Colabo

性搾取と女性差別に抗う女性たちの活動拠点を作る 「女性人権センター」建設プロジェクト

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新宿・歌舞伎町では今も、虐待や暴力、貧困や性搾取のなかに置かれた少女や女性たちが行き場を失い、孤立しています。私たちColaboは15年以上にわたり、そうした少女や女性たちと出会い、アウトリーチやバスカフェ、シェルターなどの活動を続けてきました。 活動を続けるなかで見えてきたのは、緊急の支援や一時的な居場所だけでは十分ではないという現実です。安心して過ごせる場所があること。自分の経験を言葉にできること。仲間と出会い、自分の権利について学び、未来を選び取っていけること。そのための拠点が必要でした。 私たちがつくろうとしている女性人権センターは、単なる支援施設ではありません。虐待や性搾取、貧困や差別のなかに置かれた少女や女性たちが集い、学び、つながり、声を上げ、社会を変えていくための運動の拠点です。カフェやライブラリー、学習会、調査研究、出版などを通じて、女性たちの経験や知識を社会につなげていきます。 また、このセンターは市民の力でつくる、奪われない拠点でもあります。私たちはこれまで、性搾取の実態や支援の必要性を訴えるなかで、さまざまな妨害や攻撃にさらされてきました。だからこそ、差別や暴力に抗い続けるための、ゆるがない活動拠点が必要だと考えています。 2030年、新宿・歌舞伎町に女性人権センターを実現するため、建設費10億円を目標にプロジェクトを進めています。

なぜ女性人権センターが必要なのか――歌舞伎町で見てきた現実

私たちは15年以上にわたり、新宿・歌舞伎町で少女や女性たちと出会ってきました。

家に居場所がなく、虐待や暴力から逃れてきた少女たち。生活に困窮し、頼れる人とのつながりもないまま夜の街をさまよっていた女性たち。性搾取や性暴力の被害を受けながらも、誰にも相談できず、一人で抱え込んできた人も少なくありません。

歌舞伎町では今も、少女や女性たちが性売買や搾取の対象として扱われる現実があります。声をかけられ、利用され、傷つけられても、「自分が悪かった」「自分で選んだことだから仕方ない」と思わされている人も少なくありません。

私たちはこれまで、バスカフェやシェルター等を通じて、そうした少女や女性たちと出会い続けてきました。

その中で何度も感じてきたことがあります。

それは、緊急の支援や一時的な居場所だけでは十分ではないということです。

女性人権センターは、少女や女性たちが見返りを求められることなく、自分の人生を選んでいくことができる拠点です。

安心して休める場所があること。

話をし、痛みを分かち合える人がいること。

困ったときに相談できること。

学び直したり、働いたり、新しい挑戦をしたりする機会があること。

そうした選択肢が選べる状況にあることで、「違う未来」を思い描くことができます。

活動のなかで見えてきたのは、困難を抱えた少女や女性たちが安心して過ごせる場所、自分の経験を語れる場所、自分の権利について知る機会が、この社会にはあまりにも少ないという現実です。

少女や女性たちが暴力や性搾取、貧困や差別にさらされるのは、社会の問題です。

だからこそ私たちは、目の前の困難に対応するだけでなく、女性たちが安心して過ごし、自分の経験を言葉にし、自分の権利を知り、未来を選び取っていくことができる場所が必要だと考えてきました。

私たちがつくる女性人権センター

女性人権センターは、建物をつくるだけのプロジェクトではありません。

歌舞伎町に、虐待や性搾取、貧困、暴力の中に置かれた少女や女性たちが、逃げたり隠れたりする必要なく、立ち寄り、つながり、自分の状況を言葉にし、声を上げることができる拠点をつくること。

そこでは、誰かに一方的に教えられるのではなく、他の女性たちの経験や言葉に出会う中で、「自分が悪かったのではない」「これは差別や暴力だったのだ」と自身の経験を再解約できる場所。

同じような経験をしてきた人たちと出会い、自分だけではなかったと知ることができる場所。

家族、学校、職場、地域の中で当たり前のように押しつけられてきた価値観に縛られず、自分の人生を、自分で選び直していいこと。
少女や女性には搾取されない権利があること。

女性人権センターは、そのことを社会に示す拠点になります。

出会う少女たちのなかには、「自分が弱かったから」「自分の選択だったから」「もっと頑張ればよかったから」と、自身を責めたり、受けてきた暴力や差別を「仕方のないこと」とあきらめさせられている人も多くいます。

