持ちを込めて以下の方法で活動報告させていただきます。
私たちの活動の進捗や支援先のご紹介、イベントのご案内などについてお知らせいたしますので、ぜひご覧ください。
・メール配信(いつでも配信停止可能です)
・年3〜4回発行「ニュースレター」をお届け
・「年次活動報告書」をお届け
領収書がご入用の場合は、コングラントで寄付お申し込みの際にメールまたは郵送からお選びください。領収書は当財団に入金が確認できた日付で発行しております。クレジットカードでのご寄付の場合、お手続きされた日付ではなく、コングラントから当財団に入金された日付となりますのでご了承ください。
私たちについて
一般財団法人ちくご川コミュニティ財団(拠点:福岡県久留米市)は、2019年に福岡県で初めて市民が立ち上げたコミュニティ財団です。九州最大の河川「筑後川」が流れる関係地域で、NPOなどの市民活動に取り組む方々をサポートする中間支援組織として資金面・非資金面の両面から伴走支援活動をしています。財団設立以来、私たちが支援した市民団体は100団体にのぼります。
現在は「困難を抱える子ども若者とその家族の支援」「災害時支援」に焦点を当てています。独自の基金運営のほか、休眠預金等活用事業の資金分配団体としても活動しています。
2022年11月にはNPOなどの非営利組織の信頼性を示す、公益財団法人日本非営利組織評価センターの「グッドガバナンス認証」を福岡県で初めて取得しました。
私たちのサポートを希望する個人や団体により充実した支援を届け、また支援者の皆様により安心してご支援いただけるよう、公益財団法人化を目指して準備を進めています。