演劇倶楽部・座

全国巡回・無料公演で全国の子どもたちに生の舞台を!(毎月定額ご寄付のお願い)

NPO法人 演劇倶楽部『座』では【日本の美しいことばと姿と音楽】による『和の舞台』の中高生無料鑑賞事業を行なっております。 どうか、未来を担う子どもたちのために、ご寄付をお寄せくださいますようお願い申し上げます。

私たちは、昨今の我が国における「日本語の衰退」に強い危機感を抱いております。いつの間にか「童謡・唱歌」が音楽の教科書から消え、まもなく学校教育から「古典」が「近代文学」が消えようとしているからです。

<2021年3月 愛媛県立松山北高等学校2年生鑑賞会の様子> ※詳細は下欄へ

「ことば」は一国の精神の礎

歌い継がれてきた詞の中にある原風景、美しい古(いにしえ)の言の葉から香り立つ日本の心・・・
それこそ、私たちが次の世代に伝えなければならないもののはずです。

考えてみてください「春はあけぼの」や「祇園精舎の鐘の声」また「吾輩は猫である」「メロスは激怒した」までが民族の共通項でなくなる日のことを。

あなたは、お子さんやお孫さんが、深く豊かな「情緒」、味わい深い「ことば」を教わりもせず「合理性」だけを詰め込まれ、世界のリスペクトを集めている「日本文化」に触れることなく育ち、母国に対する「誇り」を持てぬ人間になることを望みますか?

「このままではいけない」

次世代を担う子どもたち、若者たちのために、私たち演劇人になにができるかを考えました。
そこで計画したのが『全国巡回・無料公演』の実施です。
みなさま方のご支援により、できるだけ多くの地域の子どもたちに「和の情感」豊かなお芝居を生演奏と舞踊付きで届けたいと思っています。

第1作は伊藤左千夫作「野菊の墓」

私たちは、日本の美しいことば・美しい所作・美しい音楽で織りなした演劇を毎年2回の本公演で上演し、ご好評をいただいております。

その中でも「美しい日本語」「清冽な物語」と圧倒的なご支持を受け再演を重ねている、伊藤左千夫作『野菊の墓』を最初の作品として取り上げ、できるだけ多くの地域の若者たちに観てもらいたいと思っております。

また先々、時代に対応した「新しい作品の創造」、日本の文化を発信するための「海外公演」、若年層向けの「ことばの塾」の設立・展開なども視野に入れて活動を行ってまいります。

~寄付金の使い道~

〈公演実施の必要経費〉
①出演者・演奏家・舞台監督・音響/照明/大道具/運送等の各スタッフ・制作、併せて約20名のギャランティ・交通費・宿泊費・食費
②会場使用料(劇場・公演のための稽古場)
③実施に向けての営業及び制作諸経費・人件費

◆1ステージあたりの必要金額は平均200万円
ステージ数、スケジュールの組立て、移動距離、また協賛(会場提供など)の有無等、ケース毎の変動があります。

ご理解と、ご支援を!

この活動資金のためのご寄付を受け付けております。
継続支援につきましては毎月定額のクレジットカード引き落としがご利用いただけます。

【個人の方】月額1,000円/3,000円/5,000円/10,000円 からお選びいただけます。
【法人様】月額10,000円/30,000円/50,000円/100,000円 からお選びいただけます。

⇒今回のみの寄付を希望される方はこちら

また、この公演の実現には、各地域の自治体・教育委員会・学校・経営者団体等のご理解とご支援が不可欠です。各地域の事情に通じた方々のご協力を伏してお願いいたします。
この国の将来を担う若者たちが豊かな心と情操を持ち、健やかな社会を作ってくれることを願って・・・
私どもの活動に温かいご理解とご支援を賜りますよう心よりお願い申し上げます。

