小学生のための「つきさっぷ子ども館」をつくりたい!
わたしたちは、不登校の小学生のための「つきさっぷ子ども館」というもう一つの学び舎を設立したいと思っています。フリースクールは、中学生が通える所よりも、小学生が通える所の方が圧倒的に少ないのです。
少子化が進む中で不登校児童・生徒は全国で約30万人に達し、北海道でも1.2万人を超え、札幌市だけでも約5千人に達し増え続けています。特に現在は小学生が顕在化し、カウンセリングなどの対処療法的な処置をしても急増傾向は全く止まらず、また、受け皿となる公的サポートセンターやフリースクールは数百人程度に留まり、多くの児童は在宅状態にあるため、彼らの「学習権」(=学び成長する権利・機会)は実質上損なわれている状況が続いています。
一刻も早く、彼らに学ぶ楽しさを発見できる場所を、自分の「好き」を見つけられる場所を、分かり合える仲間と過ごすことのできる場所を増やさなくてはなりません。不登校を選んだお子さんたち、ご家庭は、傷つきながらも勇気を持ってその決断をされた方ばかりです。その勇気ある決断に笑顔を咲かせることのできる安定したもうひとつの学び舎が、今こそ必要なのです。
認定NPO法人北海道自由が丘学園・ともに人間教育をすすめる会とは
1986年、既存の教育の枠にこだわらず、子どもたちが生き生きと人間らしく学び成長できる場が必要だと考え「新しい教育・学校をつくる研究会」を結成。1991年「北海道自由が丘学園をつくる会」を開設し、学校づくりを始動。
その後、さまざまな発展と実践を積み重ね、2003年10月NPO法人「北海道自由が丘学園・ともに人間教育をすすめる会」を発足。
2013年11月、教育、普及活動の実績より認定NPO法人を取得。
2017年、実践中の「自由が丘月寒スクール(フリースクール)」とは別に、体験学習型の認可を取得した小学校を設立したいと、理事メンバーにて「北海道に自由な小学校をつくる会」(以下、つくる会)を発足。その後つくる会は、地域交流と活動拡充のため「NPO法人まおい学びのさと」を設立し、2023年4月、認可された小学校「まおい学びのさと小学校」が創設された。
現在、「北海道自由が丘学園」は、札幌市環境賞【環境保全・創造部門】の優秀賞を受賞したエコスクールにて、子どもたちを真ん中に、粘り強く追求していく力を育て、子どもたち、大人たちもともに磨き合い、認め合える人間形成を重視した教育実践を続けている。
これまでわたしたちが積み重ねてきたこと
元々は中学生の受け皿として開校した 北海道自由が丘学園月寒スクール でしたが、小学生の入学希望者が後を絶たず、現在は中学生と小学生が同じ建物内で学んでいます。
中学生、小学生にはそれぞれのカリキュラムを用意していますが、わたしたちは子どもたちに無理強いはしません。部屋の中で授業に耳を傾けるのも、教室の外から様子を伺うのも、「何もしない」を選択することもできます。大人は、いかに子どもたちの興味関心を「学び」に向けるか日々奮闘しています。
体験学習、もの作り、体育、プロジェクト、農業など自分たちで育てた農作物での食育の実施、社会、理科、家庭科や日本語などの基礎学習、ミーティングで一緒に考え、決定し、役割分担を行うことなど、自分で考え行動する力を身に着けられる環境を整えることに尽力しています。
しかし、現在の建物にはこれ以上の児童受け入れは難しい状況にあります。そのため、小学生向けのフリースクールと、中学生向けのフリースクールをそれぞれ独立させ自立型の運営とすることを目指しています。
まずは子どもを幸せにしよう
これは、卒業生が書いてくれた感想文です。子どもたちは、どうあることで幸せだと感じることができるのでしょうか。2022年、日本で自ら命を絶った小中高生は初めて500人を超え、512人(暫定値)と過去最多になりました。
心から子どもたちの幸せを願う様々な価値観の大人たちや、多くの仲間たちに出会うことは、子どもたちのその後の人生をより彩り豊かなものにしてくれるのではないでしょうか。そして、そんな出会いのある学び舎をより多く設立することは、今の日本にとって最も優先すべき課題なのではないでしょうか。
加えて、わたしたちは週末も、クッキング、ゲームやスポーツ、楽器演奏、学習など気軽に参加できる子どもたちの居場所(みんなのお家)づくりや、子育て中の保護者をサポートできるよう「親子カフェ」などを開催しており、多くの人ができるだけリフレッシュする機会を持ってもらえるようにしています。
今、必要な手を、今、すぐに届けたい。そんな想いで活動しています。
寄付金の使い道
おとなたちの想い
当法人は認定NPO法人であるため、寄付金の約40%が還付されます。
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