なぜ少女が家にいられなくなるのか。
なぜ女性が暴力や性搾取の対象にされるのか。
なぜ買春や性暴力が当たり前のように存在し続けているのか。
なぜ女性たちの声は軽視され続けるのか。

語り合い、自分たちの経験を言葉にしていく場が必要です。

新宿・歌舞伎町に女性人権センターが建つことは、「性搾取を見過ごさない」「女性たちの人権を後回しにしない」という社会へのメッセージになります。

女性人権センターができたら何が変わるのか

日本には、不十分ではあるものの、青少年支援やDV被害者支援、生活困窮者支援など、女性を支えるさまざまな取り組みがあります。

しかし、少女や女性への暴力や性搾取を人権の問題として捉え、その経験を社会に問い返し、変化を生み出していくための拠点はほとんどありません。

搾取や暴力のなかにいる少女や女性たちはこれまで、問題の当事者として語られることはあっても、社会を変える主体としては扱われてきませんでした。「保護される存在」や「支援の対象」として扱われることが少なくありませんでした。

そうした状況の中で、多くの女性たちの経験は社会の周縁に追いやられてきました。

私たちは、女性人権センターを、そうした経験や声が集まり、知識となり、社会を変える力となる場所にしたいと考えています。

私たちがつくろうとしている女性人権センターは、女性たちを支援の対象として扱う場所ではなく、女性たちが自分には力があることを確認し、社会を変える主体としてつながるための運動の拠点です。

女性人権センターには、相談や支援のための機能だけでなく、女性たちが日常を取り戻し、新しい可能性と出会うためのさまざまな場をつくります。

食事をしたり、お茶を飲んだりしながら人とつながれるカフェ。

本や資料に触れ、学ぶことのできるスペース。

イベントや講座、対話の場。

仕事や活動に挑戦する機会。

女性人権センター建設イメージ

5階建てのビルを建設し、それぞれのフロアを以下のように活用したいと考えています。

このセンターは困難を抱える女性だけのための場所ではありません。

市民や学生、研究者、支援者、行政関係者など、さまざまな人が集い、女性や少女への暴力や性搾取について学び、考え、行動するための拠点でもあります。

ここでは、国内外のフェミニズムや女性運動の歴史、人権に関する資料や研究に触れ、学びを深めることができます。また、調査研究や出版、講演会や学習会、国内外の団体との交流などを通じて、女性たちの経験を社会に届けていきます。

日本では、性搾取についての研究や資料が十分に共有されているとは言えません。海外では蓄積されてきた知見が翻訳されず、アクセスできないままになっているものも少なくありません。女性人権センターは、そうした知識や経験を集め、次の世代へとつないでいく場でもあります。

私たちがつくろうとしているのは、女性たちの経験を社会の知に変え、運動を育み、制度や文化を変えていくための拠点です。それは、日本ではまだ十分に存在してこなかった、新しい挑戦でもあります。

これまでColaboが積み重ねてきたこと

Colaboは私たちは、すべての少女が 「衣食住」と「関係性」を持ち、困難を抱える少女が搾取や暴力に 行き着かなくてよい社会を目指して活動しています。代表の仁藤が中高時代に街をさまよう生活を送った経験から2011年に立ち上げ、虐待や性暴力、貧困、性搾取などの困難を抱える少女や若い女性たちとともに活動してきました。

夜の街をさまよう少女たちを探し、声をかけてつながるアウトリーチ、10代女性向けの無料のバスカフェの開催、相談、食事や生活用品の提供、シェルターや住まいの提供、同行支援、就労支援など、現場に根ざした活動を続けています。

Colaboの活動は、2018年東京都若年女性支援モデル事業に選定され、2021年に本事業化されました。代表の仁藤は、2018~19年厚生労働省「困難な問題を抱える女性への支援のあり方に関する検討会」、2022年「困難な問題を抱える女性への支援に係る基本方針等に関する有識者会議」構成員として女性支援法の法制化・基本方針の制定に携わりました。

