すべての少女に「衣食住」と「関係性」を
私たちは、すべての少女が 「衣食住」と「関係性」を持ち、困難を抱える少女が搾取や暴力に 行き着かなくてよい社会を目指して活動しています。
代表の仁藤が中高時代に街をさまよう生活を送った経験から2011年に立ち上げ、虐待などを背景に夜の街をさまよう少女たちを探し、声をかけてつながるためのアウトリーチ、夜の繁華街での10代女性向けの無料カフェの開催、食事や生活用品の提供、シェルターでの保護、自立支援や住まいの提供などを行っています。

Colaboの活動は、2018年東京都若年女性支援モデル事業に選定され、2021年に本事業化されました。代表の仁藤は、2018~19年厚生労働省「困難な問題を抱える女性への支援のあり方に関する検討会」、2022年「困難な問題を抱える女性への支援に係る基本方針等に関する有識者会議」構成員として女性支援法の法制化・基本方針の制定に携わりました。
私たちが、虐待などを背景に、家に帰れず、街やネットをさまよい、性搾取の被害に遭っている少女たちの存在と、支援の必要性を訴えてきたことから、活動が全国に広がりつつあります。
しかし、それを恐れた性売買業者等からの妨害が深刻化し、支援団体や声をあげる女性への嫌がらせが深刻化しています。性差別と性搾取に抗う女性達の活動拠点を作るため、「女性人権センター」建設プロジェクトを立ち上げます。
「女性人権センター」で実現したいこと
2030年、日本一性搾取が深刻な街、新宿・歌舞伎町に「女性人権センター」を設立します。建設費用として、10億円が必要です。女性たちの力で、ゆるがない活動拠点を作りたい。そのために、協力を呼びかけます。ご寄付で、「女性人権センター」設立に力を貸してください!

「女性人権センター」イメージ
5階建てのビルを建設し、それぞれのフロアを以下のように活用したいと考えています。





建設に必要な費用とスケジュール

寄付キャンペーン 第一回
2025年12月1日~2026年3月31日まで、第1回目の寄付キャンペーンを実施しています。3万円以上をご寄付の方で、ご希望の方には以下返礼品をお一つお選びいただけます。
返礼品1「輪島塗お箸」

2024年1月1日の能登半島地震発災以来、Colaboは能登を何度も訪れ、支援を続けてきました。非常時には日常の差別が顕著になります。特に若い女性の困難やニーズはないものとされ、困窮した状況につけ込み業者が女性を性売買に誘導したりすることも起きることから、中高生や若年女性を探して避難所を周り、一人一人と繋がり、必要な物を届けたり、カフェやワークショップの開催を行ってきました。
※活動の様子はこちらで詳しくご確認いただけます
https://www.youtube.com/playli...
2024年9月に能登を襲った豪雨では、現地で繋がっていた中学生の喜三翼音(きそ はのん)さんが亡くなりました。翼音さんはColaboが輪島で開催したカフェにも参加してくれていました。
今回、輪島塗職人の翼音さんのご家族がColaboへの応援の想いも込めて、一膳一膳仕上げてくださいました。震災前、喜三さんのお店は輪島朝市にありましたが、火災で全焼してしまいました。能登のこと、翼音さんのことを「忘れていない」と伝えるためにも、今回の寄付キャンペーンへの協力をお願いしました。お箸の返礼品を選んでいただくことで、Colaboへの支援を通して、喜三さんご家族の応援もしていただけます。
※色、デザインはお選びいただけません