<寄付金受領書(領収書)について>
寄付金受領書(領収書)は1年分をまとめて発行させていただきます。
個人の方へは、その年の12月までの分をまとめて翌1月末日にお送りいたします。
法人様へは、決算月に合わせて発行いたしますのでお申し付けください。

~過去の実績~

<認定NPO事業 第一回・無料鑑賞会>
愛媛県立松山北高等学校 2年生(約360名)

令和3年春『野菊の墓』東京公演千穐楽から一日おいた3月16日午後、私たちは愛媛県松山空港に降り立ちました。座の認定NPO事業「中高生無料招待公演」の第一回がいよいよ始まるのです。翌17日は朝からスタッフ各班と劇団若手、そして現地有志の皆さんの応援で劇場建て込み。別働隊は松山北高等学校の体育館へ。翌日観劇予定の生徒さん達を対象に「美しい日本語」ワークショップ(3時間)を行うためです。
夕方には設営の済んだホールで合流して舞台稽古。そして翌18日10時と13時半の2回、万全のコロナ対策の上、一席おきの客席で、生徒360人・先生方・関係者併せて400人超の皆さんに『野菊の墓』をご覧いただきました。結果は大成功!!‥美しく儚い初恋物語に会場は感動と涙に包まれました。

この公演は愛媛県内及び全国の皆様からの寄付金を使わせていただき、コロナ禍の厳しい状況の中、松山北高の長井校長先生の決断により実施されたものです。
今後も私どもは全国の中高生を対象に、日本の美しい「ことばと姿と音楽」で織りなされた舞台の無料招待公演を継続して参りたいと思っております。
どうかこの活動にご理解・ご支援を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。

[生徒さんの主な感想]

古典ならではの美しさは古典をまだ勉強している私たちには分かります。だからこそ私たちが次の世代に古典の素晴らしさを伝えて行きたいと思いました。

ワークショップの中で壤さんがおっしゃった「良い文章を読み、良い音楽をきき、美しい形や所作を見て、自分の頭の中にたくさんの引き出しを作っておくことで想像力が生まれる」という言葉が心に残った。

美しい日本語は、丁寧な言葉遣いや綺麗な日本語選びだけではなく、私たちの態度、話し方、全てを総合して「美しい日本語」だと評価されるのだと思いました。

この観劇は、日本文化について深く知りたいと思うきっかけになりました。もっと古典に触れたい。読書や観劇で日本について学ぶ習慣をつけたい。

[愛媛県立松山北高等学校 校長(当時) 長井俊朗先生より]

直近の学生生活実態調査によると「読書時間ゼロ」の大学生が過半数となり、集中力も確実に低下しているそうだ。ツールとしてのLINE・Twitter等は若者のみならず、現代日本人の言語環境に多大な影響を及ぼしている。インターネットが生活の中心に据えられて歩むアフターコロナの社会形態は、もう後戻りすることはないだろう。しかしながら、思考と感受性の源は「ことば」にある。ノーベル化学賞を受賞した白川英樹教授は、「人は母語で学ぶことによって、より核心に迫った理解ができる」と科学や芸術などの学問を日本語で学び、考えることの大切さを説いている。情報を大量に消費するだけでは、深く学び心豊かな人生を送ることはできない。次代を担う生徒諸君には、母国語に対する深い愛情を持ち、美しい日本語を使う姿勢を生涯大切にしてもらいたい。本物に触れる機会となった今回の取り組みが、今後静かに浸透していくことを切に願う。この事業を支えてくださった多くの皆様に、心より敬意を表するとともに、感謝を申し上げたい。

[令和3年「野菊の墓」公演 協賛者連名](順不同・敬称略)
(株)門屋組
(株)ナカフードサービス
たかはしきもの工房
ときめきの富士写真家ロッキー田中
米田順哉(NPO法人家族支援フォーラム理事長)
沖田幸人、坂本秀昭、堀内章
工藤昌明、高橋文夫、堀内明子、他匿名

団体情報
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