私たちが大切にしてきたのは、一人ひとりの声に耳を傾け、その人が必要とする支援やつながりをともに考えることです。

しかし、15年以上にわたる活動の中で見えてきたのは、一時的な支援だけでは解決できない現実でした。

暴力や性搾取から離れることができても、安心して過ごせる場所がない。

相談窓口があっても、継続してつながる場所がない。

自分の経験を言葉にし、自分の権利について学び、社会に声を届ける場がない。

そのたびに私たちは、支援だけではなく、女性たちが長期的につながり続けることのできる拠点の必要性を感じてきました。

女性人権センター構想は、突然生まれたものではありません。

15年以上にわたり、歌舞伎町で少女や女性たちと出会い続ける中で見えてきた課題と希望の積み重ねの中から生まれたものです。

これまでの活動で出会った女性たち、支えてくださった皆さん、ともに歩んできた人々の想いを形にする挑戦として、私たちは女性人権センター建設に取り組んでいます。

私たちはこれまで、行政の制度だけでは届かない場所で活動を続けてきました。

活動を始めたころは、家に帰れずにいる少女たちの存在は、社会的に認知されておらず、若年女性が利用できるシェルターやシェアハウスの実践も国内にはほとんどありませんでした。

これまでの相談者数は1万千人以上、アウトリーチで声をかけた人数は2,200人以上、シェルターや宿泊支援の利用件数は7,200件以上、バスカフェの利用者は4,700人以上にのぼりました。

しかし、私たちが積み上げてきたものは、件数だけではありません。

私たちは、性搾取や暴力の問題を社会に問い続けてきました。

当事者運動として、少女や女性たち自身が経験を語り、声を上げることにも力を入れてきました。児童買春の実態を伝える「私たちは『買われた』展」も、その一つです。

私たちは、活動の中で出会った少女たちとともに、経験を社会に伝え、調査研究や提言活動を行い、法制度や政策の課題について発信してきました。

少女や女性たちが置かれている状況は、個人の努力だけで解決できる問題ではありません。虐待や性暴力、性搾取を生み出している社会のあり方そのものを変えていく必要があります。

なぜ今、市民の力で建てるのか

私たちはこれまで、現場での活動と社会への働きかけの両方を続けてきました。

そうした活動は、必要とされながらも、ときに理解されず、攻撃や妨害の対象にもなってきました。

そのなかで私たちは、活動の拠点となる場所を失う経験や、活動そのものを妨害される経験もしてきました。活動を恐れた性売買業者やそれとつながる政治家等からの妨害が深刻化しています。

2022年度、Colaboに対するデマ拡散をはじめとする深刻な妨害が発生したことを理由に「危ないから」と東京都と新宿区はColaboのバスカフェを歌舞伎町から追い出しました。

それは女性差別の思想を持つ人たちや性売買業者らの成功体験になり、その後、少女を取り巻く状況はこれまでになく悪化し、被害が拡大しています。歌舞伎町には日本中、世界中から買春者が集まり、性売買業者が「女性支援」にも入り込む等、活動を活発化させ、声をあげる女性に対する攻撃はここ数年で激化し、女性たちを委縮させようとしています。

「男社会からの嫌がらせにも屈せず、追い出されることのない活動拠点が必要だ」

その想いで、このプロジェクトを立ち上げました。

2030年、日本一性搾取が深刻な街、歌舞伎町に「女性人権センター」を設立するため、10億円が必要です。女性たちの力で、ゆるがない活動拠点を作りたい。そのために、協力を呼びかけます。

このセンターを市民の力で建てること自体にも大きな意味があります。

女性人権センターは、女性人権センターは、誰かから与えられる場所ではありません。

市民の力でつくる、奪われない拠点です。

困難を抱えた少女や女性たちにとって、安心して訪れることのできる場所は簡単に失われてよいものではありません。差別や暴力にさらされてきた人たちが、ようやくたどり着き、自分たちで築いてきた居場所が、社会の都合や圧力によって失われることがあってはならないことです。

妨害や政治や行政のその時々の方針や社会の空気に左右されず、差別や暴力に抗うために、そこにあり続ける場所が必要です。

女性人権センターは、Colaboがこれまで大切にしてきた関係性を、奪われない拠点として、市民一人ひとりの参加によって社会に立ち上げるものです。

その実現のために、多くの方々がすでに声を上げてくださいました。

第1回寄付キャンペーンのご報告

2025年12月から2026年3月末まで、第1回女性人権センター建設プロジェクト寄付キャンペーンを実施しました。

その結果、1,765名の方々から総額64,880,000円のご寄付をお寄せいただきました。

本当にありがとうございます。

私たちは当初、5,000万円を目標に掲げていました。

しかし、予想を大きく上回るご支援をいただきました。

この数字は単なる金額ではありません。

これだけ多くの方々が、「女性や少女への暴力や性搾取をなくしたい」「女性たちが安心して過ごせる場所が必要だ」と考え、このプロジェクトに参加してくださったということです。

