小中学生のいばしょ「フリースクールよつば」とは
【理念】
さまざまな事情で 学校に行きづらさを感じている子どもたちの学校外の居場所と学びの場を保障し、安心できる環境で、自らが価値ある存在だと思えるようになること。
【ミッション】
フリースクールよつばでは、まずは 「存(あ)ること」「在(い)ること」を大事にしています。
活動や学びありきではなく、さまざまな人との関わりから 「 ここにいていい 」 と思えるような自分の土台づくりのため、小さな自己決定を重ねることを大切にしています。悩める子どもたちが人と出会い、気持ちを表現し、新たな自分に気づき、自分を好きになること、つながり合って支えあう中で元気になることが目標です。
【活動について】
千歳山登山、誕生日会、お菓子づくり、そば打ち、書道、絵画、理科教室、パソコン講座 など。卓球をしたり、近くの公園でバトミントンやサッカーなどで楽しみながら体も動かしています。主体を子どもに置き、子どもミーティングを中心に子どもたちでつくる活動をしています。
なぜ子どもたちに居場所が必要なのか
子どもが減っているにも関わらず、2022年度に自殺した児童や生徒は全国で初めて500人を超え、小中学生の不登校は29万人以上と、いずれも過去最多となったことが分かりました。
山形県でも2022年度の不登校の小学生は685人、中学生は1388人と増え続けています。背景は、いじめ、教員のハラスメント、学校が合わない、家庭事情が複雑で学校どころではない…など、さまざまですが、まずは無理やり学校に「行かせること」より、「生きさせること」の方が大切なのではないでしょうか?
学校に居場所をなくしてしまった子どもたちには、生き延びるための居場所が必要なのです。
これまで受けた傷が癒され、元気になって、存在そのものを認められた子どもは、自然と学びへ気持ちも向かってくるものです。これから成長していく上で、楽しいこともたくさん待っているのに、自ら命を絶たせるような社会であってはならないと強く思っています。
子どもの多様な学びを保障したい ~代表の想い~
私の娘は小・中学校で不登校を経験しました。小学5年生の時、学校があまりにつらく「死にたい」と口にするようになりました。しかし、それから自分の居場所を見つけることが出来たことで元気を取り戻すことができました。
高校1年生の時「お母さん、私 あの時 死ななくて良かった!」と言った娘の笑顔が 今でも忘れられません。その娘も大学を卒業し、現在は社会人として営業の仕事を頑張っています。
生きていれば、誰だってつまづいたり、自信を失い動けなくなったりすることがあるものです。そんなとき、安心して心を休められる場所、また動き始めるための力を得られる場所があったらいいと思いませんか?つらく苦しいとき、あたたかいまなざしの中で過ごすことができれば、元気を取り戻し、また社会とつながり直すことができます。
子どもたちが未来に希望を持てるように、どうか皆様のお力をお貸しください!
困難を抱えた子どもたちが生きやすい社会は、きっと誰もが生きやすい社会でもあるはずです。苦しんでいる子どもを取り残さない、そんな社会を共につくっていただけましたら嬉しく思います。
クローバーの会@やまがた
代表 樋口愛子
ご支援の使い道
学習教材費、ひとり親家庭の減免分の月謝、ボランティアスタッフの謝金と交通費など、活動の継続のために大切に使わせていただきます。