一般社団法人Colabo
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性搾取と女性差別に抗う女性たちの活動拠点を作る 「女性人権センター」建設プロジェクト

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2022年度、Colaboに対するデマ拡散をはじめとする深刻な妨害が発生したことを理由に「危ないから」と東京都と新宿区はColaboのバスカフェを新宿・歌舞伎町から追い出しました。 それは女性差別の思想を持つ人たちや性売買業者らの成功体験になり、その後、少女を取り巻く状況はこれまでになく悪化し、被害が拡大しています。 歌舞伎町には日本中、世界中から買春者が集まり、性売買業者が「女性支援」にも入り込む等、活動を活発化させ、声をあげる女性に対する攻撃はここ数年で激化し、女性たちを委縮させようとしています。 「男社会からの嫌がらせにも屈せず、追い出されることのない活動拠点が必要だ」 その想いで、このプロジェクトを立ち上げます。 2030年、日本一性搾取が深刻な街、歌舞伎町に「女性人権センター」を設立するため、建設費用として10億円が必要です。女性たちの力で、ゆるがない活動拠点を作りたい。そのために、協力を呼びかけます。 ご寄付で「女性人権センター」設立に力を貸してください!

すべての少女に「衣食住」と「関係性」を

私たちは、すべての少女が 「衣食住」と「関係性」を持ち、困難を抱える少女が搾取や暴力に 行き着かなくてよい社会を目指して活動しています。

代表の仁藤が中高時代に街をさまよう生活を送った経験から2011年に立ち上げ、虐待などを背景に夜の街をさまよう少女たちを探し、声をかけてつながるためのアウトリーチ、夜の繁華街での10代女性向けの無料カフェの開催、食事や生活用品の提供、シェルターでの保護、自立支援や住まいの提供などを行っています。

Colaboの活動は、2018年東京都若年女性支援モデル事業に選定され、2021年に本事業化されました。代表の仁藤は、2018~19年厚生労働省「困難な問題を抱える女性への支援のあり方に関する検討会」、2022年「困難な問題を抱える女性への支援に係る基本方針等に関する有識者会議」構成員として女性支援法の法制化・基本方針の制定に携わりました。

私たちが、虐待などを背景に、家に帰れず、街やネットをさまよい、性搾取の被害に遭っている少女たちの存在と、支援の必要性を訴えてきたことから、活動が全国に広がりつつあります。

しかし、それを恐れた性売買業者等からの妨害が深刻化し、支援団体や声をあげる女性への嫌がらせが深刻化しています。性差別と性搾取に抗う女性達の活動拠点を作るため、「女性人権センター」建設プロジェクトを立ち上げます。

女性人権センター建設プロジェクト、ご寄付の呼びかけ

「女性人権センター」で実現したいこと

2030年、日本一性搾取が深刻な街、新宿・歌舞伎町に「女性人権センター」を設立します。建設費用として、10億円が必要です。女性たちの力で、ゆるがない活動拠点を作りたい。そのために、協力を呼びかけます。ご寄付で、「女性人権センター」設立に力を貸してください!

「女性人権センター」イメージ

5階建てのビルを建設し、それぞれのフロアを以下のように活用したいと考えています。

建設に必要な費用とスケジュール

プロジェクト立ち上げへの想い

性売買のなかにいる少女たちと繋がり、性搾取から抜け出す手助けをし、共に歩む活動をしているColaboは、活動を始めてから15年間、常にデマや誹謗中傷に晒されてきました。妨害がひどくなるのはいつも、当事者たちと性搾取の実態について声をあげたときでした。

行政からは「若年女性支援の枠組みはない」「家に帰れず性売買する少女なんてどこにいるんだ」と言われ続けてきたため、私たちは市民の寄付や民間助成を頼りに、少女たちとつながるアウトリーチやシェルター等の活動を自主的に続けてきました。少女たちと共に公的支援の機能不全や性搾取の実態を訴え、市民の理解と関心が広がっていきました。

2022年、日本で初めての女性支援の根拠法となる女性支援法が成立。私も厚労省の検討会構成員として、少女を取り巻く性売買業者や買春者らの実態、支援の必要性を訴え、「若年女性支援事業」が新法に組み込まれました。いよいよColaboの行ってきた、支援につながる前に危険に取り込まれている少女たちを探し、出会い、つながり、生活を支えていく活動が全国各地に広がりはじめるというタイミングで、Colaboに対する「会計不正」等のデマが拡散され、誹謗中傷の煽動にミソジニーを内面化している人たちや、性売買業者とつながる政治家たちが加担しました。妨害を受け、国の女性支援法の基本計画からは、「性売買」という言葉が削除されました。一方で、加害者は「Colaboと戦う」名目で2億円以上のカンパを集めたり、選挙に出馬し当選した者たちもいます。

私たちは、活動現場への直接的な妨害を含めた無数の暴力にさらされることになり、それを理由に東京都と新宿区はColaboに活動中止を求め、バスカフェを歌舞伎町から追い出しました。その後、東京都がColaboに代わり事業を委託した団体では、施設内での性暴力や性売買への斡旋、職員が相談者に薬物を勧めるなどの事件が相次いでいます。女性差別の思想に基づき、少女を弱いものとして扱い、搾取や暴力を生み出す男社会の構造を温存しながら女性支援を名乗る団体が急増し、若年女性支援は衰退しています。

今後も、性搾取に抗い、女性差別に反対する活動を続け、声をあげることをやめない限り、このような暴力は止まないでしょう。

Colaboの活動に連帯し、支えてくださる方の多くは、長年女性差別に抗ってきた女性の先輩方です。みなさんからのたくさんの励ましと連帯にこれまで支えられてきましたが、高齢の方も多く、この先5年、10年、20年と時間が過ぎたとき、40代、50代になった私は、日本の女性差別の現状にどう抗って行けばよいのか、不安でいっぱいです。

そこで、「女性人権センター」を建設し、男社会からの嫌がらせや暴力に屈せず、追い出されることのない女たちの活動拠点を作りたいと考えました。世代を超えて女性たちがつながり、差別に抗う、「闘う」女性たちの連帯がうまれる場所にしたいです。女性たちの力で、女性たちのゆるがない拠点をつくりたいです。応援よろしくお願いします。     Colabo代表理事 仁藤夢乃

団体情報
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