全国子どもアドボカシー協議会
NPO法人

【ご支援のお願い】子ども・若者参画を中心とした”アドボカシー(意見表明等支援)”を全国へ

『声が、届かない』 子どもたちの“声”は、社会に届かないまま終わってしまうこともあります。 “聴く”ことで、その声は社会を変える一歩になります。 子どもの意見を傾聴し、子ども自身が声をあげられるよう支える【子どもアドボカシー】という活動があります。 いただいたご寄付は、子どもの声を聴き、社会へ届けるための【子どもアドボカシー】を全国へ普及するための活動につかわせていただきます。ご支援のご協力をお願い申し上げます。

活動の背景

1994年に日本が批准した子どもの権利条約は、子どもには、「自分に影響を与えるすべての事柄について自由に見解を表明する権利が保障されている」と規定されています。

しかし、家庭、学校、社会のなかで一人ひとりの子どもの声は十分に聴かれているとはいえません。虐待やいじめを受けても声をあげられず、あるいは声をあげても受け止められないまま悲劇に至ってしまったケースも散見されています。周囲が受け止めなかったり、声の大きい人にかき消されてしまったりすることがあるのです。

私たちは、「子どもの声を大切にし、ともに生き育ちあう社会」を目指し、子ども・若者とのパートナーシップのもと、「子どもアドボカシー(子どもの声を聴き、社会に届ける活動)」の普及・啓発・支援を通して、子どもが自分の気持ちや考えを伝えられる社会づくりに取り組んでいます。

具体的に、以下のような事業を実施しています。

  • 🎓 アドボケイト(子どもの声を聴くひと)の研修・育成
  • 🗣 子どもアドボカシーの実施団体や自治体との交流
  • 🏛 自治体・民間団体との協働(講座実施の協力)
  • 📣 子ども・若者委員を中心とした地域でのネットワークづくり、子どもの声を政策に反映するための基盤づくり

各地ですすむ「子どもアドボカシー」事業と課題

2024年4月に施行された改正児童福祉法により、「子どもアドボカシー(意見表明等支援事業)」が自治体の努力義務となりました。2025年1月全国子どもアドボカシー協議会調べによると、77%の自治体が本事業に取り組んでいますが、実務を担うアドボケイト(支援員)の人手や人材育成、予算面での課題も浮かび上がっています。

また、支援員の活動状況については、一時保護所や児童養護施設を中心に活動している自治体が多数となっており、頻度は、週1回から年1回までと地域差が大きいことが分かっています。

あなたと共に歩む、その一歩が、社会を変える一歩となります。

  • 私たちは全国の自治体や民間団体と連携・協力し、年間のべ200名以上の研修・年間のべ300名以上の交流機会を提供するなど、“子どもの声を聴く”現場を支えています
  • 子どもアドボカシー事業に関する「無料相談」を実施しています。年間のべ30件以上の自治体や民間団体の相談に対応し、子どもアドボカシーの仕組みづくりも支えています

▼2025年1月NPO法人全国子どもアドボカシー協議会調べ➤詳細はこちら

▼意見表明支援員(アドボケイト)養成講座の様子/受講者の感想(一部抜粋)

国内で意見表明等支援(子どもアドボカシー)の取り組みがまだ進んでいない地域を中心に、子どもアドボケイト(意見表明支援員)を養成するための「子どもアドボカシー講座」を実施しています。開催地においてアドボケイトとして現場に入る人材を確実に養成するための活動を行っています。

子どもの声を大切にし、ともに生き育ちあう社会の実現を目指して

2024年度より、当協議会に設置した子ども・若者委員会の企画として「子どもアドボカシー全国キャラバン」をスタートしました。本イベントは、社会的養護経験者と市民の方々が共に子どもアドボカシーについて考え、議論を深め、地域でのネットワーク構築と子どもの声を政策に反映するための基盤づくりを目的として開催しています。

わたしたちは、「子どもの声を大切にし、ともに生き育ちあう社会の実現」を理念に、子ども・若者参画を中心とした【アドボカシー(意見表明等支援)】を全国へ拡げる活動を続けています。

▼2024年度全国キャラバンin群馬の様子:講演等を通し、アドボカシーの取組みをつくっていくために大切なことやアクションを起こすために、参加者の皆さんとともに考える時間となった