返礼品2 Colaboオリジナルトートバック

Colaboとつながる少女や女性たちによるサポートグループ「Tsubomi」製作のトートバックです。
Tsubomiは、虐待や性搾取を経験するなどした少女を中心としたサポートグループです。困難を生き抜いた・生き抜こうとする当事者同士のゆるやかなつながりを通して支えあい、当事者としての発信活動などをしています。今回、メンバーがそれぞれの得意なことを活かし、社会から性搾取をなくしたいという想いを込めて、デザインから作成まで、一つ一つ手作りで仕上げました。
同じように悩んできた人たちと一緒に過ごす時間は、自分の状況を整理したり、向き合うきっかけにもなっています。虐待や性暴力の被害など、他の関係性の中では話しにくいことも安心して話せる場所。「性被害にあったのは、断れなかった自分のせい」と話す少女に、他の少女たちが「あなたは悪くない」と声をかけていることや、スタッフに言いにくいことを打ち明けるような関係性も生まれています。
このグッズづくりは自立支援・就労支援の一環としても行っています。この返礼品を選んでいただくことで、Colaboとつながる少女や女性達の自立を支えることにもつながります。
※色、デザインはお選びいただけません
※一つひとつ手作りのため、風合いに差がございます。手作りのグッズであることをご理解の上、ご支援よろしくお願いいたします。


プロジェクト立ち上げへの想い
性売買のなかにいる少女たちと繋がり、性搾取から抜け出す手助けをし、共に歩む活動をしているColaboは、活動を始めてから15年間、常にデマや誹謗中傷に晒されてきました。妨害がひどくなるのはいつも、当事者たちと性搾取の実態について声をあげたときでした。
行政からは「若年女性支援の枠組みはない」「家に帰れず性売買する少女なんてどこにいるんだ」と言われ続けてきたため、私たちは市民の寄付や民間助成を頼りに、少女たちとつながるアウトリーチやシェルター等の活動を自主的に続けてきました。少女たちと共に公的支援の機能不全や性搾取の実態を訴え、市民の理解と関心が広がっていきました。
2022年、日本で初めての女性支援の根拠法となる女性支援法が成立。私も厚労省の検討会構成員として、少女を取り巻く性売買業者や買春者らの実態、支援の必要性を訴え、「若年女性支援事業」が新法に組み込まれました。いよいよColaboの行ってきた、支援につながる前に危険に取り込まれている少女たちを探し、出会い、つながり、生活を支えていく活動が全国各地に広がりはじめるというタイミングで、Colaboに対する「会計不正」等のデマが拡散され、誹謗中傷の煽動にミソジニーを内面化している人たちや、性売買業者とつながる政治家たちが加担しました。妨害を受け、国の女性支援法の基本計画からは、「性売買」という言葉が削除されました。一方で、加害者は「Colaboと戦う」名目で2億円以上のカンパを集めたり、選挙に出馬し当選した者たちもいます。
私たちは、活動現場への直接的な妨害を含めた無数の暴力にさらされることになり、それを理由に東京都と新宿区はColaboに活動中止を求め、バスカフェを歌舞伎町から追い出しました。その後、東京都がColaboに代わり事業を委託した団体では、施設内での性暴力や性売買への斡旋、職員が相談者に薬物を勧めるなどの事件が相次いでいます。女性差別の思想に基づき、少女を弱いものとして扱い、搾取や暴力を生み出す男社会の構造を温存しながら女性支援を名乗る団体が急増し、若年女性支援は衰退しています。
今後も、性搾取に抗い、女性差別に反対する活動を続け、声をあげることをやめない限り、このような暴力は止まないでしょう。
Colaboの活動に連帯し、支えてくださる方の多くは、長年女性差別に抗ってきた女性の先輩方です。みなさんからのたくさんの励ましと連帯にこれまで支えられてきましたが、高齢の方も多く、この先5年、10年、20年と時間が過ぎたとき、40代、50代になった私は、日本の女性差別の現状にどう抗って行けばよいのか、不安でいっぱいです。
そこで、「女性人権センター」を建設し、男社会からの嫌がらせや暴力に屈せず、追い出されることのない女たちの活動拠点を作りたいと考えました。世代を超えて女性たちがつながり、差別に抗う、「闘う」女性たちの連帯がうまれる場所にしたいです。女性たちの力で、女性たちのゆるがない拠点をつくりたいです。応援よろしくお願いします。 Colabo代表理事 仁藤夢乃