現在までに、のべ 2,628名の方から8,800万円以上が集まっています。

しかし、私たちが目指している場所を実現するためには、まだ多くの資金が必要です。

プロジェクト全体で10億円規模の資金を目標としています。

女性人権センターは、市民の力によって実現するプロジェクトです。

一人ひとりの想いと参加によって形になっていきます。

皆さんの参加が、女性人権センター実現への大きな力になっています。

女性差別に反対する思想と「共にある」こと

Colaboが大切にしてきたのは、「共にある」「共有する」ことです。

それは、情報を共有するという意味ではありません。

一緒にご飯を食べること。物品を開けること。イベントや合宿に参加すること。何気ない時間を共に過ごすこと。

経験や思いを自分の言葉で語り、それを聞き合うこと。そうした時間や経験を共にする中で、関係がつくられていきます。

支配的な関係では、本当の意味での共有はできません。一方的に指示したり、相手を思い通りに動かそうとしたりする関係では、その人が何を感じ、何を考え、どんなふうに生きてきたのかに耳を澄ませる必要がなくなってしまうからです。

Colaboが大切にしてきたのは、相手をコントロールしないこと。答えを急がせないこと。その人が自分で考え、自分で選び、自分で言葉にしていく時間を待つことです。

それは、何かを「してあげる」関係ではありません。共に考え、共に経験し、共に変わっていく関係です。出会う少女たちとの関係も、スタッフ同士の関係も、誰かが誰かを導く関係ではありません。時にはぶつかり、悩み、一緒に考えながら関係をつくってきました。

Colaboは、物品や食事を届けるだけの団体ではありません。

女性差別を許さない、性搾取をなくす、誰もが人として尊重される社会をつくるという思想があります。

その場限りの対応ではなく、出会う少女や女性たちのこれからの人生と、社会のこれからを見据えて関わり続けること。離れても、また戻ってこられる場所であり続けること。

女性人権センターは、そうしたColaboの実践と思想を、奪われない場所として形にするものです。

女性人権センターを建てることがゴールではありません。

性搾取や暴力によって人生を奪われる女性や少女がいない社会をつくることが目標です。

その第一歩として、女性人権センターをともにつくってください。

8.第2回寄付キャンペーンスタート・センター建設に参加してください

2026年6月15日より、第2回寄付キャンペーンをスタートします。

今回のキャンペーンでは、女性人権センター建設への思いを込めたオリジナルグッズをご用意しました。

「性搾取に反対するフェミニスト」Tシャツです。

返礼品紹介動画。カラーバリエーションやサイズ感をご覧いただけます。

今回制作したTシャツには、

Feminists Against Sexual Exploitation(性搾取に反対するフェミニスト)というメッセージを込めています。

女性や少女への暴力や性搾取を許さないという意思を可視化し、社会に示していくためのアイテムです。

日常の中で身につけていただくことで、このプロジェクトへの参加の輪を広げていただけたらと思います。

2026年6月15日~2026年9月30日の第2回目の寄付キャンペーン期間中に、3万円以上をご寄付の方で、ご希望の方にはお好きなデザイン・サイズのものをお一つお選びいただけます。

ぜひこの機会に反性搾取フェミニストTシャツをお申し込みください。

代表メッセージ

この場所は、私たちだけではつくることができません。

女性や少女への暴力や性搾取を見過ごさない社会をつくりたいと願う、一人ひとりの参加によって、はじめて実現できるものです。

女性や少女の人権を後回しにしないこと。
性搾取を許さないこと。
そして、誰もが尊厳を脅かされることなく生きられる社会を目指すこと。

女性人権センターをつくることは、その意思を社会に示すことでもあります。

どうか、このプロジェクトに参加してください。

一緒に、女性人権センターをつくってください。

Colabo代表理事 仁藤夢乃

建設に必要な費用とスケジュール

女性人権センター建設プロジェクト特設ページはこちら

プロジェクト立ち上げへの想いをこちらの動画でもご覧いただけます。

Colaboのつくる女性人権センターとはなんなのか
なぜ今、女性人権センターが必要なのか。第1回「女性たちの闘いの拠点を
団体情報
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