認定NPO法人キャンサーネットジャパン

脳腫瘍の子供たちへ最新の遺伝子検査を!

認定NPO法人キャンサーネットジャパンは、小児がん啓発・支援の一環として、脳腫瘍の子供達が治療のために必要な検査を受けられるよう本プロジェクトを立ち上げました。皆さまからの温かいご支援をお願いいたします。 *本プロジェクトは、日本小児がん研究グループ(JCCG)脳腫瘍委員会の「小児脳腫瘍の遺伝子検査(メチル化中央診断)プロジェクト」に賛同し、実施しているものです。 なお、毎月、毎年定額で継続的にご寄付をいただく方法もございます。継続的にご支援いただくことで、安定して脳腫瘍の子供たちが最適な治療を受けることを支えることができます。
2022-12-22 15:14
コラム2:メチル化アレイ
がんの診断の基本は病理診断です。病理の先生が顕微鏡を使ってがんを目で見て観察し、その見た目のパターンから診断するのが病理診断です。そのため、経験がとても重要となりますので、数の少ないがんの病理診断は必然的に難しくなります。小児脳腫瘍は1年に600人程度しか生じないにも関わらず、その種類は100を超えるので、とても診断の難しい腫瘍で、ベテランの病理医でも完璧に診断する事はできません。人の目だけでは正確に診断する事ができない場合の助けとなります。

がんの診断の基本は病理診断です。病理の先生が顕微鏡を使ってがんを目で見て観察し、その見た目のパターンから診断するのが病理診断です。そのため、経験がとても重要となりますので、数の少ないがんの病理診断は必然的に難しくなります。小児脳腫瘍は1年に600人程度しか生じないにも関わらず、その種類は100を超えるので、とても診断の難しい腫瘍で、ベテランの病理医でも完璧に診断する事はできません。人の目で見る診断の限界ともいえます。

メチル化アレイは腫瘍のパターンを見た目ではなく、遺伝子のメチル化のパターンで診断する検査方法です。小児脳腫瘍のメチル化アレイはドイツがんセンター(DKFZ)で開発され、既に世界中の小児脳腫瘍の膨大なメチル化のデータが集められてデータベースが作られています。小児脳腫瘍の患者さんのメチル化のパターンを、このデータベースと照合する事で、人の目だけでは正確に診断する事ができない場合の助けとなります。

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