▼2024年度全国キャラバンin福井の様子

2024年度は群馬と福井の2地域にて全国キャラバンを実施しました。福井では、地域で活動している支援者や福井で暮らす社会的養護を経験した若者と共に、ワークショップを通し「福井県越前市こうなったらいいな」について考えました。参加者からは、「こどもファーストなまち」「若者が交流できる場を増やす」などの意見が出ました。

代表者メッセージ

子どもアドボカシーは、子どもたちの声を聴いて、子どもの権利を実現するための新しい取り組みです。この協議会は、国内ではほとんど取り組みが進んでいない分野に挑戦する人たちが集い、社会に新たな視点を提供することを狙いとして立ち上げられました。

我々は、何よりも子ども・若者の声を大切にし、そして彼らから学び、解決しながら、彼らとともに、歩んでいきたいと思っております。微力ではございますが、当団体では、どの地域においても一定の質を確保した子どもアドボカシー活動が展開され、その推進を図れるよう、そのためのネットワークを構築し、当団体の活動を展開していきたいと思います。

ご支援の程どうぞよろしくお願いいたします。

主なメディア掲載

●2024年

12月14日 福井新聞 子のSOS受け止めて
11月23日 上毛新聞 子どもの声社会に届ける必要性訴え
6月30日 朝日中高生新聞 大人が誘導せず、発言を後押し
5月28日 毎日新聞 一時保護児の意見表明支援事業が拡大 「もろ刃の剣」との指摘も
4月12日 中国新聞 「子どもアドボカシー」拡大 意見を第三者が聞き権利守る 支援員の確保課題
3月21日 ママカレ 子どもの声を聴き、意見を尊重する「子どもアドボカシー」を知っていますか?

●2023年

5月18日 朝日新聞 東京版 子どもの声を社会に アドボカシーを考える
5月14日 朝日新聞デジタル 子どもの意見表明どう広げる 「子どもアドボカシー」で全国セミナー
4月14日 NHK Eテレ みんなのためのバリアフリー・バラエティーバリバラ 子どもの声を聴いてみよう
3月18日 ANN系列局 全国放送のドキュメント番組
「テレメンタリー」
子どものきもち ~里親委託 おいてけぼりの心~
2月12日 京都新聞 親からの暴力、友達からのいじめ 本心聞き取り支援に生かす 広がる子どもアドボカシー

●2022年

10月4日 徳島新聞 親の暴力・友達からのいじめ 苦しむ子の声逃さない 広がる「アドボカシー」
9月27日 岩手日報こども新聞  幸せにくらす権利を守る「子どもアドボカシー」重要
9月8日 共同通信 「子どもプラス」「広がるアドボカシー」
苦しむ子どもの本心聞く 
 希望を知り、権利守る 
6月14日 NHKニュース
(17時・19時・21時)
「こども家庭庁」で何が変わる
5月13日 NHK おはよう日本 「君の声が聴きたい」子どもたちの声に耳を傾ける
5月6日 朝日新聞 子どもアドボカシー、全国協議会が設立 「私抜きで決めないで」
5月5日 NHK ニュース 「子どもの声聞く環境づくりを」虐待を体験した若者が訴え
3月27日 毎日新聞 子どもアドボカシーの全国組織発足 意見表明の支援員育成目指す
3月16日 西日本新聞 苦しむ子の「声」後押し 全国組織27日発足 福岡に事務所

寄付金が使われる事業

子どもの権利条約を基本とし、子ども・若者とのパートナーシップのもと、子どもアドボカシー活動を推進する団体・個人の交流と連携を通して、子どもの声を大切にし、すべての子どもの権利を尊重する社会の実現に寄与することを目的として活動しています。

(1) 子ども・若者によるアドボカシー事業(子ども・若者委員会の運営)

⑵ 子どもアドボカシー活動を推進する団体・個人の交流・研鑽事業(全国セミナーや交流会の開催、子どもアドボカシー事業の相談対応など)

⑶ 独立アドボケイトなど人材養成及びプログラム開発事業(アドボケイト養成講座開催など)

⑷ 子どもアドボカシーに関わる調査研究及び提言事業(子どもアドボカシー事業の手引き作成、その他調査研究など)

⑸ 子どもアドボカシーに関わる情報提供及び広報事業(ホームページ改修費、年次報告作成費など)

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